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木造軸組工法で森にタイニーハウスを建てている。
鳥のさえずりに癒されながら作業している。

夕方ごろから時折「ホー・ホー」という鳴き声が聞こえ、
何の動物だろうと不思議に思っていた。

なんと、フクロウだった。
フクロウの大きな巣箱を設置している近隣の方が何人かいるらしい。
鳴き声をYouTubeで検索したら確かに似ている。
落ち着いたら巣箱を作って静かに観察しよう。

さて、いよいよ棟上げ。

2階ロフト部分床に合板を敷き詰め足場を作った。
その上の両端にそれぞれ脚立を置き、夫と二人でせーので柱の上に棟木を置く。

2階からの眺めはいいが結構な高さだ。
下を覗くと吸い込まれそうになり思わず足がすくむ。
脚立に乗り、グラつく柱の上に重い木を載せると思うと急に恐怖心が湧いてきた。

柱の上に載せ損ねた場合、木と一緒に落ちてしまうのではないか、はたまた脚立がずれて脚立と共に落ちてしまうのではないかなど、悪い方悪い方へと思考が回った。
やっぱりできないかもと止まってしまった。

できないと断言したら夫はどうするだろう?
作業を止めてしまうことになる。
頭の中でいろいろ駆け巡った。

二人とも高いところが大の苦手。
さらに夫にはそのあと電動ドライバーで固定する作業が待っている。
きっと彼も怖いはずだ。

「木が落ちそうになった時は手を離してそのまま落としてもいい?」と夫に確認。
ゆっくりと慎重に持ち上げていこうと話し合い、心を整え決心した。

棟上げ

とても怖かったが柱の上に載せるのは割とスムーズにいった。
と思いきや、いきなりドライバーの充電切れ。
えーここでー(泣)

夫はバッテリーを交換しに下へ降り、わたしは脚立の上でガニ股になりながら落ちないよう腕をプルプルさせ必死に木を支えた。
なんとか無事任務完了。

残り3か所も同様に母屋(もや)を載せることができた。
ホッとしたと同時にどっと疲れが出た。
ひとつの山場を越えた。

次に10メートルほどの長さの垂木(たるき)を載せていく。
3本の垂木材を継いで1本にする。
継ぎ方は斜めにカットし、組み合わせてネジで留める。
わりとシンプル。

棟木と母屋の上に全部で9本載せ、金具で留めた。
両端の垂木を留めるのが大変だった。
足場が無いため、片足での作業となるからだ。
夫が高所でがんばってくれた。ありがとう!

垂木が載るとグンと家らしくなってきたぞ。

垂木

喜びも束の間、雨対策の養生が非常に大変になった(汗)
高さがあるのでブルーシートを掛けるのもひと苦労。
早く屋根を作りたい。

棟上げ式

二人だけで簡単な棟上げ式をした。
これからも安全に工事が進められますように。


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