結婚がゴールだったエミコ

結婚と、家族と、子供のこと。他にも、日々の生活のこと、明治大正昭和のこと、本の感想など。会社員しながら子育てしてます。もぐら会。

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    • 普通の日記

      2020年4月からの生活で感じたことの記録。 「パンを焼く女になる」「キムタクが国民の元カレになった日」「丁寧な暮らしをしない女への長い道のり」など。

    • 婚活嫌いの私が結婚に至るまでのあれこれ

      モテない私が、くよくよしながらも結婚に至るまでのあれこれを書いてみようと思います。婚活っていうワード、今でも苦手です。

    • 明治・大正・昭和の私たち

      昔の雑誌や記録を掘り起こして、当時の空気や感覚を味わってみようという試みをしています。

    • 通勤日記

      通勤途中に日記を書くことがあります。

    最近の記事

    一人の参加者から見た「東京の生活史」プロジェクトの凄み

    一人一人の人間に、生まれた場所があって、生きてきた時間があって、かなしみやたのしみがある。そういう当たり前のことを、私たちはいつも簡単に忘れてしまう。 先日紀伊國屋じんぶん大賞を受賞した「東京の生活史」。今をときめく岸政彦さんが指揮をとって、150人の聞き手が、150人の語り手に聞き取りをした、壮大な一冊だ。 去年の6月、その聞き手を公募すると知って、胸を高鳴らせたことをよく覚えている。それから、運良く聞き手として参加させていただけることになって、岸先生による数回の説明会

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      • できるだけ何も感じない / コロナ禍の日常

        朝の6時15分。遮光カーテンの隙間から日差しが漏れて、息子の頬を細く照らしている。スマートフォンを構え、息をひそめて、寝顔を写真におさめた。シャッター音で目を覚まさなかったことを確認して、足元にぐちゃっと丸まったタオルケットを手繰り寄せ、二度寝の態勢に入った。 本当ならいまごろ、旅行の最終日だったね。朝ごはんを食べながら、夫が言った。そういえばそうだった。この週末は、長らく会えていない親戚と、北陸旅行に行く予定だったのだ。しかし直前になって、感染拡大のスピードがみるみる加速

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        • 二人きりの車内で語られた、ストーリーになりきれない人生の断片

          生まれてこのかた、居酒屋で偶然隣り合った人と盛り上がった経験がない。できればこのまま経験せずに一生を終えたいと思う。 親しくない人と言葉を交わすのは重労働だ。それが会社の飲み会であれ、親しげな店員さんとの数往復であれ、何を言うのが正解なのかよくわからず、過度にぺらぺら口が滑っては勝手に疲れてしまう。ささやかな緊張と、変な興奮がずっと続く。 だからコロナ禍になって、人から突然話しかけられる機会が減って、ずいぶん快適になった。最近は、「この人と会いたい」というモチベーションを

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          • 所属コミュニティにEXILEメンバーが入ってきたらどうしよう

            その知らせは突然やってきた。 一応断っておくと、もぐら会は、ダンススクールではない。エッセイストの紫原明子さんが主催している、「他者と対話しながら自分で自分を見つめる」コミュニティだ。 もぐら会には、いつも穏やかで円環的な時間が流れている。コミュニティ内のスレッドに、布団の中から「起きた」と三文字書き込めば、ただちに「えらい」「とてもえらい」「とてもとてもえらい」というスタンプが返ってくる。きわめてやさしい世界。 しかし、そんなもぐら会にも、2019年に発足してからいく

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            書籍 「インターネットの外側で拾いあつめた言葉たち」 の販売を開始しました

            編集長をつとめた本が、予約開始になりました! 「2000年から2020年まで、どんな人生を送ってきましたか?」というインタビューが詰まった一冊です。 落ち着かない日々が続きますが、確かに歩んできたこれまでの時間を、共に振り返ってみませんか。 私の書かせてもらった序章を公開しています!こんな目的で制作した本です。 「もぐら本2」の序章を公開〜この1年で失われた言葉を取り戻す試み〜 インターネット販売開始します。『もぐらの鉱物採集2 インターネットの外側で拾いあつめた言葉

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            2021.5.2 東京か、神奈川か、それが問題だ

            GWに映画館もショッピングモールも休業ってマジですか…と覚悟していたんですが、20時過ぎても普通にオープンしています。いちいち驚いてしまう。そして思い出す。私が住んでいるのは東京じゃない、神奈川だったんだと。 不思議ですよね。普段、あっちは東京だとか、こっちは神奈川だとか、いちいち意識することなんてめったにないのに。いまごろ武蔵小杉とか川崎とか、あるいは舞浜とか浦安とかには、都民が移動したりしているのでしょうか。あと浦和とか大宮とか…?赤羽…? 今回の緊急事態宣言の措置に

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            だじゃれを言えるあの子がうらやましかった

            息子がハマっている絵本。 「だじゃれすいぞくかん」と「だじゃれオリンピック」。 びっくりするほど笑う。 「おちてもへいきんだい!」 よほど気に入ったのか、1日に10回くらい繰り返している。彼は平均台遊びが大好きなのだ。 「おさきマっグロ」 保育園の行き帰り、道行くひとに大きな声で言うので不安になる。おさきマっグロ!おさきマっグロ!あははは!とか言う。 「カレーっ!」 このページを見ながら、息子とふたりで「カレーはカレー!」「ほんとカレー!」「すごくカレー!」と

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            一人ひとりの「合理性」を理解する――「地元を生きる 沖縄的共同性の社会学」を読む

