【優秀な人ほど辞めていく】エンタメ業界の人離れがヤバイ【就職・転職・ビジネス】
昼でも夜でもおはようございます。
エンタメ業界ではたらくサラリーマンです。
ようやく緊急事態宣言が明けましたね。
早速、居酒屋などで楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
ライブエンタメの領域でも、早速それなりの動きが戻ってきそうと感じますが、実際に売り上げに繋がるまでには時間がかかります。
一度、中止や延期にした公演は、戻ってくるまでに数か月や半年、場合によっては1年先まで伸びてしまいますよね?
だから、業績として戻ってくるのは、1年~数年先になってしまうのです。
そんな状況を見て、どんどんこの業界から人が離れています。
特に、優秀な人ほど辞めていきます。
どこの業界でも同じですね。
今回は、エンタメ業界の人離れがヤバイ、というお話しです。
この記事では、辞めたいと思う人達へのメッセージと、企業側には、これを押さえるためのヒントを、それぞれ伝えていきたいと思います。
辞めたいと思う人達へ
① 辞める選択は正しい
② 辞めない選択も正しい
社員が離れていく会社へ
① 辞めた本当の理由を理解する
② 辞めなかった人たちへ報いる
③ 普段の姿勢
まとめ
それでも本質は変わらない
辞めたいと思う人達へ
①辞める選択は正しい
今、辞めようという選択をした方は、非常に正しいと思います。
やはり苦境に立たされている業界では、成長に期待できないからです。
そもそも仕事がない状況では、経験を積むことが出来ません。
特に音楽業界は、人のノウハウによって成り立つ部分が非常に大きいです。
この数年で入社した人たちにとっては、貴重な社会人1~2年目の時間を活用しきれていないと思います。
この機に、新しい事業を生み出すことを考えたり、今だからこそできることや、やるべきことに挑戦出来ている人は別ですが、そうではなくまだまだ学ばなければならない人にとっては、時間がもったいないです。
他の業界への転職を考えている人は、他の業界の方が大成する可能性もあります。
エンタメ業界は、自分の好きな領域に特に興味・関心がないと続けていくのも難しいですし、面白い企画を立てるのも難しいと思います。
他にも興味のあることがあれば、どんどんチャレンジした方がいいと思います。
今なら、他に伸びている業界もあります。
伸びている業界は、優秀な人材が溢れてくる今をチャンスと捉えています。
良い機会は非常に多いと思うので、今はいいタイミングだと思います。
これがわかるのも優秀な人の特徴かもしれませんね。
②辞めない選択も正しい
辞めないという選択をした方は、これも正しいと思います。
優秀な人ほど辞める、と書きましたが、残る人が優秀じゃないのかと言えばそうではありません。
むしろ、本当に優秀なのであれば、あなたは会社から重宝されてきた方なのではないでしょうか。
残る方がメリットが大きいから残ること選択しているはずです。
報酬がよい、立場がある、いい仲間に恵まれている、職場が好き、仕事が好き、これからやりたいこともある、業界や仕事に希望を持っている、色んな理由があると思います。
会社に残る方が、辞めるよりも良いと思える理由が見つかるはずです。
そういう方は、会社に残るのが正しいと思います。
一緒に業界を盛り上げていきましょう。
社員が離れていく会社へ
①辞めた本当の理由を理解する
「辞められたら困る!」「これから忙しくなっていくのに人が足りない!」こんな会社も多いのではないでしょうか?
何故、社員は辞めてしまうのでしょう?
せっかく時間をかけて育ててきた社員が辞めてしまうのは、大きな損失です。
どこまで行っても、やはり「企業は人」です。
人がいないと事業は回せません。
どんどん人が離れていく会社は、ここを今一度よく理解しておく必要があります。
そういっても辞められてしまうわけですから、せめて今後にこれを活かしたいと思いますよね?
