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【写真日記】ディープな岐阜旅⑤ぎふ金華山ロープウェーと岐阜市歴史博物館

前回のお話はこちら

岐阜公園の中を歩いていたら、雨が降ってきました。
折りたたみ傘をさしてみたけど、せっかくだから、このまま金華山ロープウェーに乗っちゃおう~!と思いました。

金華山ロープウェイへ

「ロープウェーのりば」の案内に従って、歩いて行くと…。

この先に乗り場があるようです。

更に進んでいくと、見えてきましたよ~!

戦国武将が勢ぞろい!の壁画。

やっとこさ到着。ここが、ぎふ金華山ロープウェーの乗り場です。

公園入口からここまでの案内は、初めて訪れた者にも分かりやすく、すぐにたどり行けました。

中に入って早々、もうすぐロープウェーが出発するというので、慌てて窓口に行き、チケットを買いました。

この時、窓口のおばちゃんに「往復?片道?どっち?」と突然聞かれ、
「えっ?片道ってどういうことですか?」と聞いたところ、行きはロープウェーに乗車するけど、帰りは徒歩で山を下りる人がいるそうです。

へぇー、そうなんだ。『行きは片道チケットで、帰りは歩いて下山』というコースもあるのね。

…と、あれこれ考えている私に、おばちゃんは「えっ⁉どうするの⁉片道?往復?どっち?」とドヤして追及。(そんな急に迫られても…)
下り道なんてどうやって行けばいいのか知らないし、しかも雨が降っているから、ここは当然、往復チケットを購入しましたよ。

カッコいいのぼり旗が立てられていました。

改札を通って、乗り場へと向かいます。

もうすでに中は満員状態。

私が最後尾の乗客でした。
中はお客さんがいっぱいで、一番いい場所はもうすでに他者に陣取られていました。残念…泣。
仕方がないから、真ん中の空いているところに立ちました。

人が密集しているなか、手を伸ばしてギリギリ撮れた風景。

ふもとの駅から山頂の駅までは、約3分。

窓から見える金華山の斜面は、結構急でした。里山のようなゆるい山をイメージしていたら、標高329mのちゃんとした山なんですね。

「金華山登山ガイド」岐阜市公式ホームページより


ロープウェーの中では、ガイドさんが「右手に見えますのは~」と案内してくれるんだけど、私の周りは人人人…なので、よく見れませんでした泣。

…と、そうこうしているうちに、山頂の駅に到着。

山頂駅内はこんな感じ。

ぞろぞろと降車して、出口へと向かいました。

岐阜城へ行こうとしたら…

さて、雨がやんでいたので、「これならいける!」と思った私。
山の頂にある岐阜城へ、ちょっと登ってみることにしました。

ロープウェーの山頂駅から岐阜城までは、こんな山道を登っていきます。

…が、ここで、またポツリ、ポツリ…と降り始める(悲報)。

他のお客さんは、みんな山頂へとそそくさ登っていきました。

慌ててバッグから折り畳み傘を取り出し、開いてはみたものの、傘を持っての登山はちょっと面倒だと感じ、残念だけど、ここで断念。

岐阜城は、またの機会に残しておくことにしました。

岐阜の街を見下ろしながらのランチ

さて、先ほどの山頂駅から少し登ったところに、展望レストランがあったので、そこで(雨宿りも兼ねて)、ランチをいただくことにしました。

レストランの入口。

ここは、事前に食券を買って入店するシステム。

何にしようか悩んだけど、ここは無難に「飛騨牛ハンバーグ定食」をチョイスしました。ちなみに、他のメニューはこちら

美味しかったです~

この時、ありがたいことに窓際のカウンター席へと案内されたので、食事を待っている間も、お食事中も、濃尾平野の絶景を楽しむことができました。

中央を流れるのは長良川です。

斎藤道三や織田信長も見たであろう、この美濃国の風景。
今は都市の眺望ですが、遠い昔は、家屋の他に田畑や草原も広がっていたのでしょうね。

この風景を見ていると、天下統一を目指したくなる気持ち…わかる気がします。

「ごちそうさまでした!」
ペロッと完食し、レストランを後にしました。

再びロープウェーに乗る

外に出ると、相変わらず雨がしとしと降っています。
このまま下山することにしました。

レストランの建物の横には、展望台があるみたい。でも、雨が降っているし、濡れるのが嫌なので、今回は断念しました。
急な石段を下りていくと、ロープウェーの山頂駅が見えてきました。

乗り場の手前の柵には、こんな注意書きが…。
これを見て、「歩いて下山」は私にはやはり無理~!と思いましたよ笑。

熊も怖いけど、イノシシもメッチャ怖いよ。
まだ昼間なのに、雨のせいでなんだか夕方みたいに薄暗い。

次の発車時間を待っている間、また次々とお客さんが集まってきました。
この人数だと、ベストポジションはまた無理かもしれないなぁ…と思っていたら、はい、やっぱりその通りでした!