            待望の本が出たぞと手に取ったはいいけれど、予想以上に分厚くて重たくて、今はちょっと…と本棚に押し込んだ。 週末、改めて手に取って、ページをめくってみる。第一章で数字やグラフが並んでいるのを素通りし、さらに進むと、打越正行さんの著書「ヤンキーと地元」に登場した名前をいくつも発見した。 それは、30代になっても、地元の建設会社で働き、何人もの先輩に深夜呼び出され、送迎をさせられる毎日を送る男性の生活史。共同体から排除され、また共同体に拘束される人たちと、著者自身が何年も生活を共

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            いじわるな子は嫌いなままでいいのかも ――「となりのせきのますだくん」を読む

            もし、自分の子供が小学校に入って、「となりのせきのますだくんがいじわるしてくるの」と言ったら。私はなんて答えるんだろうか。 そのくらい放っておけばいいのよ? 先生に相談してみたら? 無視すればいいじゃない? 仕返ししちゃえ?  数十年ぶりに「となりのせきのますだくん」の表紙を見た。強烈な懐かしさを覚えるとともに、どういうストーリーだっけ、と頭をひねった。 とにかく、ますだくんがいじわるだということは覚えている。机の真ん中に線を引いて、消しゴムのカスがますだくん側にはみだ

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            男性の育休は「伝染」する――光文社新書 「家族の幸せ」の経済学 を読む

            1歳から保育園に預けるなんてかわいそう。 数年前、そんなお決まりの台詞を言われたことがある。 しかし、私は何とも思わなかった。というよりも、未だにそんな台詞が生きていることに驚いた。 私の周りでは、子供を0歳や1歳で預けるのが主流だったので、どう頑張っても子供たちをかわいそうだと思えなかったのだ。 もし私が、10年前に子育てをしていたら。20年前だったら。心がチクリと痛んだのだろうか。 私がここにたどり着くまで、一体どれだけの親たちが、「小さい頃から保育園に入れるな

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            みんな結婚ごっこなのかもしれない ――能町みね子さん「結婚の奴」を読む

            自分の中にある願望を認めて、ひとつずつ果たしてみる。こんなシンプルなことが、なかなかできない。 この一年ほど、能町みね子さんの「結婚の奴」が好きで好きで、何度も読み返している。誰かと結婚をしてみるという、静かで壮大な試みの一部始終。 そもそも、他人と恋愛をして共同生活を営むというのが、ものすごくハードルの高いことなのだ。それなのに私たちは、結婚というワードを使って、それが自然発生する出来事かのように思い込もうとしている。 しかし残念ながら、結婚は自然に発生しない。そして

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            今年はみんな頑張ったよね

            今年あと2ヶ月切ったよ?やばくない? 今年やるはずだった仕事、全然終わってないんだけど。 一人で焦っていたら、いやいや今年はみんな頑張ったじゃん、それでいいよ、と夫に言われた。 いいこと言う。そうだ、今年はみんな本当に頑張った。それでいいのかもしれない。 気がつけば、5月末の緊急事態宣言の解除から、もう半年が経とうとしている。 それでもまだ、先の見えない緊張感がうっすら現在進行形で続いていて、そろそろ今年を振り返ろうかねえ、というモードにはなりきれない。 しかし、今

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            婚活のつもりが浄水器を売りこまれた、あの夏のはなし

            25歳の夏が終わるころ、私は渋谷駅からほど近い半地下の喫茶店で、同世代の男の子から高額な浄水器の説明を受けていました。 この浄水器で、内側も外側もきれいになって、本当の自信を持ちましょう。エミコさんにぜひ試してみてほしいんです。ああ、結婚というゴールに向けて邁進するはずだったのに。なぜこうなる。 突然ですがみなさん、何回くらい、高額な健康食品や浄水器の勧誘を受けたことがありますか?1回?3回?10回くらいはある?日本中の人たちに統計取ったら、平均何回くらいになるんだろう。

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            有事と平時のはざまで生きている

            先日、電車の中で怒鳴られてしまった。 日曜日の午前中、二歳の息子と一緒に電車に乗っていたときのことだった。車内はそんなに混んでおらず、座席はひと席おきで埋まっている状態で、ちらほら立っている人もいる程度。私は、二人分空いている席はないかなと探しながら、先頭車両に向かってゆっくり歩いていった。 このご時世、座席は見事に一席おきに埋まっていて、ついに先頭車両のいちばん前、運転席の前の広いスペースに着いてしまった。座れなくても、ここなら人との距離も取ることができそうだと、息子を

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            合コンで出会った人をハッピーエンドに引きずり込もうとして失敗したはなし その2

            25歳の冬、私は朝からどんよりと曇った横須賀駅のロータリーで、一人の男性と待ち合わせをしていました。その一か月ほど前、20代半ばにして初めて合コンに参加した私は、そこで出会った冴えない男性とデートの約束をしていたのでした。 その人は大きな紺色の車でやってきて、運転席から大きな身体を乗り出して助手席のドアを開けてくれました。青いTシャツに青いYシャツを重ねたコーディネートに、おおデートでも中学生スタイルですか、いや私とデートしてくれるだけでもありがたいんですけどね、とぶつぶつ

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            Youtubeの再生履歴を家族に見せられるか問題

            2歳の息子にせがまれてFirestickのリモコンを操作すると、リビングのテレビ画面いっぱいにYoutubeの再生履歴が映し出される。原色で縁取られた文字の躍るサムネイル、〇〇をうたってみた、有名アーティストの何千万回再生されたミュージックビデオ。 我が家のFirestickは夫のアカウントで契約しているので、リビングの画面には夫が通勤中や就寝時にスマートフォンで再生した履歴がずらっと並ぶ。そしてそれらを目の当たりにするたびに、彼に対する尊敬の念を新たにするのである。一体ど

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