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重大な決断に迷う時

こんにちは。
本日は、進路に悩んでいる学生や保護者の方に
是非、一緒に考えていただきたいお話です。
もちろん、私自身の経験とその時の感情(覚えている範囲で)
そして、大人(30代前半)になってから感じたことをお話しします。
私自身が、今になって「こうしていれば・・・」と思うことは
たくさんあります。
あくまでも、私の考えですが
決断に迷ったら私は

「好き」を選択します。


これから将来の選択(小さな習い事や趣味、仕事の選択)に少しでも参考になれば幸いです。

①自分軸ではなく、他人軸だった

②好きは最強。「できる」ではなく「やりたい」を選ぶべき

③「失敗」だと思っても「正解」かもしれない


①自分軸ではなく、他人軸だった

私は、物心がついた時には音楽教室へ通っていました。
1番最初の習い事が音楽教室。
私自身は覚えていませんが
妹が音楽教室に通い始めた際に
「ぼくもいきたい」と言ったそうです。
そして、小学生に入ったときには
音楽教室、塾、習字、野球
と4つも習い事をしていました。
塾、習字、野球に関しては
「周りの友達がやっていたから始めた」
なんとなく覚えています。
「お金」の勉強をしている今の私からすると
本当にありがたく思います。
こんなにも習い事に大切なお金を使ってくれていたのです。
私は、習字も野球も音楽教室もあまり好きではなかったです。
ただ、「やり始めたので辞められない」と思っていました。
凄い嫌でも行きました。
たまには必死に体温計をこすって
仮病で休もうとしていました。(笑)

習字と野球に関しては、特別上手くないし好きでもなかった。

塾(数学と英語)は良くできていたし、ある程度は好きでした。
でも、他の教科は大っ嫌いでした!
私の通っていた塾では
クラスが3つか4つほどあり、
一番上のクラス(統一テストで毎回クラス分けされる)で、
テストでは、ランキングにも載ったりしていました。

音楽教室は上手でしただ、嫌いでした。
音楽教室では、エレクトーンやピアノや歌をやっていました。
私は、練習が大っ嫌いでしたが、ピアノはなぜか上手でした。
1日に30分だけはなんとか我慢して練習していました。
小学生高学年や中学生になると
ピアノは弾けていたために、
コンクール等に出ていました。
私は、「断る」選択肢がありませんでした。
だって、親や先生を含め、周りに期待されているから。
「期待に応えたい」という感情が
「やりたくない」という感情を打ち負かしていました。

私は、中学生になった際、
習字だけは辞めて
塾とピアノは継続。
そして、野球は継続する予定はなかったのに
継続します。(笑)
当時、野球部の人数が足りなくて、経験者だった私は
野球部へ入ります。(やりたくもないのに)
学校➡部活➡塾➡ピアノの生活でした。
中学生になって、ピアノではコンクールでご縁があり、
音楽大学の先生に習う事になりました。
そして更に周りの期待が大きくなり、
私自身も大っ嫌いなピアノを好きになろうと努力しました。
そして、音楽高校へ進学するよう
周りから言われました。
私は、どうしてもどうしても嫌で
「大学の時に音楽大学へ行くから、高校は許して」と言って
家から近い高校へ通うことになりました。

ここまでで、高校までの私の人生を振り返りましたが
「すべて他人軸だった」と思います。
もちろん、最終的に「やる」判断をしたのは私です。
でも、判断基準は「周り」にあるのです。
「親の期待に応えたい」「先生の期待に応えたい」
子供の頃って(特に男の子)本当に「お母さん大好き」ですから(笑)
凄く親や周りの目を気にして
「自分の気持ち」を押し潰してしまいます。

もし、この記事を読んでいる方で
進路で悩んでいる学生さんや保護者の方がいましたら
「お互いに本音でお話し合う」という事を
大切にしていただければと思います。
そうでなければ子供の「自分軸」は出てこないと思います。
子育てしてない私が言うのもおかしいですが。

②好きは最強。「できる」ではなく「やりたい」を選ぶべき

さぁ、好きでもないのにピアノを最低限練習して
音楽大学へ無事?進学した私は、
まだ懲りずにピアノが好きになる努力をしていました。
周りには海外から留学してきた学生や
地方から上京してきた学生がたくさんいました。
それだけ、本気で学びに来ているのです。
私は、大っ嫌いなので、学ぶ意欲が皆無でした。
ただ、目の前の試験やコンサートを淡々とこなすだけ。
向上心などありません。
なんなら、大学1年生かた始めた「バイト」の方が好きでした。

大学4年生にもなると、周りは進路を決め始めます。
音楽大学なのでいわゆる「4年生大学」の就活をする学生は
少ないです。
周りは、音楽団に入る人や音楽教師になる人
留学や大学院へ行く人もいました。
これまで「自分軸」で意志決定をしていない私は
進路を決められません。
もちろん、音楽は4年やっても好きになれず
かといって音楽大学では音楽以外の勉強など
そこまで力を入れていませんので。
この段階では
「何のために頑張ってきたのか」分からなくなっていました。
周りのためにやってきたはずの音楽も、
音楽大学に入れば、別に皆がやっている普通のこと。
特別下手でも無かったと思いますが、レベルが高いとは言えませんでした。
周りが本気でプロを目指してやっているのですから当たり前ですね。
私は、本気でやっている人達の中で学べたことがあります。
それが、「好きは最強」ということです。
私が苦しんで1時間練習している中で、
平気で楽しそうに一日中音楽やっているんです。
授業が終わっても、夕飯まで練習して
寮で夕飯をとったら、また練習して就寝。
好きで好きでたまらないのでしょう。 
そんな人に、敵うわけがありません!
好きであれば努力に対する「苦の感情」が違うのです。
これを学べただけでも音楽大学へ進学して良かったです。

私が「数学」が好きでした。
なので、社会人になった今でもやはり「数字」には強いです。
なので社内試験の「数字」なんて全然「苦」ではないのです。
(でも、暗記は昔から嫌い)
「好きは最強」です。
もし、決断に迷っているなら「好き」を選ぶ方が正解かもしれません。
もし、私がそのような分かれ道に次に出会ったら私は迷わず「好き」を
選択します。

③「失敗」だと思っても「正解」かもしれない

ここまで、「失敗」ばかりのように振り返っていますが
結局、この過去がなければ今の私(今の思考ができる私というべき?)は
いないのです。
「好きは最強」を知ることができたのは「失敗」のような選択をしたおかげ
これからの人生の決断の判断材料として
とても大切な学びでした。
好きなことなら、努力して大きな壁を打ち負かせる可能性が高いです。
でも、嫌いだと途中で壁に負けてしまいます。
これは私が、経験して感じたことです。

まとめ

・子どもの頃は「周り(特に親)の期待に応えたい」という気持ちが強く、
自分の意志を潰していた。
・本気でプロを目指している人達の中で「好きは最強」ということを
学べた。
・もし、また決断をするときが来たら私は勇気をもって「好き」を選ぶ。
・「失敗」からも学ぶことはある。
むしろその失敗がなければ今の自分はいない。

以上です。
是非、皆様もご自身の経験と照らし合わせて考えてみてください。
また、その考えを是非コメントで共有いただければ嬉しいです!
人それぞれが経験や考えを持っています。
色々な考えや意見が、決断を迷っている方の参考になれば幸いです。
貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。

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