キッチン台 洗面台と同様に赤松でつくるが、背面と台を支える脚(仕切り)の板はランバーコアを使うことにした。 ランバーコアとは簡単にいうと合板の一種。 ホームセンターに「ラワンランバー」と「シナランバー」があった。 シナランバーは表面の木肌がきれいなので、家具、ドア、間仕切りなどに使われるようだ。 建築士さんのアドバイスで「シナ」の方を購入。 キッチン台の背面に910mm×1820mmを横長にまるまる一枚使い、台の支えとなる仕切りを採寸・カット。 それを組み合わせて
洗面台をつくる。 台はここに自生していた赤松を使う。 開拓当初に自分たちで伐採し、夫が製材して乾かしておいたもの。 この時を長い間待っていた。 私たちの勝手な都合で伐採された松たち。 少しでもここに生きていた証として残そうと思っていた。 洗面ボウルの大きさは洗面台の80cm幅に合うものを探した。 TOTOの実験用、病院用シンクにめちゃくちゃあこがれていたが、サイズが合わず断念。 タイニーハウスだからしかたないね。 サイズもさることながら、いろいろ考えねばなら
日中は暑く、朝晩冷え込む季節になった。 緑に囲まれているせいか町と比べて少し涼しい。 寝るときはまだ毛布が欠かせない。 フローリングが完成し、いよいよ漆喰!と意気込んだが、その前に巾木を貼った方がよいとのこと。 掃除機で壁を傷つけたりしないようするためらしい。 なるほどなるほど。 いざ、近隣のホームセンターへ。 ペンキで塗られたもの、華美な装飾彫りが施されたものしかなく、無垢材でシンプルなものを求めている私たちにピッタリ合うものがなかった。 これは製材屋さんに聞く
今年は雪が何度も降った。 降り始めると瞬く間にあたり一面、白くなり明るくなる。 樹々も雪をまとい、まるで白い花を咲かせているよう。 空気は冷たく澄み、静けさが漂う。 心が落ち着く。 屋内の作業のため、ストーブをつけながらできるのがうれしい。 完成したらこんな感じで見れるのかと、しばし雪景色をリビングの窓からぼーっとながめ、まったり。 いかんいかん、はよせなあかん。 床を完成させねば。 まず、根太(ねだ)と呼ばれる木材をフローリング材と垂直方向になるように張ってい
天井張りのつづきから。 梁の上に柱が立っている。 天井板を柱に合わせて「コの字」にカットする。 すき間を最小限にしたいため、あれこれ考える。 これがけっこうムズい! 長さを測ってちゃんと切ったのに全く入らない。 ? ? なんで? サクサク進んでいた作業がここでストップ。 短い板を当てて何度もシミュレーション。 ロフトで作業しているため、ハシゴの登り降りでヘトヘト。 やっと、板が柱に斜めに入っていることに気がついた。 斜めに張っていっているのにそこに気づけなかっ
長い間、投稿できず(苦笑)数カ月前からの続きで外壁を張り終えたところから。 暑さ対策のため、天井の断熱材を二枚重ねにする。 一枚目はすでに全面貼り終えていたが、こちらもやっと二枚目を貼ることができた。 断熱材が落ちてこないよう1メートル間隔ほどで横に薄い板を取り付けた。 板は基礎づくりの「やり方」で使った板が役立った。 断熱材をホームセンターで調達し、サイズに合わせてハサミで切り、板の上に載せていった。 グラスウールの断熱材はカッターよりハサミの方が切りやすかった
やっと暑さが遠のいたと思いきや急に寒さが訪れた。 一番好きな秋が少し飛んだ感じでちょっと残念… 樹々の葉が色づきはじめた。 このフィールドは黄色とオレンジ色がほとんど。 赤が少ないのでトウカエデやハウチワカエデなど植えたい。 自宅近くの歯医者に通ったり、その他所用で作業が滞ってしまった。 またガッツリ取り掛からねば、あっという間に冬になってしまう。 カラマツの外壁張りの続きから。 私がいない間、夫がひとりで二面目を完成させてくれた。 なので三面目からスタート。
アラカン夫婦でえっちらおっちら森に小さな家を建てている。 酷暑で早く秋にならないかと願っているが、なかなかそうはさせてくれない。 裏手に紫色の一輪の花が咲いていた。 キキョウだった。 きっとどこからか種が飛んできたのだろう。 一面緑の中に紫色がひときわ目立ち、近くを通るたびに癒された。 いよいよ電気工事が始まった。 仮設電柱を撤去し、新たに敷地内に電柱を設置する。 職人さんがユンボで穴を掘り、小さな電柱が建った。 次に電柱に登り、電線の入れ替えをしていた。 途
