歌え、どれみれげえな日に。
休日、3日め。
今年はありがたいことに、仕事はほぼカレンダーどおりに休みをもらっている。
今日も行動範囲は狭いけれど、すれ違う車が県外ナンバーばかりで、あぁGWっぽい、と思う。
子どもたちが、我先にと読み上げる。
レアな地名を見つけると、歓声が上がる。
今日は朝から行きたいところがあるの、車で30分くらい、ハーブガーデンに行くよ。
夫は仕事、次男ははりきってついてくる、長男はソフトクリーム買ってあげるけど、という言葉でついてくる。
お目当ては、たくさんの種類のハーブの苗を扱っているお店。
去年初めて買って植えたのが、ここのラベンダー濃紫3号とエキナセアだったのです。
まったくの初心者の私は、えーと、どのくらい大きくなるんでしょう…どのくらい離して植えるべきなのでしょう…と、お店の人に聞きながら、そのほんの小さな小さな葉っぱを連れて帰った。
……予想以上に大きくなった。
夏に、パックンフラワーのような大迫力の花をたくさん咲かせたエキナセアは、今年はもうすでに日に日にむくむくと葉っぱが地面からわき出るように増殖中で、恐ろしくさえある…。
あのスペースに収まらないんじゃなかろうか…
今日も、その気配を微塵も感じさせない小さな葉っぱだけのエキナセアの苗を、おぉこわ…と横目で見つつ(いや、すてきな花なんですよ…)、ラベンダーのコーナーへ。
もうすでにうろうろ、どれにしよう、あれも…これも…と迷っていた私に、男子二人は呆れたようす、決めてあげるよ、と言う。
イングリッシュラベンダーのいくつかで迷っていた私に、二人が口を揃えて、トゥルー!と言う。(言いたかっただけ説。)
イングリッシュラベンダーの別名が、トゥルーラベンダーじゃなかったっけ…と思いながらも、そのすっと小さな1本が植わったポットをそっと手に取った。
そのあと、道をはさんだ向かいにある道の駅で、二人はバニラ、私はラベンダーのソフトクリームを食べて、美味しいひととき。
そこにあった苗コーナーで、ジャーマンカモミールの苗を見つけて、ふたつ買う。
ひとつ80円、失敗してもこれなら…と思って買っちゃうよね。(いや、増やしてみせよう。)
帰り道、途中でパン屋さんに寄って好きなだけパンを買う。
旅行になんて行かないぶん、普段と変わらないけれど普段より太っ腹。
二人は、車の窓を開けて、大声で校歌を歌う。
兄は中学に入ったので、ふたりバラバラの歌を大声で歌う。(車の運転に集中できない…)
そのあと、私の好きなハナレグミのアルバムから「どれみれげえ」が流れてくると、なにこの歌ー!!と二人で大爆笑したあと、エンドレスで大合唱していた。
ほら、こんなゆるい休日にぴったりじゃない。
こんな晴れた日に。
そんな休日3日めです。
今日もお付き合い、ありがとうございます。
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