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首・肩・顔を温める【上半身も温活】

実は私、首肩顔の温活をやっています。

えっ?顔?と驚かれるかもしれませんが、顔も温めると意外と気持ちがいいですよ。
 
ちなみに「冷え」というと、下半身(足・腰・腹)というイメージが強いですよね。温活というと、下半身を温めるものだと皆さんイメージされると思います。

実は私も、若い頃からずっと冷え性で、特に足が冷えやすかったので、ずっと下半身の冷え対策に取り組んできました。
お陰で今、私の足元はポカポカしています。
 
ところが、更年期に差し掛かった頃から、足元よりもうんと上の方、肩や首の辺りが辛くなってきました。
パソコンやスマホをよく使うのも原因なんでしょうね。
上半身のストレッチをしたり、ウォーキングなどの運動も取り入れて、養生を心がけてきました。

それでも、迫り来る不調…😅。

数年前から、今度は「のぼせ」「ホットフラッシュ」まで出てきました。顔がカーと熱くなり、ポッポッと汗が出てきます。
この時の私は、「汗をかく=体が熱い」だと思い込み、ずっと上半身は涼しめの服装をしてきました。
足元は全然冷えていないから、大丈夫!OK!と信じていたのです。

ところがある時、自分では「暑い!」と感じていても、実際に体に触れてみると、意外と身体はひんやり冷えている…ということに気づきました。

汗が出ても身体は冷たいんです。暑いと思い込んでいたけど、実は暑がっていないのかしら?身体に触れると冷たくひんやりしています。
この辺りから、私の「ちょっと待てよ…」と身体の冷えを意識するようになりました。

そんななか、今年は、漢方薬の先生のお話を聞く機会に恵まれ、zoomを通して中医学の理論をいろいろ教えてもらっています。

ここでも「冷え」がよく話題に出てくるのですが、「えっ?これも冷えからくる症状なのですか?」とビックリすることが多く、私の「冷え疑惑」はどんどん確信へと変化していくのでした。


さて、そんな私が今一番気になっていたのが、「首」「肩」「顔」の冷えです。

顔って触ってみると意外と冷えているんですよね。その中でも「耳」は、常にひんやり冷え続けている状態です。

でも、自分では自覚が全くなくてわかんないんですよ。ここがポイントなのかもしれません。
冷えているのに「冷え」が自覚できていないほど、慢性化していた…という訳です。

やはり、肩首顔は冷えの盲点になっていますね。 

確かに、自分ではネックウォーマーをしたり運動したりして、首や肩をほぐしているつもりでいましたが、いざ自分の顔や首を触った時にはヒェッーと驚くほど冷たかったんです。  
だから、いつまでたっても肩こりが良くならないんだな…と気がつきました。 



こうして、「冷え」対策の大切さを、漢方薬の先生から教えていただき、目から鱗が落ちるように次々と「自分の身体の状態」に気づかされました。

そこで、私も重い腰をあげて(よっこらしょ…と)、肩首顔の温活に取り組むようになりました。 

では、実際に何をしたのか?と言いますと、具体的には
お風呂に入った時に、湯船で10分間温める 
をしています。

浴槽の縁にホットタオルをかけ、そこに首を乗せて枕にします。
で、ホットタオルで首の付け根のツボを温めて刺激しつつ、しっかりお湯に浸かって温めて全身リラックス。
やがて両手が温まってきたら、手のひらで顔や耳を包み込み、しっとり温めます。
こうして首・肩・顔・耳をじっくりジンワリと温めるのです。

ちなみに、我が家の風呂はお湯が冷えない設計になっているので、10分間入りっぱなしでも湯は冷めません。

この時、温まった手で顔や耳に触れると「ヒェッ!Σ(゚Д゚)」と驚くほど冷たいです。
こんなに冷えていたの?と毎回ビックリしています。

耳にはたくさんのツボがあるそうですので、手のひらでしっかり両耳を温めたところで、 耳を引っ張ったり 揉んだりしてマッサージをしています。
これが結構気持ちいいんですよね。 

更に、顔もツボが集まっているそうなので、手のひらやホットタオルを用いて、顔も全体的にしっかり温めています。 

こうして10分間、顔の顎のラインから頭の付け根までしっかりお湯につかっていると、汗がジワッと出てきます。 
あんなに冷えて固くなっていた首顔肩も、少しずつゆるんで温まってきます。 

あとは就寝時にネックウォーマーをして、お布団にイン。

 これを日課にして、毎日コツコツ続けています。
12月に入ってから始めたので、やり始めて2週間を過ぎたところですが、とても良い感じです。



最後に…。
この「首温活」をやってみて気がついたことですが、冷えが慢性化していると、どんなに体にいいこと(温める)をしていても、始めた初日は「気持ち悪さ」「不快感」しか感じないものなんですね。 

変な例えですが、ブラック会社に勤めている人が、冷遇されていくうちに感覚がどんどん麻痺しちゃって、その職場から抜け出せなくなるのと同じ感じ。(←グロい例えでスミマセン💦)
酷い状態の中に長いこといると、だんだん馴染んでしまい抜け出すのにストレスや怖さを感じてしまう…。あれと同じです。

私の身体もまさにそれでした。

慢性化した症状は、それを改善させるための処置をしても、すぐに「心地よさ」は感じられず、まずは「不快感」として感じられます。
おそらく体が「温かさ」に慣れていないから…なんでしょうね。 

そういえば、今までを振り返ると、しっかり湯船につかって体を温めていると、汗をかく直前で「気持ち悪い」と不快に感じてしまい、それ以上長く湯船につかっていられなくなりました。
だから、途中で風呂から出て、しっかり温めることをせず「カラスの行水」状態で終わらせていたんだな…と思いました。

特に、忙しくてバタバタ入浴していた頃は、肩まで浸かることはしないで、サッと出ていたので、やはり肩から上が冷えたままだったんでしょうね。(反省)

今回は、その「気持ち悪さ」を乗り越えて、頑張って10分温まったことにより、壁を突破できた感じです。
お風呂10分を継続していくことで、冷えに慣れた身体に「温める」を体験させた…というわけです。
まさに、身体との根くらべですよ。

こうして、毎日コツコツ続けていくことで、だんだんと体が「温める」に慣れてきて、温かさを心地よいと感じられるようになってきました。
身体も学習期間が必要…ってことなんですね。

さて、温まった後の すっきりした感じ… これが本当に気持ちよくて癖になりそうです。これ、マイブームになっています。
この冬は、首肩顔の温活をしていき、さらに健康で元気な体で過ごしたいです。


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