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#エッセイ
オートクチュールな言葉の探し方
就活を意識したとき、はじめてなりたいと思った職業は「コピーライター」だった。たった一文で伝えたいことを伝えて、読み手の態度変容を促せるなんて、手品みたいでかっこいいと思った。それに、会社員なのにどこか芸術家っぽいところにも惹かれた。完全にミーハーだ。
新卒でコピーライターなんて、倍率がこれでもかってほど高いため、もちろん夢はあっけなく破れるのだけど、言葉で何かを表現したい欲は消えなかった。ただ運
交換ではなく、贈与の関係を築く
いま、inquireのメンバーと毎日noteチャレンジをしている。
まだ5日目だが、全身の産毛をセンサーのように際立たせ、とにかくネタになるものを探している。
そんな中、noteチャレンジで書いたnoteに初めて会ったことのない方からサポートをいただいた。
noteからの通知を見たとき、思わず「マジか!!」 とオフィスで声をあげた。
その後、ほほが緩み、思わずニヤニヤしてしまった。
まったく
これからの編集に求められることってなんだろう
テレビドラマによく登場する「優雅で知的な出版社勤務」というイメージは、一部の大手出版社社員を除いてほとんどどこにもない。多くの編集者は労働時間の割には少ない給料で、膨大なデスクワークを抱え、休日出社を余儀なくされているというのが現実だ。また芸能人や有名作家と友だちづき合いができるなどといわれるが、そういう職業の人たちとうまく仕事をするためには、企画力や文章力のほかに特別な神経が必要であるといわれて
もっとみる文章力を上げるために、「毎日書く」よりも大切なこと
「旅行に行って10日くらい書かないことはありますけど、そうすると10日分へたになったなと思います。ピアノと一緒なんでしょうね。書くというベーシックな練習は毎日しないといけません」
これは、よしもとばななさんのエッセイの一節の引用だが、彼女の言う通り、文章力をあげたいのであれば、毎日書き続けるしかない。文章力を鍛えようと思った人であれば、一度ならず何度も耳にタコができるくらい聞いたことがあると思う
誰がための「いいね」
「いいね」の数は誰が押しても1だけど、例えばインフルエンサーに押される「いいね」と、全く知らない方に押される「いいね」はなんとなく価値が違う。
沢山の「いいね」をもらっている人も、実は一番「いいね」が欲しい人からもらってないのかもしれない。
「いいね」を押している人は、その人に気に入られたくて「いいね」を押しているのかもしれない。それは自分のための「いいね」で、その人のための「いいね」じゃない
「好き」の裏に隠れる「認められたさ」とどう向き合うか
自分の「好き」という気持ちが、本当の「好き」でないと気づいてしまった時、一体どうすればいいのだろう。
その「好き」が予期せぬ、ある種運命じみた出会いを孕んでしまっている時など、自分の本当の気持ちに嘘をつきたくなってしまう。
僕にとってその運命の出会いのは「演劇」だった。
「前から思ってたんだけど、君は声が大きいから、演劇部に入りなよ。知ってると思うけど私は演劇部の顧問なんだ。今日の放課後空い
ムダなものこそ人を作る
京都大学の名物お土産に「素数ものさし」というものがある。
これは、素数(1とその数字以外では割り切れない数字のこと。1,3,7,11など)のみがメモリとして刻まれている定規で、よく考えなくても使いにくい定規だ。
実用性という面でみた時、買う価値などどこにもない。
ところが、僕はその無駄というか、一般的に見たら何の価値も無いところに逆にとてつもない価値を感じてしまった。「京大らしい〜」と興奮す
カッコつけたがりなボクとキミへ。
男は二種類の人間に分かれる。
カッコつけと、そうじゃないやつ。
男というのは大概、自分も含めて、カッコつけだ。
自分の弱い部分とか、情けない部分を出した無くないし、見られたくない。
中にはカッコつけたいって思ってない人も一定数いると思っていて、生まれたときの環境故に自己肯定感が圧倒的に高いか、もともとカッコつけだったけど、カッコつけだった自分を認めて脱カッコつけした人。
この文章はカッコつ
その情報、ちゃんと噛んでいるのか
「食べるの早いよね」
友達と一緒にご飯を食べていると、よくそう言われる。
小さい頃から早く食べるのが癖のようになっていて、意識をしないとなかなか治らない。
ちゃんと噛んで飲み込まないと、満腹に感じる前に食べすぎて太りやすくなるなどあまり良いことはない。
この”ちゃんと噛む”という行為は、食事だけでなく、情報を取り入れるときも同じように大事なのでは? と畑中三応子さんの書かれた「ファッションフ
言語化するって本当に大事なのか
言葉にできるは武器になるけど、なんとなく言葉に表しきれないモヤモヤや熱い思いが有ると思う。
言葉にする前に動いちゃう的な。 一目惚れみたいな。
「言葉にできるは武器になる」
「最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法」
「伝え方が9割」
「伝え方の教科書」
数え切れないほどの伝え方をテーマにした本が溢れている世の中で、ふと「なんとなく」とか「言葉にできない」という気持ちも大事にして