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[東京小劇場]☆今年観た&来年観たい!まだ無名の若手劇団☆

皆様お久しぶりです。無名の若手劇団をクロスレビューしようという企画なんですがコロちゃんのせいで休止に追い込まれ、年末に何とか記事を書こうと思いこれです。メンバーの内、ヤバイ芝居と公社流体力学の2人が今年観た劇団、もしくは来年観たいまだ無名も若手劇団を書く振り返り企画ですね。

【ヤバイ芝居】(観劇者)

演劇クロスレビュー忘年会企画として公社流体力学に提案されるも無名とか若いとかまだキャリアの浅い劇団って全然観られていないんだよなあ。なんでクロスレビューやってんだ。観た中で1番キャリア浅いの、たぶん(2019年12月旗揚げの)『あんよはじょうず。』なんだけど無名かと言われると。年末年始公演で唐組・久保井研や金子清文が出るユニットだしなあ。後、『ヴァージン砧』か。でも今年OFF・OFF2回もやってるしなあ。

なので「来年観たい」枠で。ネット上では有名だけど名古屋の劇団なので観てる人はそうそういないだろう『優しい劇団』が観たい。2年前ぐらいに20歳ぐらいの主宰(尾崎優人)が『少女仮面』を演るというツイートを読んで凄えなと思っていたら『熱海殺人事件』で東名阪ツアーを敢行って、ヤベえよ。観ようと決心したらコロナのバカタレのせいで、中止。ここんち、Twitter上で観られる動画(公演・稽古)もだけど劇団内のやりとりが面白い。あらゆる世代の演劇について語りあっている。近年の若い集団は他ジャンルをクロスオーバーしていく傾向はあっても演劇というジャンルの歴史を垂直に深掘りしているのって少数派だと思う。コンテンポラリーな小劇場に全く興味が無さそうな高畑亜実(あんよはじょうず。)もそうだが「昔こそ未来」という文化の現在進行形に逆にジャストなのが興味深い。年明けに『どうしようもなく、別れ』を名古屋ナンジャーレで演る。早く東京に来てね。行けたら名古屋も行くけど。来てね。

後は東京の小劇場シーンだと『南極ゴジラ』名前とか最近の公演のモティーフが「リトル・スターウォーズ」だったり俺と同世代感たっぷりなのに2020年旗揚げだった。Twitterで見てる限りはとにかくかわいい。来年は1月に王子小劇場で本公演があって、佐藤佐吉演劇祭の若手劇団ショーケース・見本市に(ヴァージン砧も)参加もする。どちらかは観たい。俳優・はぎわら水雨子が旗揚げする『食む派』も出るんだよね。気になる。もっとも「ヤバイくらいに演劇を観ないアカウント」なので佐藤佐吉込みでどれだけ観られるか心配でしかない。来年はクロスレビューいっぱい書きたいなあ。皆様、良いお年を。 


【公社流体力学】(美少女至上主義者)

今年は自粛もあり、まだまだ無名の若手を見たのは2団体だけだった。
チラシが気になったDr. Holiday Laboratory『うららかとルポルタージュ』

学生演劇祭で好きだったてぃっしゅが改名したTexi's『G+(CHON)=』

特にTexi'sは学生演劇祭で見た作品より更に進化しており、東京演劇界の最注目株になるべき。

演劇ではないがTOMO現代美術館で行われた(というか執筆中の今もやっている)身体アンデパンダン24時は12月31日0時に始まり1月1日0時に終わる24時間身体パフォーマンスを行うイベントである。24時間鏡を舐めたり24時間寝袋の中で過ごしたり24時間彫刻を被り受験勉強をしたり、24時間小さい箱に入り壁中に絵を描いたり、24時間歩いて石を拾って美術館に持ってきたり、24時間こたつに入り宅配で注文した物だけで彫刻したり。若手アーティストのパフォーマンスはカオスで良かった。

来年見たい若手だと1月28日に『遁沌』で旗揚げする。山口綾子の居る砦である。何故か。
劇団名的に山口さんの主宰劇団なのだろうと思ったらメンバーは飯尾朋花、小澤南穂子で山口さんがいない。誰だ山口綾子!同名の怪談師がいるけど関係はあるのか?
今年発見したユニットで
ユニット名が個人的ヒットだったのは堂々としたブスはほぼ美人。しかし設立は2018年だがオフィスマウンテンでキャリアのある小川敦子の団体なので無名と言って良いかどうか。
その他、ケーキを海底のポストに投函魔法の竹馬ミナもやん年下の義母が気になった劇団名。作風?知らんよ。ただ名前に色濃く現れるよね大体。
名前以外だと今年の東京若手演劇祭で大賞を獲ったインノートかしらね。


執筆者プロフィール
ヤバイ芝居
(1971生。ヤバいくらいに演劇を観ない観劇アカウント。since2018秋。Twitterでヤバイ芝居たちを応援していたら九龍ジョーに指名されて『Didion 03 演劇は面白い』に寄稿したのが、人生唯一のスマッシュヒット。noteを始める。

公社流体力学
(永遠の17才。2015年旗揚げの演劇ユニットであり主宰の名前でもある。美少女至上主義を旗印に美少女様の強さを知らしめる活動をしている。やってることが演劇かどうかは知らんが10代目せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ。『夜色の瞳をした少女、或いは、夢屋敷の殺人』@せんがわ劇場ロングラン中。note

演劇クロスレビューは執筆者を募集しております。東京近郊在住で未知との遭遇に飢えている方を求めております。(一銭にもならない活動ですので、その点はご了承ください)

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