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子どものバイオリン発表会へ 子どもの可能性は無限であると気づいた

今年も無事に終わりました!
何度経験しても嬉しい瞬間です。

うちの子も、今年はしっかり実力を発揮することができました。どれだけの練習を積み重ねてきたのか、よくわかります。母親としてずっと見守ってきました。

テレビの時間を切り上げての練習。何度も繰り返した部分練習。指がうまく開かず、思い通りの音色が出せなくて悔しがっていたこと。頭ではわかっているのにできない悔しさに、涙していたこと。

暗譜が難しかったこと。暗譜して先生に褒められるかと思いきや「ここからがスタート」と言われたこと。

本番のペースでなかなか速く弾けなかったこと。速く弾くと音の粒が揃わず、いかに指の準備を速くするか試行錯誤したこと。

発表会の直前には期末テスト。「一日10時間勉強する!」と宣言しながら、それでも時間をみつけて練習していたこと。

当日のリハーサルで不安定だった音程を指摘され、昼休みに全力で調整したこと。

リピートを忘れたことや、リピートしていたのにもう一度演奏しようとしていたこともあったけれど、本番はもう本番は目の前。リカバリーに向けた練習は相当集中できていたから、きっと大丈夫だと親子で信じます。

そして、本番。

「今日は音が良く響いているよ!たくさん練習してきたから大丈夫!きっと上手くいくよ!」と声をかけて送り出します。

結果。

最後まで集中力を切らさずに、きっちりと弾き切りました!出だしは少し自信なさげでしたが、途中から音色が伸びやかになり、空間いっぱいに響いていました。音程も完璧。リハーサルで指摘された部分もほぼ克服していました。

曲が終盤へ差し掛かり、曲の初めに戻るころ。もう大丈夫!と思いました。ここからは娘が大好きなフレーズばかり。娘が楽しそうに弾く姿が目に入ってきます。さっきまでとは別人のよう。堂々とした演奏に、つい聞き入ってしまいました。

子どもは本番の最中にも、さらに成長していたのだ、と気づきます。

演奏が終わり、心からの拍手を送りました。嬉しそうな笑顔を遠目で見て、娘の心の中に一つ自信が生まれてくれたら、と思いました。みんなに見られる緊張感の中で、よく弾ききったと思います。たくさん褒めましたよ!

他の子どもたちの演奏も素敵で、つい聴き入りました。子どもたちはそれぞれ少し難しめの目標を自らに課し、みんなの前で演奏するために頑張ってきました。

みんな、本番が一番良かった!それぞれの思いが込められた、アットホームな発表会です。卒業録音のために。病気の家族のために。受験で休会する節目に。子どもたちがベストを尽くせて、本当に良かった。

本番ギリギリまで努力を重ねて、限界を超えて表現し切る姿は、まるでアスリートのよう。発表会にピークを合わせて調整し続けるその姿に、頼もしさを感じます。みんな練習の成果を存分に発揮していて、素晴らしいなあと思いました。

これからも、子どもは勉強に部活に練習に両立していくのは大変だろうと思います。どんなときも希望をもって自分の道を決められるよう、親として支えていきたいと思います。

堂々と演奏し、満足げな表情で戻る姿を見守った時間。子どもたちの発表会でありながら、親の側もそれ以上に多くを受けとり、子育ての幸せををかみしめる機会となりました。

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