読書の効能 【初投稿&軽く自己紹介】

はじめまして。東京・港区のアラサーテレビマン、Enokizaka(@enokkizacker)と申します。
新参者で右も左もわかっていませんが、note、始めようと思います。

noteを始めようとふと思い立った理由は単純で、
久しく人に見られる文章を書いてないので書きたくなったからです。

私は毎日365日Web上で日記をつけています。また、月に15冊程度は読書をして、読んだ本ごとに要約のメモをまとめたりしています。
…ですが、自分自身のために始めたことで、全て非公開なんですよね。

「人に見られる」というプレッシャーがないので、日記に関しては見栄を張らず、嘘偽りなく日々の記録を淡々と書くことができるのですが
本の要約に関しては、自分の中だけで蓄積していくのは少しもったいないかなと。

なので、自分が普段、考えていること、思ったことや本から得た知識を吐き出して、それが少しでも人の役に立つことがあるのなら、それもいいかもしれないと思った次第です。

…と、奇麗な建前はこんなところですが、本当は「人の目にさらされるちょっとプレッシャーのある場で、ある物事についての自分の考えを都度まとめておきたい」程度の志です。

ですので、「こういう人に読んでもらいたい」という想定読者はいません。緩くお付き合いください。

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ということで、前置きが長くなりましたが
初投稿のテーマは「読書の効能」についてです。
すでに語り尽くされた目新しくもないテーマかもしれませんが、
読書によって得られるメリットを私なりにまとめてみたいと思います。

読書の効能1.頭がよくなる

ここで私が考える「頭のよさ」とは、論理的思考力のレベルの高さを指します。すなわち、読書によって論理的思考力が鍛えられるのです。

記憶力、計算力、想像力、コミュニケーション力等々も「頭のよさ」を構成する要素ではありますが、ここではいったん置いておきます(それらも読書によって身につけることは可能ですが)。

論理的思考力とは、簡単に言えば「物事を筋道立てて考える力」。そう、考える力です。

本を読むことによって知識や情報をたくさん取り入れて「物知りな人」になることは可能ですし、
本を読む習慣がない人にとってはそれだけでも十分に本を読むメリットになるかもしれません。

ですが、そのような知識や情報はインターネットで調べればいつでも入手できる時代になりました。
せっかくなら、読書をすることで知識量を増やすだけでなく、その知識を
使って何をどう考えるか、つまり論理的思考力を鍛えたいものです。端的に言えば、「知識」と「思考」は異なるということですね。

では、問題は「頭をよくすること」を目的とした読書のために「どんな本を読むか?」「どういう読み方をするか?(読書法)」ですが
詳しく語るとそれこそ1冊の本が書けるぐらいまで長くなるのでまた別の機会に。

読書の効能2.成功と失敗を学べる(=時間短縮になる)

ビジネス書には様々なビジネスで成功した人のノウハウや失敗談が詰まっています。

その人の何年、何十年という血のにじむような試行錯誤の軌跡をたった数時間で、数千円で疑似体験できるわけです。コスパよすぎですね。

ある物事を始めようとする時、本を読んでいなければゼロから試行錯誤を始めて、そこに時間や労力を費やすことになりますが、

あらかじめ追体験することでその時間を大幅に短縮することが可能になります。

読書の効能3.成長することで自己肯定感がアップする

本を読めば「頭がよくなる」、「成功と失敗を学べる」ので、まとめれば「成長できる」ということがいえます。それが自己肯定感を高めることにつながります。

人生において、自己肯定感はかなり重要な要素です。人間関係や自信の度合い、職業選択、幸福、心の平和、成功など、あらゆることに大きな影響を与えるからです。

ここで読書を習慣にしている人の自己肯定感を更に高めてくれそうなデータを1つ。

文化庁が全国16歳以上の男女を対象に行なった
「国語に関する世論調査」(2019年)の結果を見ると、
「1か月に大体何冊くらい本を読むか」という質問に対して、
「1冊も読まない」と答えた人が全体の47.3%に上っています。

驚愕のデータです。
日本人の半数近くが本を読む習慣がまったくないという…。

「7冊以上」と答えた人はわずか3.2%です。つまり、月に7冊読むだけで
読書量においては日本人の上位3.2%に入れるということです。
月に7冊といっても4日に1冊ペースですから、余裕のよっちゃんではないでしょうか。(死語)

