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支配者層と悟り

こんにちは、領です。

悟りの分析あれこれ

ドラマで『家庭教師のトラ子』を見ています。
第7話のトラ子の台詞
「何の罪もない子が虐待や貧困で苦しんだり、私より頭の悪いやつが裏金積んで大学行って親のコネで一流企業に就職したり、そのくせ、安い給料でこき使われている真面目な人は怪我しても労災が降りなかったり、それなのにいつまでたっても、この国は予算の無駄使い・横領・天下りの繰り返し。
そんなこと、いくらSNSで訴えたって、誰も聞いていくれない。神様に祈っても助けるのは貧しい人間じゃなくて金持ちのほうばかり。だったらあたしが正しくお金が使われる世界を作ってやる。」(引用終わり)

「今だけ金だけ自分だけ」という価値観は、「自他不二」「全ては自分」の真逆の性質です。
「自他不二」「全ては自分」という構造が数学的に示唆され、「自他不二」「全ては自分」が科学の対象になれば、「今だけ金だけ自分だけ」という現象も変化して行くと思います。

「代数的位相幾何学」による高次の脳の働きを分析するという話とかも面白そう。
いろいろな分野の知識が集まって、「自他不二」「全ては自分」にたどり着いて欲しいです。

8月15日の終戦記念日が近くなると、NHKで戦争についての番組が入ります。私は、毎年見ています。

『戦慄の記録インパール』

「73年前23歳だった斉藤博圀少尉は、死線をさまよいながら戦慄の記録を書き続けた。「片足を泥中につっこんだまま力尽きて死んでいる者。水を飲まんとして水に打たれている死体。さう言えば死体には、兵、軍属が多く、確かに将校、下士官は死んでいない。」」
「日本の軍隊の上層部が、悔しいけれど、兵隊に対する考えはそんなもんです。(その内実を)知っちゃったら辛いです。」
「国家の指導者層の理念に疑いを抱く、望みなき戦を戦う、世にこれほどの悲惨事があるだろうか。」
「まるで虫けらでも殺すみたいに隷下部隊の損害を表現する。参謀部の将校から「何千人殺せばどこが取れる」という言葉をよく耳にした。」
「武器弾薬が不足するなかで、兵士が命じられたのは肉薄攻撃、弾薬を抱えたまま敵の戦車に飛び込むという命がけの攻撃でした。」
「9.9部まで死ぬのが分かとって、行けと言われたら、もう、これは行かないかんわけです。」
「作戦開始から2ヶ月、日本軍に戦える力は、ほとんど残されていませんでした。牟田口司令官は、残存兵力をここに集め、100メートルでも前に進めと、総突撃を指示し続けたのです。」
「撤退路を白骨街道と呼びました。」
「作戦中止後、牟田口司令官は、兵士たちに先駆けて現場を離脱します。そして、その任を解かれ帰国しました。」
「補給を度外視」
「水を飲むでしょう、アメーバ赤痢で、1日か2日でみんな死んじゃう。」
「参謀長:インパール作戦は、いかなる犠牲を払っても、精神的価値として続ける意義があった。」

この世の支配者層に、「全ては自分」と深く理解して欲しいです。
とっくに知っているということもあり得ますが・・・。
タイムマシンで5歳の自分を30歳の自分が見つめるとします。目の前の他者、戦争に関わった全ての人、同質で自分です。

梵我一如を悟るということは、【唯一・遍在】する焦点を悟ることです。

この構造によって「全ては私」が了解されます。

「私」という現象が、唯一の源から枝分かれして根っこで繋がっているのではありません。たった今、存在する「私」という現象の全てを自分の「私」として観ているということです。
この世に存在する・存在した・存在していく「私」全ての当事者になる構造です。
太平洋戦争の軍の上層部、肉薄攻撃をした兵士を本人として「私」が経験します。
全ての人生のプレイヤーは、一人という構造です。
(「一人」という表現は、人中心的な理解であって、適切ではありませんが、わかりやすく「一人」としています)

そういう思いで、戦争の特集番組を見ます。

時空を越えた【唯一・遍在】する焦点
時空が無に滅すると如実に知る【唯一・遍在】する焦点
在るものを在るとする、つまり【観る】という物理作用を持つ【唯一・遍在】する焦点。

時空隅々まで遍在し、唯一として存在する焦点。「宇宙全体は私」という考えは、神秘ではなく、物理です。
全ての人生のプレイヤーは、一人です。

自分よりヒエラルキーが下と判断して、見下したり、からかいの対象にしたり、支配しようとする人に、「全ては自分」と知って欲しいと思ったりします。

「全ては自分」という構造が、数学的に理解されますように。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

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