半森生活~タイニーハウスをセルフビルド中~

長野県の森の中で夫とともに自宅と行き来しながらタイニーハウスを建築中。森遊びをたのしん…

半森生活~タイニーハウスをセルフビルド中~

長野県の森の中で夫とともに自宅と行き来しながらタイニーハウスを建築中。森遊びをたのしんでもらえる場所もつくっていきます。

最近の記事

根太~フローリング

今年は雪が何度も降った。 降り始めると瞬く間にあたり一面、白くなり明るくなる。 樹々も雪をまとい、まるで白い花を咲かせているよう。 空気は冷たく澄み、静けさが漂う。 心が落ち着く。 屋内の作業のため、ストーブをつけながらできるのがうれしい。 完成したらこんな感じで見れるのかと、しばし雪景色をリビングの窓からぼーっとながめ、まったり。 いかんいかん、はよせなあかん。 床を完成させねば。 まず、根太(ねだ)と呼ばれる木材をフローリング材と垂直方向になるように張ってい

    • 天井張り~石膏ボード張り

      天井張りのつづきから。 梁の上に柱が立っている。 天井板を柱に合わせて「コの字」にカットする。 すき間を最小限にしたいため、あれこれ考える。 これがけっこうムズい! 長さを測ってちゃんと切ったのに全く入らない。 ? ? なんで? サクサク進んでいた作業がここでストップ。 短い板を当てて何度もシミュレーション。 ロフトで作業しているため、ハシゴの登り降りでヘトヘト。 やっと、板が柱に斜めに入っていることに気がついた。 斜めに張っていっているのにそこに気づけなかっ

      • 天井張り

        長い間、投稿できず(苦笑)数カ月前からの続きで外壁を張り終えたところから。 暑さ対策のため、天井の断熱材を二枚重ねにする。 一枚目はすでに全面貼り終えていたが、こちらもやっと二枚目を貼ることができた。 断熱材が落ちてこないよう1メートル間隔ほどで横に薄い板を取り付けた。 板は基礎づくりの「やり方」で使った板が役立った。 断熱材をホームセンターで調達し、サイズに合わせてハサミで切り、板の上に載せていった。 グラスウールの断熱材はカッターよりハサミの方が切りやすかった

        • 外壁張りのつづきと森の道づくり

          やっと暑さが遠のいたと思いきや急に寒さが訪れた。 一番好きな秋が少し飛んだ感じでちょっと残念… 樹々の葉が色づきはじめた。 このフィールドは黄色とオレンジ色がほとんど。 赤が少ないのでトウカエデやハウチワカエデなど植えたい。 自宅近くの歯医者に通ったり、その他所用で作業が滞ってしまった。 またガッツリ取り掛からねば、あっという間に冬になってしまう。 カラマツの外壁張りの続きから。 私がいない間、夫がひとりで二面目を完成させてくれた。 なので三面目からスタート。

          信州カラマツと真鍮釘

          アラカン夫婦でえっちらおっちら森に小さな家を建てている。 酷暑で早く秋にならないかと願っているが、なかなかそうはさせてくれない。 裏手に紫色の一輪の花が咲いていた。 キキョウだった。  きっとどこからか種が飛んできたのだろう。 一面緑の中に紫色がひときわ目立ち、近くを通るたびに癒された。 いよいよ電気工事が始まった。 仮設電柱を撤去し、新たに敷地内に電柱を設置する。 職人さんがユンボで穴を掘り、小さな電柱が建った。 次に電柱に登り、電線の入れ替えをしていた。 途

          壁 #2

          暑いっ! この言葉しか出てこない今日この頃。 日中は都会並みにここも暑いが、朝晩は涼しいので助かる。 作業でケガをしないよう、毎朝のラジオ体操が欠かせない。 始めはカチンコチンだったが、最近ではとてもスムーズ。 このおかげか、まだ大きなケガをしていない。 上を向くと青空が広がり、すがすがしい気分になる。 小学生時分、夏休みに公園でやっていたラジオ体操の情景が浮かぶ。 最近、オニヤンマがときどき遊びにきてくれる。 リアルおにやんま君の威風堂々とした姿に圧倒される。 さ

          壁 #1

          壁の元となる合板を貼った時のこと。 クギは「CN50」というものを使った。 近所のホームセンターに買いに行ったが、ワイヤーで連結された電動釘打ち機用のものしかなかった。 今どき金づちでクギを一本ずつ打つ人はそうそういないのだろう。 玄能と呼ばれる金づちで一本ずつ手打ちするため、使うには全部切り離さなければならない。 すぐに必要だったのでとりあえずそれを買った。 事前にネットで買っておけばよかった。いつもこんな感じでガックリ。 一本ずつニッパでちまちまはずすという気が

          森の中に、アラカン夫婦でタイニーハウスを建てている。 作業中、多種多様な虫たちがやってくる。 飛んでいるもの、這っているもの、生態はさまざま。 見たことない生き物に出くわすと新鮮な気持ちになる。 子供の時のように時間があればじっくり観察したい。 さてさて、これから難しそうな窓に取り掛かる。 キッチン台とその横にある窓の高さを揃えるため、まずはキッチン台の高さを決める。 JIS規格で80cm・85cm・90cm・95cmに定められているらしい。 調べると身長から計算