ちなみに月10冊読む人は日本人では2%とも言われています。
このデータを知っていて、かつ月15冊は確実に読んでいる私の自己肯定感が低かったら嘘ですよね。
本をたくさん読んでいても偉いわけでもなんでもありませんが、それが自分の自信につながるならいいでしょう。

「読書量より質のほうが大事では?」という意見に対しては、私の好きな言葉をプレゼント。すなわち、「量からしか質は生まれない」

読書の効能4.お金持ちになる確率が上がる

少し古いですが、よく引用されるデータがあります。

日本経済新聞社産業地域研究所が
全国の20代〜60代の男女1000人を対象にした調査(2009年)によると
年収別月額書籍購入費は以下のとおりとなります。
・年収800万円以上:2910円
・年収400〜800万円以上:2557円
・年収400万円未満:1914円

つまり、読書量と年収は比例するわけですね。
また、このようなデータもあります。

雑誌「PRESIDENT」が
およそ1000人のビジネスマンを対象にしたアンケート(2012年)によると、
月に4冊以上本を読むのは年収500万円ゾーンが17.0%であるのに対して、
年収1500万円ゾーンが34.6%であり、およそ2倍の開きがあります。

そして、総務省が毎年発表している「家計調査」を見ても、やはり年収の多い世帯ほど書籍等の印刷物への支出が多い傾向があります。

こう言うと「いやいや、お金に余裕があるんだから本を買うんでしょ。
読書量が多いから年収が増えるわけじゃない。」という鶏が先か卵が先か論が必ず出てきます。確かに因果関係まで完全に証明されているわけではないので、この視点はとても大事です。

ですが、読書好きの成功者に「いつから読書してますか?」と尋ねれば、
成功する前から読書を習慣にしている人がほとんどですし、私も「読書量」と「年収」の間には単なる相関関係ではなく因果関係があると信じています。

では、「読書する→収入が増える」という因果関係が仮にあるとして、
それを成立させているものは何か?というと
すでに挙げた読書のメリット全てが関係していると私は考えます。

読書の効能5.ストレス解消になる

イギリスのサセックス大学での
ストレス解消についての研究(2009年)によると
読書、音楽視聴、1杯のコーヒー、テレビゲーム、散歩
それぞれのストレス解消効果を心拍数などをもとに検証したところ、読書は68%、音楽視聴は61%、コーヒーは54%
散歩は42%、テレビゲームは21%のストレス軽減効果が見られ
読書が最も高いストレス解消効果が得られるということがわかりました。
また、静かなところで読書を行えば、わずか6分間で
ストレス解消効果が得られ、即効性があることもわかりました。

つまり、静かな場所で6分間読書をすれば、
ストレスを3分の2以上軽減できるのです。

これも2009年の研究結果で、被験者数もわからないので信頼性としては微妙かもしれませんが、月15冊程度読む私個人としては、
確かにストレス解消になっている実感があります。

本を読んでいない時は、ひたすらああでもないこうでもないと
思考(と呼べるかどうかもわからないもの)が頭の中を堂々巡りしている状態で、気付いたらイライラしたりくよくよしたりすることが多いです。

ですが、読書をして言語情報を取り入れると脳内がとてもクリアになる
感覚があります。それは読んでいる内容に関わらずです。

例えるならシャワーを浴びる感じに似ていますね。頭の中で堂々巡りしている思考という「汚れ」に言語情報をぶっかけて洗い流す感じ。
(「洗う」「脳」で「洗脳」を連想しがちですが、本の内容に100%賛成して自分の思考とするという意味ではもちろんありません。)

終わりに

私が考える読書の効用について長々と書いてきましたが、結局私自身が本を読む理由は「楽しいから」です。

好奇心の赴くままにジャンルを問わず貪るように読む。筆者と対話するように読む。読書をしている時は至福の時間です。

上記で挙げたような読書の効用を目的とせずに、あくまでも楽しむために読書をする。それが結局は、逆説的ですが、読書の効用を最大限に享受することにつながります。

拙文ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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<参考・引用文献>


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