また乗り物内の中央部に立つ私。席運が全然ない笑。
かろうじてドア側をキープ。ドアの窓から雨に濡れる岐阜の街が見えました。

こうして無事にふもとの山麓駅に到着したのでした。

こんな顔出しパネルがありました。これは信長と濃姫?


岐阜公園のなか

お天気が良ければ、ゆっくり散策したかったなぁ…。
岐阜公園の中は、お散歩をするのに良さそうな、とっても素敵なところでした。

せせらぎ
藤棚もありました。
これは菖蒲かな?
噴水
中央の木の奥に見える建物は、抹茶と和菓子がいただけるお店でした。

ちなみに、これは後で知ったのですが、岐阜市内の路線バスを利用して、岐阜公園に行くと、岐阜城やロープウェーや博物館など、岐阜公園周辺にある有料施設の割引クーポンがもらえたそうですよ。

この情報、岐阜バスに乗っていた時、全く気付きませんでした。

もったいないことをしましたわ~。次回は絶対に利用しよう!

岐阜市歴史博物館

最後に、岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館を見学しました。

重厚な建物。
ここでも雨宿りのついでに、入館してみました。

館内では写真を撮りませんでした。なので、文章でのレポ。

岐阜市の歴史を学ぶのに充実した内容でした。

特に面白かったのは、総合展示室です。岐阜市の原始~現代のものが展示されています。ここに、かつての信長の居館をVRで再現した動画があったのですが、これが結構よかったです。
発掘現場から推定して復元された館は「こんなに立派な建物だったの!」と驚くものでした。令和の今、同じものを同じ規模で作ったとしても、やはり膨大な資金と高度な技術が必要だろうなぁ…と思いました。信長の圧倒的な力を感じましたよ。
あと、楽市・楽座の建物のリアルな復元コーナーも、実際に覗いたりできるので、とても面白かったです。

そのほかでは、特別展示「タイムトラベル~近代の岐阜旅~」が良かったです。(開催期間は令和4年4月29日~6月19日)
ちょうど前日に、柳ケ瀬を散策したこともあり、明治・大正・昭和初期の柳ケ瀬の様子を知ることができて、とても興味深かったです。
昔の岐阜は、ハイカラでモダンな街だったんですね~。

さて、博物館を見て楽しんだので、岐阜公園を出ることにしました。今度はお天気がいい時に再訪したいなぁ…。

ちょっと一息・カフェでおやつタイム

美味しいコーヒーが飲んで一休みしたくなったので「岐阜公園の周辺で、いいカフェはないかな?」と、スマホで検索してみました。

こうして見つけたのが、下のカフェ。

YAJIMA COFFEEさん

静かで落ち着いた店内で、おひとりさまでも一見さんでも大丈夫でした。
歩き疲れた体を癒すのにちょうどいい、素敵なカフェでした。

コーヒーは、本日のおすすめコーヒーにしました。
名前をうっかり失念。素朴な風味で程よい甘さ・とても美味しいケーキでした。

ありがとう岐阜

おやつタイムを終え、カフェを出た私は、バス停に向かって歩きました。
途中、金華山の方を見ると、山頂の岐阜城と、山頂とふもとを行き来するロープウェーが目に入りました。

あれに乗ったんだなぁ…と思うと、なんだか感慨深い。

「次は天守閣に登ってやるぜー!待ってろよ!」と、城に向かって心の中で決めセリフをキメて、岐阜公園に別れを告げたのでした。

岐阜公園・歴史博物館前のこのバス停でバスに乗りました。このまま岐阜駅へと帰ります。

岐阜駅へと戻る途中、バスの窓から、岐阜大仏伊奈波神社などが見えて、まだ知らない岐阜が他にもたくさんあることに気づきましたよ~。
こりゃ、また来なきゃいけないなぁ笑。

楽しかったよ~岐阜。この2日間でディープな岐阜にすっかり魅せられて、岐阜の虜になりました笑。

お土産に、駅の売店で長良ういろを買い、高速バスに乗り込みました。

帰路のバスの中では、二日間の歩き疲れがドッと出て、爆睡しました。
いい運動になりましたわ~。

これからしばらくの間、「岐阜」がマイブームになりそうです。

帰りの高速バスの中にて。「ます寿司のおにぎり」せっかく買ったのに、食べずに爆睡しましたとさ。


ディープな岐阜旅シリーズ・『完』


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