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知覚の障害のあれこれ

こんにちは。

見間違え(錯覚)は普通に暮らしてても、疲れたら見えてしまうことも多々あります。「ああ、○○がそう見えたのか・・・」的に自身でスルーしがちではありますが。
ほぼ毎日何かしら見間違えています(笑)

さて、感覚には多様な種類がありますが、感覚の受け止め方に異常があったり、存在しない感覚を存在するように受け止めてしまう状態の事を、知覚の障害といいます。
知覚神経による異常なのか、精神的な問題による異常なのか見極めが難しい部分でもあります。

錯覚(さっかく)


電柱、ポストを見て人だと思う(※対象物がある
実際に対象物があるので、他の人の感覚で考えると見間違いに近い表現となると思います。
ただし、本人は「見間違いじゃない!本当に見えたんだ」となります。
当事者が感じたことは当事者の中では事実です。
一旦「そうなんだね」と受け止めてあげてください。

幻覚(げんかく)

何もないのに感じる感覚(※対象物がない
何もないところから声が聞こえたりする。
聞き間違いというより空耳の領域ではありますが、当事者にとっては「本当に聞こえる」となります。
まずは否定せずに話を聞いてあげましょう。

幻聴(げんちょう)

何もないところから声が聞こえるというのは幻覚と同じですが、こちらは主に自分を罵倒する言葉ばかりが聞こえてくるものです。
ひたすら悪口・暴言・罵倒が聞こえてくるため、不安になって行動できなくなります。
幻聴は場所を変えても聞こえてくるため、気にせずにいられません。

幻視(げんし)

何もないのにリアルに幻が見える
アルコール依存症の方がお酒をやめた時や、せん妄、レビー小体型認知症、頭部外傷や、薬物使用の方に多く見られます。

体感幻視(たいかんげんし)

体に感じる幻覚です。
「背中に包丁が刺さってる」
実際に包丁は刺さっているどころかどこにもありません。
それでも当事者は刺さっていると感じています。否定の使用もありません。
本人のつらさを受け止めてあげるのが大切ですが、大抵の人は「何言ってるんだろ?この人」となります。
「苦しそうですね、大丈夫ですか」などと言葉かけして、しんどい気持ちを否定せず受け止めてあげることが大切です。

小話

このように幻覚関連は基本当事者にしか状況がわからないものばかりです。
否定の言葉をかけずに、しんどさを労いましょう。
ほぼ毎日なにかしら見間違えてる人は疲れだけじゃないかもしれません。
気になった人はお医者さんに相談するのも良いかと思います。
ちなみに自分は両眼2.0なので疲れだと思ってましたが、精神的なものかもしれないと最近考え始めました(笑)
まあ、悩んでいないので放ってますが・・・

ではまた次回の講釈であいましょう。




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