暑いっ! この言葉しか出てこない今日この頃。 日中は都会並みにここも暑いが、朝晩は涼しいので助かる。 作業でケガをしないよう、毎朝のラジオ体操が欠かせない。 始めはカチンコチンだったが、最近ではとてもスムーズ。 このおかげか、まだ大きなケガをしていない。 上を向くと青空が広がり、すがすがしい気分になる。 小学生時分、夏休みに公園でやっていたラジオ体操の情景が浮かぶ。 最近、オニヤンマがときどき遊びにきてくれる。 リアルおにやんま君の威風堂々とした姿に圧倒される。 さ
壁の元となる合板を貼った時のこと。 クギは「CN50」というものを使った。 近所のホームセンターに買いに行ったが、ワイヤーで連結された電動釘打ち機用のものしかなかった。 今どき金づちでクギを一本ずつ打つ人はそうそういないのだろう。 玄能と呼ばれる金づちで一本ずつ手打ちするため、使うには全部切り離さなければならない。 すぐに必要だったのでとりあえずそれを買った。 事前にネットで買っておけばよかった。いつもこんな感じでガックリ。 一本ずつニッパでちまちまはずすという気が
森の中に、アラカン夫婦でタイニーハウスを建てている。 作業中、多種多様な虫たちがやってくる。 飛んでいるもの、這っているもの、生態はさまざま。 見たことない生き物に出くわすと新鮮な気持ちになる。 子供の時のように時間があればじっくり観察したい。 さてさて、これから難しそうな窓に取り掛かる。 キッチン台とその横にある窓の高さを揃えるため、まずはキッチン台の高さを決める。 JIS規格で80cm・85cm・90cm・95cmに定められているらしい。 調べると身長から計算
一つの工程を完成させると何とも言えない達成感を感じる。 頭の中だけではなく、同時に体を動かすからかもしれない。 スポーツみたいな感覚だ。 さてさて屋根の作業の続き。 防水シートの次は、雨水が内部に入り込むのを防ぐ「ケラバ」と「軒先水切り」と呼ばれる金物を屋根周りに取り付ける。 まずは材料の調達。 屋根材はアスファルトシングルにするため、それに合うものが必要。 近くのホームセンターを駆けずり回ったが全滅。 似たようなものはあったが、サイズがピタッと合わず色も好みのもので
新緑の葉が風に吹かれてゆらゆらと太陽の下で気持ちよさそうに揺れている。 木漏れ日がキラキラ光り、とても爽やかな季節になった。 時々暑い日もあるが、夜は肌寒くなる。 天気が続く日を狙って屋根を作ろうと天気予報とにらめっこ。 んーここら辺が狙い目かな。 屋根用の合板、タテ182cm×ヨコ91cm×厚さ12mmの野地板(のじいた)を、近所のホームセンターで購入。 まずは、軒先の垂木の端を同じ長さに揃える。 夫が脚立に乗りノコギリでちゃっちゃっと切っていった。 反対側の高いと
木造軸組工法で森にタイニーハウスを建てている。 鳥のさえずりに癒されながら作業している。 夕方ごろから時折「ホー・ホー」という鳴き声が聞こえ、 何の動物だろうと不思議に思っていた。 なんと、フクロウだった。 フクロウの大きな巣箱を設置している近隣の方が何人かいるらしい。 鳴き声をYouTubeで検索したら確かに似ている。 落ち着いたら巣箱を作って静かに観察しよう。 さて、いよいよ棟上げ。 2階ロフト部分床に合板を敷き詰め足場を作った。 その上の両端にそれぞれ脚立を置き
今まで建物の構造にあまり関心がなかったせいか、桁(けた)、梁(はり)がどういうものなのか知らなかった。 ざっくり言うと、桁は上から見て建物の長辺方向、梁は建物の短辺方向に架け、それぞれ屋根や床などの荷重を支えるものらしい。 これらの材を必要な長さにカットし、連結部分の継手(つぎて)や仕口(しぐち)の加工を施していく。 大切な材をジャストサイズでなおかつきれいにカットしなければいけない。 ここは丸ノコの扱いに慣れている夫に全部おまかせ。 さすがに最初の数本は緊張していた様
柱、梁、桁に使う材をまとめて注文したいため、地元の製材屋さんを探した。 まず、ネットで製材屋さんと思われるところを検索。 数か所あたったが、人がいなかったり、そもそもやっているのかどうかわからないようなところが多く、あきらめかけていた。 最後にダメもとで行ったところで、作業していた方が手を止め「ここら辺でやっているところはここ一か所ですよ。」と親切に教えてくれた。 翌日その製材屋さんへ。 木材が所狭しとたくさん積まれた奥の方に人影が見えた。 声を掛けたら社長さんだった。