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パニック障害撲滅!

今回はパニック障害になる前についてお話ししようと思います。

28歳の頃、私は結婚を焦り出しました。

彼氏はおらず、気になる人はいましたが全く脈もなく、どうすれば良さそうな相手が現れて結婚できるのか(出来れば30前に)と思い悩みました。

それで、飲み会(コンパ)によく行くようになりました。自分を大きく見せようと、今思うと無駄な努力(お茶やらお花の習い事、コーラス、マナー教室、料理教室、社交ダンス)を色々して、それをアピールしていました。今になったら何でそんなに必死だったのか訳がわかりません(笑)


そして当時、勤めていた仕事先は病院でいわゆるブラック企業でした。有給無し、年間休日75日くらい、経営者が気に入らない人にはいきなり電話一本、速達1枚で解雇があり、職安からしょっちゅう事情聴取の電話が来ていました。病院内の人間関係はギスギスしていて、看護師の中には怒鳴る人、攻撃的な人も多々いました。私は仕事のストレスを紛らわすために毎日寝る前に酒を飲んでいました。それも安いワインを買って来て一日に2/3本も!次の日には二日酔いで会社に行っていました。今思うと完全アル中ではないかと思います。(今は全く飲んでいません)

そして29歳のある日、仕事中にパソコンの前で入力していたらいきなり手が痺れた感覚になりました。焦って手首を回したら今度はなんか頭がぼーっとする感じになってきて「えっ?まさか脳梗塞?」と思いはじめたら怖くなってきました。

それで周りに気分が悪いと伝えてベットに横になりに行きましたが暫くしたら今度は意識が飛びそうになりフワフワした感じになりました。「これ、車の運転出来ないな。弱ったな。」と思いながら事務の同僚に家族を呼んでもらい、仕事を早退して家族に脳外科に連れていって貰いMRIを撮ったら全く異常がみつかりませんでした。

「もしかしたら見つかってないだけで何か悪い病気かも知れない」

恐怖が襲ってきました。ここから思い込みによる症状に私は長いこと苦しめられる事になるのです。


最初は仕事中に「またあんな事になったらどうしよう。」と思うだけだったのに、次第に身体に変調が現れて微熱が続くようになり脈も早くなっていきました。ある時、看護師さんに「低血糖かも」と言いながら血圧と血糖を測って貰ったらどちらも今まで見た事がない高い数値になっていてビックリしました。

「私、どこか体の調子がおかしいに違いない」

そう思い出したら気になり出して耳鼻科でメニエルを疑ってみたり内科で血液検査したり色々調べて貰いました(ドクターショッピング状態)が特に異常もなく不安だけが募っていきました。

その頃、たまたま趣味のコーラスで知り合った人との結婚が決まりました。そして、仕事以外の副業で結婚式場の対面式の司会を任されたりするような事が重なりました。

体調が悪い気がするのに仕事に、結婚式の打ち合わせに、副業に、、と色々な予定が重なってしまい、本格的に体調を崩して仕事を1ヶ月休職する羽目になってしまいました。

そして、1ヶ月後に職場復帰しようと思っていたら病院の経営者からいきなり「体調管理のできない人は要りません」と言われて病院を辞める事が決まりました。復帰してもすぐに大丈夫と言えない状況だったその時はほっとしたのですが(明らかに過緊張状態だったので)家では「すぐに次の就職先を探しなさい。働かざるもの食うべからず!」的な雰囲気があり、仕方なく楽で暇そうな仕事を探しました。そして、1ヶ月で次の仕事が決まりました。

次の仕事は公務員系の事務でした。公務員系の事務は今までの病院と違い、人間関係は全然問題なくしかも暇でいかに時間を潰すか、、という事が仕事の中で一番重要な感じでした。忙しい時が殆どなく楽でしたが、過緊張状態が続いた私にはそれはそれで何か苦しくてしんどかったです。(本来なら天国のような職場なのにこうだったのは今思うとパニック障害の思考がそうさせていたのかも知れません。)

人と話す時でも、なんか自分の体の方に意識がいって話が頭に入らなかったり、何でも無い状況にも緊張したりしていました。

特に、会議とか静かな場所が耐えられない感じでした。この頃はまだ車の運転は特に意識しておらず高速で隣県に行ったり、飛行機で海外も平気でした。電車やスーパー、美容室も問題なく、何となく対人恐怖とか緊張しやすいとか、以前の病院勤務で最後に経験した出来事のトラウマがあるな、、程度の認識でした。

次回、、出産から本格パニック障害に移行

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