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【そうだ、島に行こう。沖縄一人旅2024】2日め。念願の久高島へ。②

念願の久高島に着きました。
島人の内間さんの車に乗り込み久高島のガイドツアーがスタート。

まず連れてきてもらったのがこちら。

大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとゅまい)

こちらは琉球王国時代、聞得大君と国王が来島する際に使われた港と集落への入口のことだそう。「まずここへお祈りと挨拶をしましょう」と内間さんが何か歌を歌ってくれて、私たちはそのまま横の茂みに向かってお祈りします。
久高島に限らず沖縄の神聖とされている場所は一見すると何もないようば茂みだったり、石がちょこんと置いてあるだけの事が多いです。

暑すぎず風が程よくあり本当に気持ちが良い天気で、島に「呼ばれた」とまでは思わないけど「快く迎えてもらっているのかなあ」とは思う。そして前回の悪天候の際にすごく悩んだけど、無理して来なくて良かったなあとも思う。

御殿庭(うどぅんみゃー)

ここは島の主要な祭場。今は途絶えてしまったイザイホーという行事が行われた場所でもあります。この建物の奥の自然が御嶽だそう。うっかり入ってしまいそうですが、この建物自体も神聖な場であり立ち入り禁止です。

12年に一度行われていたイザイホーの映像はこちら。
島の女性が神女になるための儀式です。


私は久高島をこのイザイホーという祭事で知り興味が湧き、その後島民たちの信仰心の高さを綴った本を読んだりしたのでちょっと久高島に対してのイメージが偏っていたというか、怖い部分もあったんですよね。
本島の人も「神聖なので久高島には行かない」とか「霊感が高い人は島でお線香の匂いがする」とか言ってたりしたし。

興味はあるけど、霊感ないけど、でももし怖い何かを感じてしまったらどうしよう・・スピリチュアルな何かを感じてみたいとかいうてたくせに、どっちだよ、って感じなんですけど😞

右に見えるのが久高島の名産イラブー(ウミヘビ)の燻製小屋

ガイドさんは久高島にお嫁に来た方らしく、久高島の伝統や意識をつないでいく事にとても真剣に向き合っている方でした。
神聖な場所で何かを感じる力も徐々に強まっていったそうです。

ハタス

イシキ浜に漂着した五穀の種子が入った壺の中から麦の種を蒔いてその壺を埋めたと言われている場所。麦の穂が出ています。
ここでみんなで深呼吸。息を吸うのって気持ちいいな〜って素直に思える。

久高島は全土の南1/3ほどが人の集落で、そのほか2/3はほぼ植物の生い茂った藪と道路だけです。ちょっとびっくりなんだけど島の土地は島のみんなの共有財産らしい。

そしてさらにすっごいびっくりしたんだけど、今見返したら島の中でもかなり重要な聖地フボー御嶽の写真を1枚も撮ってなかった・・🙄🙄
そういう所はあるやつだけど、自分・・ほんまか・・?

フボー御嶽の隣の空間は何枚か撮ってたんだけど笑
ここもめっちゃ神聖な空気でした

多分話とお祈りに夢中になっていて写真を忘れてしまったんだなあ・・。まあでも、ちゃんとご挨拶はできたから良しです。

ハビャーン(カベール岬)

こちらは琉球開闢の祖アマミキヨが降臨、あるいは上陸したとされる聖地。

風が気持ちいい!!
今回観光客の方の来島は多そうだったんだけど、ガイドの時間がうまくずれたのか
ほぼ貸切状態の贅沢でした

これは巨大なガジュマルの木。
圧倒的な大きさで包み込んでくれるような寛大さを感じる。

沖縄ではキジムナーと呼ばれるガジュマルの精がいると言い伝えられていますが、久高の子供たちはよく植物とお話しするそう。

イシキ浜

こちらは五穀の種子の入った壺が漂着したという五穀発祥伝説の浜。この日は引き潮でだいぶ沖まで歩いていけそうでした。

各お祈りの場でガイドさんがゆっくり時間を取ってくれるので、散策したり写真を撮ったりもゆったりできて助かりました。パワーが強い場所に来るとガイドさんは手先がビリビリするらしく、私にも来んかなと思ってみたけど特にそういう現象はなかった😂

でもすごく気持ちが良かったり穏やかになれたりはしたので、それでいいのかな〜とも思います。穏やかな気持ちで久高島を周れることがまず嬉しい。

一緒に回ったご夫婦も聖地廻りやスピリチュアルに興味がある方々らしく、内間さんのガイドを楽しんでいました。私と同樣に他の方のブログを見て彼女にガイドを頼もうと思ったらしい。

軽トラが絵になる〜

徳仁港でお昼すぎにガイドさん達と別れ、あとは一人でぶらぶら散策します。
長くなりそうなので続きは次回!

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