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ホームスクール 東北の旅・1 はじまり

本や映画の話の中で出てきた場所で、私が見せたいと思った場所や、息子が行って見たいと言った場所は、実際に現地を旅して見せたり体験させたりしてあげたいと、息子が産まれる前からそう思ってきた。

それなら「宇宙に行って月の裏側が見たい」とか「北極に行ってシロクマが見たい」と言われたどうするのか? とツっこまれそうだが、そこまでは出来なくとも、サハラ砂漠をラクダに乗って旅をしたり、三大一神教の聖地に行って嘆きの壁などを見たり、ネパールに行ってヒマラヤ山脈を眺めたり、タイで象に乗ってジャングル探検したり、そのくらいの事ならやってこれた。

最近、息子は大好きな夏目漱石の、その弟子である「内田百閒」作「阿房列車」という本に魅入られている。

「何にも用事は無いけれど、汽車に乗って大坂に行ってこようと思う」

という書き出しで始まるこの随筆は、タイトル通り「阿房(あほう)」なノリで旅をする珍道中の旅行記なのだが、その話の中で「東北本線 阿房列車」という章がある。「百閒のように、東北を旅したい」というので、この夏に東北を旅した話を書こうと思う。

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