見出し画像

戯曲『アメリカに行く』をお読みいただき、ありがとうございました!


こんにちは。浅野 @ASANOYukiyasu です。

前回までの記事で、戯曲『アメリカに行く』を全文公開させていただきました。

最後までお読みいただいたみなさん、どうもありがとうございました!



この作品を執筆した当時、僕が意識していたことは、昔テレビのドキュメンタリー番組で見た、難病を患った少年の言葉でした。

「友達っていいよ」

それが、その少年の言葉です。

難病を患い、小学校に通うことができなくなった少年が、病室でカメラに向かってそんな言葉をポロッと漏らしたのです。

「友達っていいよ」と。


本作をお読みいただければすぐに分かりますが、その少年のイメージとは少しばかり違った作品内容に着地したわけですが……とはいえ、僕の中で本作の核となっていたのは、間違いなく「友達っていいよ」という言葉だったわけです。


誰かが口にした、たったひと言の言葉が物語の出発点になる……そんなことが、僕の場合、よくあるように思います。

「友達っていいよ」

いまでも僕は、その言葉が内包するアレコレに、豊かな物語を感じます。

それはもしかすると、ひとりの少年が生きた、けっして長くはなかった時間の、けれどそれは確かにあった時間なのだ、というかけがえない豊かさなのかもしれません。


と、なんだかよくわからない文章になってしまいましたが、今回『アメリカに行く』という作品を公開して、そんなことを思い出したのでした。


それでは、また次回の戯曲をお楽しみに!


今回もお読みいただいて、本当にありがとうございました!


この記事が参加している募集

お読みいただきありがとうございます!「スキ」「フォロー」していただけたら、とてもうれしいです! 楽しみながら続けていきたいと思ってます!