          屋根 #2

          一つの工程を完成させると何とも言えない達成感を感じる。 頭の中だけではなく、同時に体を動かすからかもしれない。 スポーツみたいな感覚だ。 さてさて屋根の作業の続き。 防水シートの次は、雨水が内部に入り込むのを防ぐ「ケラバ」と「軒先水切り」と呼ばれる金物を屋根周りに取り付ける。 まずは材料の調達。 屋根材はアスファルトシングルにするため、それに合うものが必要。 近くのホームセンターを駆けずり回ったが全滅。 似たようなものはあったが、サイズがピタッと合わず色も好みのもので

          屋根 #1

          新緑の葉が風に吹かれてゆらゆらと太陽の下で気持ちよさそうに揺れている。 木漏れ日がキラキラ光り、とても爽やかな季節になった。 時々暑い日もあるが、夜は肌寒くなる。 天気が続く日を狙って屋根を作ろうと天気予報とにらめっこ。 んーここら辺が狙い目かな。 屋根用の合板、タテ182cm×ヨコ91cm×厚さ12mmの野地板(のじいた)を、近所のホームセンターで購入。 まずは、軒先の垂木の端を同じ長さに揃える。 夫が脚立に乗りノコギリでちゃっちゃっと切っていった。 反対側の高いと

          棟上げ

          木造軸組工法で森にタイニーハウスを建てている。 鳥のさえずりに癒されながら作業している。 夕方ごろから時折「ホー・ホー」という鳴き声が聞こえ、 何の動物だろうと不思議に思っていた。 なんと、フクロウだった。 フクロウの大きな巣箱を設置している近隣の方が何人かいるらしい。 鳴き声をYouTubeで検索したら確かに似ている。 落ち着いたら巣箱を作って静かに観察しよう。 さて、いよいよ棟上げ。 2階ロフト部分床に合板を敷き詰め足場を作った。 その上の両端にそれぞれ脚立を置き

          柱・桁・梁 

          今まで建物の構造にあまり関心がなかったせいか、桁(けた)、梁(はり)がどういうものなのか知らなかった。 ざっくり言うと、桁は上から見て建物の長辺方向、梁は建物の短辺方向に架け、それぞれ屋根や床などの荷重を支えるものらしい。 これらの材を必要な長さにカットし、連結部分の継手(つぎて)や仕口(しぐち)の加工を施していく。 大切な材をジャストサイズでなおかつきれいにカットしなければいけない。 ここは丸ノコの扱いに慣れている夫に全部おまかせ。 さすがに最初の数本は緊張していた様

          人とのふれあい

          柱、梁、桁に使う材をまとめて注文したいため、地元の製材屋さんを探した。 まず、ネットで製材屋さんと思われるところを検索。 数か所あたったが、人がいなかったり、そもそもやっているのかどうかわからないようなところが多く、あきらめかけていた。 最後にダメもとで行ったところで、作業していた方が手を止め「ここら辺でやっているところはここ一か所ですよ。」と親切に教えてくれた。 翌日その製材屋さんへ。 木材が所狭しとたくさん積まれた奥の方に人影が見えた。 声を掛けたら社長さんだった。

          土台づくり#2

          森をたのしむため、拠点となるタイニーハウスをセルフビルドで建てている。 あと少しで土台が出来上がる。 土台の木材をカット、加工、組み込みを終えたら、束石に固定した束柱の上に載せ金具で留める。 束柱の長さは斜面なので一個ずつそれぞれ異なる。 土台が水平になるよう、空中にできている水糸の面から束柱のサイズを割り出してカットしていく。 それを束石に固定し、上に木材を載せてみると数ミリ単位で隙間ができているところが多々あった。 建築士さん曰く、まず四隅の束柱を先に作って材を載せ

          土台づくり#1

          埼玉と長野を車で行ったり来たりしている。 最初のうちは高速道路を使って通っていたが、高速代もバカにならないので途中から一般道をメインに使うようになった。 時間は倍以上かかるが、季節の移ろいや通る景色を見ながらドライブをたのしんでいる。 途中、休憩がてらコンビニに立ち寄り、運転を交代するので疲れは軽減。 とは言え、何せアラ還。 さすがに移動した日は疲れる(笑) さて、コンクリートは固まったようなので土台をつくるぞー! ってな感じで土台の木材をホームセンターへ買いに。

          束石固定

          還暦に近い夫婦が森にタイニーハウスを建てようとしている。 こんな歳になって何でこんなことしているんだろう?とふと思うと笑けてくる。 子供たちはこんな親を見て育ってきたせいか何をしようと驚かない。 幼いころ家族で何度もキャンプをしに行ったことがあるが、大きくなってからは虫が苦手になり、このフィールドを見に来たのは1回だけ。 仕方ないか、二人とも社会人で忙しいし。でもちょっとさみしい。 さてさて、やっとこさ束石を置いて一息ついたところだが、これらを正確な位置に移動させなければ