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2017年10月の記事一覧
ゴドーを待ちながら/サミュエル・ベケット(追記)
戯曲はやっぱり読み進め方がよくわからない。
どこに視点を定めればいいのかが見極められなくて、でもヴラジーミルの視点で読んでいけばよかったのかな?
ともかく、私はヴラジーミルを通してこの物語を読みました。
子どもの頃から「この世はややもすると現実ではないかもしれない、そうだったら怖いけど少しは楽しいかもしれない」なんて、半分ファンタジーな脳内を所持して生きてきた(その割にはリアリストで融通が利かな
ゴドーを待ちながら/サミュエル・ベケット
戯曲とかは滅多に読まないというかほとんど読んだことないに等しいんですけど、この前読んだ天使の卵に出てきたのでちょっと読んでます。
ベケットさんがどんな人かもよく知らなかったけどなんだかめちゃくちゃすごくすごい人みたいですね。
私はまだまだ戯曲の面白さとかはあんまりわからないんですけど、でもこの作品はクスリクスリと面白い気がします。
ラッキーの惨めで哀れな姿よりポッツォの間抜けさの方が笑えるし、ラッ
泳ぐのに、安全でも適切でもありません/江國香織
安全でも適切でもない人生を歩む女たちがたくさん登場する。
どの女も、安全でも適切でもない人生を送っているが、それらの人生はすべて似ているようにみえて全く異なる。
そして、年をとっていようが、若かろうが、既婚であろうが、みな、とても女だ。痛いほどに、女。
私も私の友達も、みんなこの本の中にいるようにも思えるし、まったく違うとも思う。
安全でも適切でもない中、どの女も人生をそれなりに楽しく、或いは
天使の卵―エンジェルス・エッグ―/村山由佳
子どもの髪のようにさらさらで、節のない竹のように強くてしなやかで、淀みもない。すーっと染み込んできて、まるで端から私の一部だったかのように溶けてなくなる。
そんな小説を読んだ。
文庫↑Kindle↓
19歳の予備校生が8つ年上の女医と恋に落ちる話だった。
プロットとしてはありきたりで、使い古されて、面白味に欠けると評されても納得のいくものだった。
特に驚くようなどんでん返しがあるわけでも、ひ