【エニアグラム】問題に対する態度(楽観/合理/反応)

エニアグラム・ファシリテーターの高橋あけみ(@akemi_ennea)です。

仕事や家庭でなにか問題が起きたとき、あなたは「とっさに」どのような態度をとりますか?

「大変だ!」と反応する人、「何とかなるさ」と思う人…、いろいろな人がいると思います。

エニアグラムでは、問題に直面したときの態度がタイプによって異なると考えられています。

今日は、「問題解決の態度」についてお話ししたいと思います。

※エニアグラムって何?という方は、性格タイプ論「エニアグラム」とは?をご覧ください。

問題解決の態度とは

エニアグラムでは、困難に直面したときの対応の仕方には3パターンあるとしています。

「楽観」「合理」「反応」の3つです。

もちろん、どの人の中にもこの3種類の態度があります。

しかし、自身のタイプによって、メインとなる態度が異なります。

それぞれについて詳しく見ていきたいと思います。

楽観型(タイプ2,7,9)

タイプ2タイプ7タイプ9「楽観型」です。

この3つのタイプは、ものごとのポジティブな側面に光を当てます

問題が起きても、あまり深刻に捉えないようにし、できるだけ前を向くように心がけます。

必ずしも能天気というわけではないですが、「何とかなる」と楽観的に構える傾向があります。

楽観型のこうした態度のおかげで、周りの人たちは明るい気分でいられ、将来に希望を抱くことができます。

ただ、人間関係のわだかまりなど、大事な問題にきちんと向き合わないまま、解決を先送りしてしまうことがあります。

楽観型の方は、自分や周りの人たちがより幸せになるために、問題を放置せずに向き合うことが大切です。

合理型(タイプ1,3,5)

タイプ1タイプ3タイプ5「合理型」です。

この3つのタイプは、ものごとを合理的に解決するタイプです。

問題が起きたときも、感情的にならずに、有効な打開策を考えます。

自分の気持ちを脇に置いて、「どれが有益な選択なのか」「何が効果的な方法なのか」を理性的に判断しようとします。

合理型のこうした態度は、仕事の効率を高め、自分や周りの人に利益をもたらします。

ただ、自分の気持ちに触れることが難しかったり、人の気持ちを汲み取れなかったりすることがあります。

合理型の方は、プロジェクトに取り組む際、合理的に判断するだけでなく、自分や周りの人の「気持ち」に触れるようにすることが大切です。

反応型(タイプ4,6,8)

タイプ4タイプ6タイプ8「反応型」です。

この3つのタイプは、ものごとに対して感情的に反応するタイプです。

問題が起きると、不安や怒り、悲しみなどの感情がわいてくるため、まず気持ちに対処する必要があります。

そして問題が発生していることを人に伝え、周りの人たちにも、問題を真剣に受け止めてほしいと感じます。

反応型がこうした態度をとることで、周りの人たちは問題の在りかを知ることができ、正面から向き合う必要があることに気づきます。

つまり、他のタイプが見過ごしてしまうかもしれない、潜在的な問題を察知し、人々に伝える役目を担っています。

ただ、感情的に反応しすぎると、うまく問題意識が伝わらずに誤解されたり、場の雰囲気が悪くなったりすることがあります。

反応型の方は、自分の気持ちを受け止めつつ、できる限り落ち着いて気持ちを伝えるようにすることが大切です。

おわりに

今回は、問題が起きたときに表れる「楽観」「合理」「反応」という3パターンの態度についてお話ししました。

どのタイプも、問題解決のために必要であり、コミュニティの中で果たしている役割があります。

ぜひ、他の人の言動を理解し、尊重する手がかりにしてみてください。

そして、自分自身へのより深い気づきと、成長に役立ててみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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▼エニアグラムについてもっと知りたい方は、【エニアグラム】9つのタイプというマガジンをご覧ください。

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▼今回の記事を書くにあたり、下記の書籍を参考にしました。

『エニアグラム【実践編】 人生を変える9つのタイプ活用法』
(ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン著、高岡よし子&ティム・マクリーン訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4041073189/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_xv7LFb022HV1Z?_encoding=UTF8&psc=1

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