率直に、聞いた方がいいと思います。
耳が痛いこともあると思いますが、リアルな状況を把握して対策した方が健全ですよね。
給料が低いからなのか、それとも希望を持てなくなったのか、それは会社のせいか、人によるのか、業界全体がそうなのか、辞めてその人がやりたいことは何なのか、詳しく聞いて今後の企業経営に生かしましょう。
辞めていく人を引き留めるのは無駄だと思います。
辞めようと思った時点で、この先も長く続けてもらえるとは考えにくいです。
やはり、会社は本気で仕事に取り組もうという意思のある社員で構成するのが一番です。
そして、そう思ってもらえるような会社を作ることに注力しましょう。
社員に夢や希望を持たせられて、やりたいことが出来て、適正な報酬を得られて、納得のいく評価制度があって、一緒に働く仲間が尊敬出来て、お互いに尊重されるような会社なら、そこで働いていることに誇りが持てるはずです。
そんな会社なら誰でも長く働きたいのではないでしょうか。
私は、この本にサラっと出てくる文章が好きです。
海兵隊は将兵に価値観をたたき込む点で大きな成果をあげているとされている。だが実際はそうではない。海兵隊はみずからの価値観にあった人材を採用して、隊の任務を遂行できるように訓練しているのだ。
人に考え方を強要したり、お金で釣ったり、やりがいを「与え」たりするのは無理です。
価値観に合う人を採用する。この一点にこそ注力すべきです。
② 辞めなかった人たちへ報いる
どんな業界にも、好況不況はあるものです。
よくない時期は必ずあるのです。
特に、今回のような世界的なパンデミックなんて、対処のしようもありません。
今、辞めていく社員はこの先少しでも不満があれば、辞めてしまうような人たちです。
その中にも、離れられるのが惜しい優秀な社員もいると思いますが、人を力で縛り付けることも、エサで釣ることも出来ません。
人は人です。
人として扱うということが何より大切です。
真摯に向き合うことが大切です。
そして、ドライに考えても「今あるリソースで戦うしかない」んです。
能力の出来不出来はあるかもしれませんが、それでも今いる社員こそが今の会社の実力です。
だったら、この人たちに最大限頑張ってもらいましょう。
そして、きちんと報いることが大切です。
社員が会社に残っているのは当たり前ではありません。
報いるのに一番良いのはお金なのは言うまでもありませんが、この状況で大盤振る舞いする必要はありません。
むしろ、キャッシュフローが回せないのであれば無理をする必要はないでしょう。
但し、社員に対しても状況を伝え、会社として目指すものを明確にし、メッセージを発する必要はあると思います。
解雇等は考えていない。
給与は守り続ける。
寸志でも賞与は出す。
現状ベストな取り組みは「●●」だ。
今だからこそ新たな「△△」に変えていく。
など言ったメッセージを会社から発信する必要があると思います。
社員にとっては、まず生活の不安を解消してもらうこと、そして将来に対する不安を軽減することが大切だからです。
今、残っている人は残った方がメリットが大きいと考えているか、この先にも希望を持っているかです。
逆境の中、リスクを冒して残っている社員には、この先必ず報いる、そういう意思を伝えていく必要はあると思います。
③普段の姿勢
こういうときに、日頃の姿勢が出ると思います。
辞めていくような社員を、抱え続けてしまわないために、採用方法の見直しを行なうことが重要かもしれません。
報酬、評価体系を整備する必要があるかもしれません。
普段から会社が目指す方向性のメッセージを出していく必要があるかもしれません。
やはり、厳しい状況になると辞めてしまう社員が出るのは致し方ないと思います。
それでも残ってもらえるような会社にしていくのが大切だと思います。
逆に、辞めていく社員というのは、そもそも会社に対して求めるものが根本的に会っていなかったかもしれません。
ですから、どちらにとっても良いことなのです。
残る人は、会社へのロイヤリティも高い傾向にあると思いますし、少なくとも彼らに対してはメリットを出せている会社なんです。
同時に、見直すべき点がないかを探すチャンスでもあります。
これから市場が戻ったときのための準備をしていく期間なので、じっくり腰を据えて帰るべきは変えていきましょう。
まとめ
それでも本質は変わらない
さて、まとめです。
私自身は、どこまで行っても人間の本質は変わらないと思います。
太古の昔から、焚火を囲んで木を叩き、酒を飲んでどんちゃん騒ぎするのは、変わらないと思います。
人は、集まって、歌を歌い、音を鳴らして、酒を飲み交わす生き物だと思っています。
時代に合わせて、表現の形が変わっていくことはあると思いますし、少しづつ進歩もしてきました。
生きるだけで精一杯だった時代にも、人間は、生活の中にささやかな贅沢や、楽しみを見出して生きてきました。
近隣との争いが絶えなかった時代を経てもなお、少しづつ歩み寄る中で、平和な時代が少しづつ長くなってきました。
平和な時代が長くなるほど、エンタテインメントは活性化し、多様性を増してきました。
スーパースターを生み出し、一方では細分化し、そしてまたクロスオーバーし、ダイナミックな変化を、今も続けています。
長い歴史を見れば世界は、似たようなことを繰り返しながらも、少しづつ進歩し、より良くなってきました。
その度に、エンタテインメントは進歩してきたのです。
人間は、この試練を乗り越えた先にもまた、エンタテインメントを続けていくと思います。
それが人間の本質だと思うからです。
話が大きくなり過ぎましたが、要する私自身はにライブは無くならない、と思っているってことです!
これからもエンタテインメント業界を盛り上げて行きましょう!
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