演劇クロスレビュー

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さかさまのあさ『ししゅう#2一聖夜にまつわるエトセトラ一』 クロスレビュー

 まだ、無名の劇団の知名度向上のため公演を観に行き一人10点満点でクロスレビューをするこの企画。本編としてはようやく3回目。 今回取り上げるのは2018年結成、さかさまのあさ。 多摩美術大学出身で【世界はなるべくシンプルに。想像力を最大限に活用する。】をテーマに作っている劇団である。 今回は、クリスマス短編集公演をとりあげる。    さかさまのあさ『ししゅう#2一聖夜にまつわるエトセトラ一』        作・演出:宮田みや/宮越虹海        会場:新宿44ファンタ

    • この若手劇団を見よ! 2023 @東京

      無名の劇団を観て批評する演劇クロスレビュー。 年末特別企画として、今年観た若手劇団と来年観たい若手劇団をそれぞれが書きます。今回三回目。去年の貼っときます。 ヤバイ芝居(観劇者)正調演劇クロスレビューは1本しかできず企画物すら大晦日の仕事中に(ほぼ箇条書きで)殴り書く演劇クロスレビュー。ヤバい。来年こそなんとかしたいヤバイ芝居。 さて「今年観た」でいうと去年「来年観たい」と書いた劇団をヤバイくらいに演劇を観ない演劇アカウントa.k.a.ヤバイ芝居は観られたのか?(去年のコ

      • 幾何学おばけ『微睡』 のクロスレビュー

        まだ、無名の劇団の知名度向上のため公演を観に行き一人10点満点でクロスレビューをするこの企画。 今回取り上げるのは2021年から活動開始した幾何学おばけ。 ちょっと不思議で奇怪な体験を届ける演劇ユニット。そのコンセプトに違わない作品を作り出しているが、過去作見ると不気味の幅があり一辺倒じゃないのかも。 そんなホラー劇団。本公演では3回目となる作品をレビュワーがどう評価したか。           幾何学おばけ『微睡』         作・演出:パキケファロ長崎      

        • B子『Japonica』 のクロスレビュー

          まだ、無名の劇団の知名度向上のため公演を観に行き一人10点満点でクロスレビューをするこの企画。 今回取り上げるのは2020年頃から活動開始したB子。 作・演出・出演をこなす一人芝居を行う女優だが、自筆の怪しげなイラストや手作りの数字パズルをのっけた異様なチラシを配っていて独自の存在感を持つ。WEBでの情報発信はなくHPも更新しておらず、折込チラシと会場の情報でしか公演情報を知れない謎の人物。 そんな謎の公演にレビュワーでどう評価したか。 レビュワーは平井寛人、公社流体力学の

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        • この若手劇団を見よ
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        • 岸田國士戯曲賞クロスレビュー
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          この若手劇団を見よ! 2022 @東京

          無名の劇団を観て批評する演劇クロスレビュー。 年末特別企画として、今年観た若手劇団と来年観たい若手劇団をそれぞれが書きます。去年からタイトルが変わりました、長かったので。去年の貼っときます。 執筆者はヤバイ芝居、平井寛人、公社流体力学の3人です。                      ヤバイ芝居(観劇者)     正調演劇クロスレビューはそんなにできていないのに企画物はしっかりやる演劇クロスレビュー。そういうとこかわいい さて「今年観た」でいうと去年「来年観たい

          この若手劇団を見よ! 2022 @東京

          佐藤佐吉演劇祭『見本市』Bグループ  クロスレビュー (AとCもちょっとだけ)

          まだ無名の若手劇団を観て評価をする演劇クロスレビュー。 コロちゃんのせいで、本来の企画はこれで3回目のスローペース。大変だね。 今回は佐藤佐吉演劇祭が無名の劇団に絞って一般公募した企画、見本市の Bグループ(食む派、SHIMAISHIBAI、蔭山あんな)をレビューする。 ルールは演劇を観て10点満点で評価。以上。 レビュワーは公社流体力学とヤバイ芝居。   Intro(ヤバイ芝居) おひさしぶりの正調演劇クロスレビュー。「まだ知られていない劇団を世に知らしめる」べく立ち上がっ

          佐藤佐吉演劇祭『見本市』Bグループ  クロスレビュー (AとCもちょっとだけ)

