白い朝、非日常を楽しむ。

今朝は真っ白な朝だった。

まだ薄暗くてカーテンをあけないままで外に出たものだから、思わずうわぁ、と声が出る。

人気のないひっそりとした世界、
10m先は見えない霧の中、という道をいつもよりゆっくりと進む。
いつもはあるはずの山がない、住宅街がない、車のふたつのヘッドライトと信号機の緑だけがぼんやりと現れて、なんとも幻想的な朝。

職場の駐車場に着くと、そのぼんやり白い中、カラスがあちらとこちらに止まって見下ろしている。
その非日常な風景に、ナチュラルにハロウィンだ、とひとり思って無性にわくわくしてくる、朝からなかなか楽しい人。

そう、霧の朝が好きなのです。
その非日常感が。

昨日、雑誌「&Premium12月号　 毎日を気持ちよく過ごす、100のこと。」をぱらぱらとめくっていて、やってみたい、と思うことをいくつか見つけた。

そのうちのひとつを、さっそく今朝ためしてみる。

「スパイス白湯で体を温める。」

いつもはレモンジュースを少し入れて飲んでいるのだけれど、今日はこれにならい、沸かしたお湯にカルダモンをひと粒ポンと入れてみた。

独特なスパイシーで爽やかな香りが広がり、想像したよりずっと美味しく飲めてびっくり。
まだ暗くてひんやりした朝のキッチンで、なんだかちょっといい気分で朝の支度をした。

ちょうど使いきれていないスパイスがいくつかあったので、こんな簡単な使い方ができるのか、と新しい発見ができてうれしい。
明日は、クローブでためしてみようかな。

今日は、昨日パン屋さんで買ったジンジャークッキーをおやつに持って行ったし、お昼にはキーマカレーのサンドイッチに合わせてチャイも飲んでいた。
意図せずスパイスづくし…

そして、今日はハロウィンでもありながら、私にとってはクリスマスイブのような気持ち！
お店に出すボードもうまく描けたし、たくさん出るドリンクのレシピはなんとか覚えたし、お菓子やケーキを並べるシミュレーションは頭の中でばっちりしたし…

あぁ、明日も真っ白な霧に包まれる朝だといいな。
それこそ、11月のはじまりにふさわしい。

10月も、お疲れさまでした。
今日も読んでいただいて、ありがとうございます。