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【7日間ブックカバーチャレンジ】(毎日読書メモ(300))

This is a challenge for contributing to the spread of reading culture. The method of participation is to post a favorite book, one book per day for 7 days. You upload an only cover image without explanation about the book and invite one FB friend to participate in this challenge every day.
「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。参加方法は、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明なしに表紙だけの画像をアップして、毎日1人のFB友達を招待してこのチャレンジに参加してもらいます。○○さんにチャレンジのチケットを1枚プレゼントします」

2年前、コロナ禍で急に巣籠り生活になった頃、SNS上で色々なお題とか、バトンみたいなものが流行った時期があった。人と交流するよすがとして何かテーマを決めて話をする、みたいな。その中で回ってきた【7日間ブックカバーチャレンジ】の記録。本の表紙だけを投稿して、他の人を紹介する、という趣旨だったが、どんどん話が長くなっていった。

1日目:今日ご招待するのは、〇〇さんです。わたし自身は、今日はベタな一冊を。人生を変えた、という意味ではこれ以上の一冊はない。(2020.4.16)
何しろ生まれたこの方一度も自発的に運動したことなかったのが、この本を読み終わった日から急に走り始めて、それ以来15年近く、ずっと走り続けていますから。

2日目:「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。参加方法は、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明なしに表紙だけの画像をアップして、毎日1人のFB友達を招待してこのチャレンジに参加してもらいます。○○さんにチャレンジのチケットを1枚プレゼントします」
なんですけど、むやみに人を誘うのが苦手なので、新しい人へのバトンはここで止めときます。自分の好きな本だけ7日間あげてきます。
わたし、多分この本は10回くらい読んでる。他の巻も3~8回くらいは読んでます。最近少しずつ再読してたんだけど、今読むと見えてくるものもあって興味深い。(2020.4.17)

3日目:今日も特にお誘いはしませんが、やってみたい方がいらしたら是非。

そして今日の本は、知名度が不当に低いけれど、わたし的には超面白い伊井直行を紹介します。この本は読売文学賞も受賞している知る人ぞ知る名作なんですけど、もはや新本市場になく(Kindleはあります)なかなか読んでもらえないのがもどかしい!(2020.4.18)
*講談社文芸文庫に入りました。なので取り寄せ対応かもしれないけれど新本で読めます。

4日目:SFは1冊入れようと思っていて、ハインライン『夏への扉』かな、と思ったのだが、昨日テレビで「時かけ」見ちゃったので、こっちに引っ張られました。わたしの中学・高校時代は筒井康隆と共にあったなー。七瀬シリーズは何回読んだかもわからない位読んだ。現在の表紙はこれじゃないんですけど、ウェブで、昔の表紙を見つけてきました。
試験前、勉強しなくちゃいけないときにどろどろと筒井康隆を読み続けちゃうことがあって、当時持っていた本は殆ど処分したことがあるのだが(誰かにあげたんだったかな?)、七瀬シリーズだけ手元に残しました。『エディプスの恋人』はわたしの宗教観を作ったかも。
わたし、本がよかった作品はあまり映像化されても見られないんです。先に映像見てから本を読むのも辛い(読んでて、役者の顔が浮かんできてしまうので)。『時をかける少女』はまぁ別格ですが。七瀬の多岐川裕美も、TV広告で見ただけで、ドラマは見なかったです。(2020.4.19)


5日目:今日は表紙と奥付以外に文字のない、この本で。安野光雅は絵本も沢山持っているし、エッセイも結構読んだ。津和野の美術館も行きました。
色んな国バージョンが出ていて、それぞれに童謡とかその国の民話とか出身の芸術家とかいろんなものが散りばめられていて、勉強にもなります。だまし絵が描き込まれているのをみつけるのも楽しい!(2020.4.20)
「あいうえおの本」で、字の周りの唐草模様に描き込まれたその字で始まる単語を見つけるのも楽しかった。「ABCの本」はネイティブでないので難易度高し!

6日目:漫画を一つ入れよう、と思い、入れるなら絶対高野文子だ、と途中から思い定めてました。玄人好みのする『絶対安全剃刀』もいいけど、ここはやはり『おともだち』で。今売ってる筑摩書房版は緑の箱ですが、わたしが1984年に買った奇譚社版はピンクの箱でした。「Hanako」は、「るきさん」が掲載されている号だけ選んで買っていた。北村薫「私」シリーズ、「覆面作家」シリーズの表紙、橋本治『桃尻娘』シリーズ、長嶋有『ねたあとに』新聞連載の挿絵、いろんな顔の高野文子を堪能してきた。きっとみんなも知っている。(2020.4.21)
高野文子は所有することそれ自体が幸福、という感じです。福音館の絵本とか、フェリシモで出してるアンデルセンとか、いろんなものを買い集めましたよ。

7日目:7日間なんて全然足りない。自分の中を通り過ぎて行った本たちが、あれやこれやと思い浮かんでくる。最後は夏目漱石か宮沢賢治だな、と考え、漱石、それも一番最初に読んだ偕成社・ジュニア版日本文学の表紙にしてみました。このシリーズだけでも漱石だけでなく川端康成とか獅子文六とか『次郎物語』とか色々色々語りたいことがあるぞ。『坊っちゃん』はこの年になって読み返してもまだ新たな発見がある。すごいです。(2020.4.22)

結局勧めたいのは何回も読んだ本なので、どうしても若い時に読んだ本ばかりになっちゃう、ということがわかりました。

毎日の直感で出してみたので、ああ、こういう選択になるのか、と自分でも面白かったです。Facebookにあげなくても、ちょっと考えてみると面白いかも。

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