          第66回岸田國士戯曲賞クロスレビュー

          演劇クロスレビューは本来は若手劇団をレビューするのだが年に1度の特別編。 (でもコロナのせいで身動きできないので、これが本編になってる気もする) 岸田國士戯曲賞クロスレビューは、候補になった作品をレビュワーが10点満点で評価する。 前回のはこちら 今回の候補作は、この企画の立案者である公社流体力学が自分のnoteで紹介しているので参考にどうぞ。 今年の受賞作は山本卓卓『バナナの花は食べられる』と福名理穂『柔らかく搖れる』ですが、さてこの受賞、当然?それとも意外?どう判

          第66回岸田國士戯曲賞クロスレビュー

          [東京小劇場]☆今年観た&来年観たい!まだ無名の若手劇団☆

          皆様お久しぶりです。無名の若手劇団をクロスレビューしようという企画なんですがコロちゃんのせいで休止に追い込まれ、年末に何とか記事を書こうと思いこれです。メンバーの内、ヤバイ芝居と公社流体力学の2人が今年観た劇団、もしくは来年観たいまだ無名も若手劇団を書く振り返り企画ですね。 【ヤバイ芝居】(観劇者) 演劇クロスレビュー忘年会企画として公社流体力学に提案されるも無名とか若いとかまだキャリアの浅い劇団って全然観られていないんだよなあ。なんでクロスレビューやってんだ。観た中で1

          [東京小劇場]☆今年観た&来年観たい!まだ無名の若手劇団☆

          大川企画vol.1『ラブワクチン』クロスレビュー

          演劇クロスレビュー。今回はプロデューサーの大川望美が様々な演劇を作り上げるプロデュース企画、大川企画の旗揚げ公演を取り上げる。 今回のレビュアーはヤバイ芝居と公社流体力学の二人です。 大川企画vol.1『ラブワクチン』 会場 / Geki地下Liberthy 演出・脚本 / 友池一彦(TOMOIKEプロデュース) 出演 /  岡部直弥、吉田知生、後藤泰観、茉宮なぎ、宮藤あどね、板橋康人、平野隼人、池田貴栄、倉貫匡弘、岡田竜二、国崎恵美、友池さん  あらすじ  石原佳祐

          大川企画vol.1『ラブワクチン』クロスレビュー

          第65回岸田國士戯曲賞クロスレビュー(特別企画!)

           演劇クロスレビュー、いつもはまだ世間から見つかっていない劇団をご紹介しようという企画なのだが、今回は1年に1度の特別編。(まぁ、これが2回目の企画なので2回目でいきなり特別編ってなんだよっていう感じではあるが。)                                                ★ルール説明  岸田國士戯曲賞の無料公開されている作品をすべて読みレビューをします。10点満点で評価します。今回のレビュアーはヤバイ芝居と公社流体力学です。 Intro

          第65回岸田國士戯曲賞クロスレビュー(特別企画!)

          劇団夜鐘と錦鯉 『扁桃と虚天球―なけなしの革命児の帰依に寄す―』クロスレビュー

           演劇クロスレビュー、今回は劇団森に所属している中荄啾仁による劇団の旗揚げ公演を取り上げる。本来は4月に旗揚げする予定だったがコロナによって延期を余儀なくさせられた。そしてようやく実現した旗揚げ公演。評者はどういう判断をしたのか。  ルールは評者が10点満点で評価して感想を書く。それだけ。  今回の評者はヤバイ芝居と公社流体力学の2人です。どうぞ。 劇団夜鐘と錦鯉『扁桃と虚天球―なけなしの革命児の帰依に寄す―』 2020年12月24日~27日 会場 /ひつじ座  演出・脚本

          劇団夜鐘と錦鯉 『扁桃と虚天球―なけなしの革命児の帰依に寄す―』クロスレビュー

          演劇クロスレビュー、はじまるよっ♡

           演劇クロスレビュー企画の主宰者、公社流体力学と申します。苗字が公社で名前が流体力学です。  ある日、「演劇クロスレビューをやりたい。あっ!でも俺友達いないんだった!」という小ボケをかましたら演劇クロスレビューの方に思いのほか反響があり(小ボケは無視された)担ぎ上げられたので始めることにした。  募集して集まった3人に私を加えた4人でやります。まぁでも、今後増えるかもしれない。増えないかもしれない。 メンバー 電脳ヴードゥー(詩人/ゴンゾジャーナリスト) 坂本樹(woko

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