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おっさんはメンツが8割 これからの会社員の教科書 ⅰ

本日紹介する本はこちら、田端信太郎さんの著書「これからの会社員の教科書」です。田端さんは、リクルート→livedoor→LINE→ZOZOと錚々たる大企業を練り歩いてきたスーパーサラリーマンです。(現在は退職し、独立したみたいです)

田端さんといったらTwitterを賑わす超インフルエンサー的なイメージがありました。イケイケでITスキルもめちゃくちゃ駆使するぜみたいな偏見が僕にはありました(笑)。ところがこの著書に書かれていることは一貫して「泥臭さくいけ」「細かいところまで気を配れ」といった超王道なことでした。その中でも個人的に刺さった箇所をいくつか紹介します。ではいきましょう。


①仕事を依頼されたときに、その「ゴール」と「制約条件」(使える費用、納期までの時間、動員可能な人材等)をセットで聞くことのできる社員は「できる社員」

②ファクトとオピニオンを区別せよ

③「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」のほうが重要

④新人が会議で期待されていること

順に説明します。①なんですが、これ僕は全く出来ていませんでした。恥ずかしいくらいに。仕事を依頼されたら、木を見て森を見ずのように大まかな計画も立たずただ突き進むということをしてました。これだと時間も体力も浪費するだけなんですよね。何故かといったらゴールが見えないので。なので何か依頼されたらゴールを立てそこへたどり着くために途中に指針となる旗を立てましょうということです。これに加え気をつけていることがあります。それはタスクを課せられた作業チームのメンタルに負担をかけるものをとにかく減らすことです。例えば、簡単な作業って膨大な量をこなさないといけない場面てしばしばありますよね。オフラインでもオンラインでもどちらでもそうなんですが最終的に必要のないゴミも膨大になるんです。これを最後まとめて捨てるのではなく目に見えない程度、心的ストレスにならない程度に先に処分する。簡単なことなんですがこれ意外と効果あると思います。タスクと不要なものがごっちゃになると残りの分量がわからないんですよね。いらないものは瞬時に捨てて自分の課題を可視化する。そうするとメンタルもなんとなーく楽になります。


続いて②。これ結構意識して分けてる人少ないんではないでしょうか。「それあなたの感想ですよね?」みたいな空気になっていないでしょうか。何が決定事項で何がそうでないのかはっきりしましょう。一個のタスクに利害関係者がめちゃくちゃ絡んでる場合ってしばしばありますよね。そういった状況で決定事項でなく自分の意見でことすすめると後々めんどくさくなります。


続いて③。皆さん、権威トレンドという言葉を知っていますか?予備校講師の林修先生が自身の著書で述べていた言葉です。③=権威トレンドです。僕も若年者ながら、自分が伝えた方が伝わりやすいみたいなわけわからん思考だった時期がありました(笑)。これはコミュニケーションのシーンだけでなくて、何か消費する時にも言えますね。同じ物が複数の店舗で売られている際、商品そのものというより、その店の雰囲気がいいからとか店員さんが好きだからとかそんな理由で店を選ぶことしばしばあるかと思います。

④の会議での発言については完全同意です。入社したての新人とか特にそうなんですけど、会議で発言するのを躊躇しがちです。何話したらいいのかわからないとか会議の雰囲気壊したらどうしようとか。僕も入社したての頃は空気に飲まれまくってました。先輩や上司から話を振ってもらってやっと発言するみたいな日々が続きました。でもそれだと意味ないんですよね。端的に自発性もないし、空気に合わせている時点で面白い発言を出来るわけないんです。ここでいう面白いというのは注目だけを浴びるような発言ではないですよ。「おー!すしおの意見、いつもワクワクさせてくれるね!」となるようなポジティブで生産性のある意見です。ただ、ここでの発言は再現性が低くてもいいと思います。会議で発言すること。自分が持っている情報を会議にてアウトプットすること。それが重要なんです。アイディアの段階だと差はつかないんですよね。先輩と同じアイディア持ってるだけじゃ意味がなくて言語化して出来る限り可視化する、共有する。その作業が大事なんですね。

これからの会社員の教科書ⅰは以上です。思った以上に泥臭かったですか?それともそんなの当たり前にやっとるわって感じでしょうか。時代の流れがめちゃくちゃ早い中で、こういった基本的なこと、泥臭いことを忘れずに過ごしていきたいですね。


参考

https://www.amazon.co.jp/これからの会社員の教科書-社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71-田端-信太郎/dp/4815602433/ref=nodl_



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