不器用だからこそ、胸に迫るものがある。
ふと、こんなことを思った。
「最近の自分は、歳をとって、それなりに知識と経験を得たぶん、要領よく立ち回ろうとしているんじゃないか?」
「若い」ということが、すべてにおいて素晴らしいとは思わないけれど、知識も経験もお金もないかわりにガムシャラだった若いころに比べると、歳をとればとるほど「気持ちの強さ」がだんだん弱まっていくように感じてしまう。
そして、その「弱くなった気持ち」を補うように、要領よく立ち回ることを選択してしまっているのではないだろうか?
そんなふうに考えて