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LINEとSNSのソーシャルディスタンスな断捨離

定期的に大掛かりな断捨離をしまくってるせいか、部屋に余計なものがほとんどない。
服はその時々の記憶が残ってたり、そういう記憶もまとめてワンシーズンで断捨離している。そんな高い服は買わないで、処分するときは売れそうなものはリサイクルしつつ。冬になって、保温性のあるアウターがなくて切羽詰まった状況になる場合もあるが、それはそれで断捨離の醍醐味。

人間関係の断捨離も、意識的にまめにしている。
先日、ラインを数年ぶりに退会し、再度アカウントを作成した。
疎遠になり今後連絡をすることもない人や、1回だけの連絡のためにつながった人などが、友達一覧にズラっと並んでるのをみると、もうそろそろいいかなと思いリセット。
格安SIMでラインを新規作成すると、ID検索機能が使えないため、メルアドにQRコードを送って読み取ってもらうか、対面で会った時にその場でつながるという方法になってしまう。よって、必然的につながる人も限定的になってくる。

先日、ゲイバーでたまたま隣り合わせた人と社交辞令程度に雑談していた。
自分が「じゃ、そろそろ行きます」と店をでようとすると、
「LINEを交換しませんか」といってきた。
初対面でLINEをすぐに交換したがる人が苦手というのもあるが、断るのもそれなりに気を使う。
しかし、交換したくない場合は断るしかない。
「ごめんなさい、LINEやってないんで。ではでは〜。」と伝え店を出た。
LINEを聞くのはいきなりすぎるから、SNSで繋がるのがちょうどいいと考えている人もいるが、そっちの方がもっと慎重になる。
たまたま出会った人と一度繋がったら、こちらがミュートしたとことで、相手はこちらの動向を把握してるわけで。
「一期一会」がモットーなワタクシは、イベントなどの情報源収集用に使う目的だけの呟かないSNSアカウントを一応保有しているだけで、呟かない。
自分は呟かなのに、頻繁に呟く個人的に絡みもない人の脳内垂れ流しツイートを見ていると、その人の感情がグイグイと流れ込んできて、お腹いっぱいになる。
そこまで自由に表現できること自体が、羨ましくもある。
HSPな人は、LINEやSNSが苦手な人が多いかと思う。

LINEが普及する前は、携帯のメルアドか電話番号を聞かれたら交換していた。
メルアドを聞かれた時点で、
「この人と連絡することがないのわかりきってるのに、なんでこの人はメルアド聞いてくるんだろう」と思いつつも交換し、実際に連絡をすることも、連絡がくることも当然ない。

断捨離したくなる関係性は、根本的に波長が合わない場合が大半。学生時代なら惰性でまめに会ったりしがちだが、年を重ねるごとにわざわざ個人的に連絡をして会うという行為も減ってくる。
家が自転車圏内の知り合いで、頻繁に連絡をとってきて「お茶しようよ」と誘ってくる人がいた。
最初は、誘ってもらえるのはありがたいことぐらいに捉えていたが、徐々に「今から15分後にお茶しない?」とかなり急なお誘いも増えてきた。
誘われた日程がなんの予定もない場合、ただ漠然と会いたくないという理由だけで断る踏ん切りがつかず「う〜ん。せっかくだし、会えば楽しいかも。」と誘いにのっていた。
いざ会ってみると、相手はただ長時間一方的に話してデトックスしたいだけ、または正義感の押し売りをするような上目線の内容が多く。帰宅したときはぐったりモード。
結果、お誘いをうけるのに限界がきてフェードアウトまたはシャットアウト。

学生時代はとにかく友達と過ごすことが正義で、一人でいることは寂しい人だ、と思いがちだけど、大人になってそれを繰り返していると、ただただ無駄に磨耗してしまうだけ。
てなわけで、LINEとSNSの断捨離は今後も続く。

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