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【夢ちゃん】 と 【 現実さん】

▼『大人心』『子供心』ってなに?という方はこちらからどうぞ


夢ちゃん と 現実さん

「夢」を見る子供心の夢ちゃんは、
自由に想像する力の持ち主です。

「こうなったらいいな」「やってみたいな」
と楽しく空想し、
いつかきっと夢は叶うと信じて がんばります。

「現実」を見る大人心の現実さんは、
慎重に推察する力の持ち主です。

「具体的には?」「どうやって?」
と冷静に考え、
どれぐらい実現可能か判断します。

社会で生きる私たち大人の心の中は
大人心のほうに かたよりがちなので、

子供心の夢を
正論ですぐに却下してしまいます。

いつも子供心ばかりが封じられて、
現実的な大人心ひとりで決めて。

すると 自分の気持ちに にぶくなり、
心からやりたいことが
わからなくなってしまうんです。

「ほらー、やっぱ夢って大事じゃん!
子供の私が あってたんだ!
ほんと大人って 現実ばっか見てつまんない!」

「大人はいつも私のこと否定してきて大嫌い!」

では 子供心の夢だけで生きてみると
どうなるでしょう?
「細かいことは わかんないけど、
楽しくがんばってれば なんとかなるよ!」

夢ちゃん、やる気はいっぱいですが、
具体的な方法を考えるのは苦手です。

子供心の夢だけでは非現実的で無茶が多く、
トラブルもいっぱい。
でも、責任をとるのは苦手です。

すると だんだん
みんなからの信用をなくしてしまいます。

「え、じゃあどっちもダメじゃん。
どうしたらいいの?」

子供の夢ちゃんと 大人の現実さん、
ふたりの協力が必要なんだよ。

「いや、でも夢を持つって言っても
現実って厳しいじゃない?
実際、失敗したり叶わなかったこともあるし‥‥」

そうだね。
だから現実さんは 期待して傷つかないように、
現実的であろうと がんばってきたんだね。

それは、とっても えらかったね。

「あ、ありがとう。。
でも、現実を見るのが大人の役割だから、
どうしても夢って否定しちゃうじゃない?」

昔、子供の自分が大事にしていたものを
大人に否定されたことを、自分もするの?
「うぐ」

現実さん、いろんなことを具体的に考えられる
すてきな力を持っているじゃない?

その力はね、
夢ちゃんを否定しない使い方もできるんだよ。

『子供みたいに夢を見てないで
しっかり現実を見るのが大人』を、

『子供心の夢を実現するために
考えて実行してくれるのが本当の大人』
って変えてみるのはどうかな?

「「あ、それ すてき!」」

大人心が 子供心の夢を現実にしようとするほど
子供心は 喜びや幸せを感じ、
あなたの心を満たしてくれます。

それが、心の中の大人と子供が
同じ夢にむけて 協力しあっている状態です。

あなたの中の大人心と子供心は、
「夢」についてどんな想いを持っていますか?


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