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記事一覧
【詩】繰り返し、ミラ・バリアブル
地平に沈んだサインスター
通りすぎた微睡の星世代
何億年も前の話なんて退屈な
そんな話をしたいわけじゃない
留め置かれたイブニングスター
鍵かけられた東の庭
最初から、
始めなければ良かったねこんな御伽噺
今日も脈動星を探して
何度でも気づいて忘れ
また振り向いてこんな御伽噺
空に架けても眩いポールスター
誰もが目当てにする光よ
全ての歌のはじまるところ
全ての兆しの結ぶところ
忘れてしま
【詩】嘘告鳥の古い説話
この古い説話を君は覚えているだろうか。
かつて白い翼のある鳥が、戯れに嘘をつき、
神々の時の神殿にひとつの傷をつけた。
その小さな鳥にとっては、
喉から出た軽くて小さな一言だったが、
荘厳な神殿の無垢なる柱には、
一つの傷も許されない。
名も無い鳥は天の庭を追われ、
その翼の光を奪われた。
その日から、その鳥の身はどんな日差しを受けても黒一色。
どんな朝焼け夕焼けの中でも、何の色も映さない
【詩】二度とミラには帰らない
憎悪の彩り縁取る蒼穹に
遠い星から花びらが降る
燃やし尽くして血に濡らし
僕らの閉ざしたゲート
いつか白い翼を手に入れたなら
嘘も赦されると思ってた
人が幸福と呼ぶものを背に生やし
振り返った時笑ってもらえると思ってた
僕らの閉ざしたゲート
最も欲しかったものを得られないまま
疵の寓話を書き終えた
大人になるために閉ざした扉
もしそれを開けて叫んだら
僕はもう魔物 白い翼