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海外のミステリーを読んでいます。海外物はよく「いったい誰なんだよ?」と人物名を忘れて分…

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海外のミステリーを読んでいます。海外物はよく「いったい誰なんだよ?」と人物名を忘れて分からなくなるので,相関図を書いています。これで,本を読むスピードが速くなりました。

記事一覧

そしてミランダを殺す/ピーター・スワンソン

ある日、ヒースロー空港のバーで、離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに声をかけられる。彼は酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの浮気を知った…

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2週間前

通い猫アルフィーのはつ恋/レイチェル・ウェルズ

飼い主を亡くした悲しみを経て、エドガー・ロードで“通い猫"として暮らすようになったアルフィー。ある日、空き家だった48番地に新しい家族が越してきた。だが何かから隠…

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2週間前

原野の館/デュ・モーリア

母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。だが、荒野のただ中に建つ館で見たのは、昔の面影もなく窶れ怯えた様子の叔母と、その夫だという…

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2週間前

イスタンブールの群狼/ジェイソン・グッドウィン

【アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞】 オスマントルコ帝国近衛新軍に衝撃が走った。四人の士官が突然姿を消し、次々に惨殺死体で発見されたのだ。スルタン隣席の…

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2週間前

サピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ

ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。 文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、…

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2週間前
2

ソーラポンズの事件簿/オーガスト・ダーレス

シャーロック・ホームズを模して書かれた贋作、偽作の類は、天文学的な数字に上っている。中でもダーレスの創造したソーラー・ポンズは〈プレイド街のシャーロック・ホーム…

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1か月前

罪人のカルマ/カリン・スローター

女子大学生の失踪事件が発生。 特別捜査官ウィルはなぜか捜査から外され、忌まわしい事実を知らされる。 40年以上前に凶悪な連続殺人事件を起こし、終身刑になった実の父親…

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1か月前

フィリグリー街の時計師/ナターシャ・プーリー

1883年ロンドン。内務省に勤める孤独な青年サニエルは、誕生日の夜、下宿部屋に見覚えのない懐中時計が置かれていることに気づく。 半年後、スコットランドヤードを狙った…

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1か月前

皮膚の下の頭蓋骨/P.D.ジェイムズ

二百年前の不気味な伝説が残る孤島コーシイ島。そこの贅を凝らした壮麗な舞台で演じられる古典劇に招かれ、いま、数人の客が島を訪れていた。主演女優クラリッサの義理の息…

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1か月前
1

捜索者/タナ・フレンチ

離婚し、長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。廃屋の修繕をしながら静かに暮らしていたカルだったが、地元の子ど…

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1か月前

ザ・プロフェッサー/ロバート・ベイリー

アラバマ大学ロースクールの老教授トム。学生時代に同大フットボール部で全米チャンピオンとなり、卒業後は弁護士となるも恩師の導きで再びこの大学で教鞭を執り、法学者と…

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1か月前

炒飯狙撃手/張 國立

イタリアの小さな炒飯店で腕を振るう台湾の潜伏工作員、小艾はある日命令を受け、ローマで標的の東洋人を射殺する。だが根城に戻ったところを何者かに襲撃され、命を狙われ…

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2か月前
1

閉じ込められた女/ラグナル・ヨナソン

本国アイスランドや英米で人気を誇る女性警部フルダ・シリーズ、ファン待望の完結編! 真冬のアイスランド高原地帯。猛吹雪が襲う人里離れた農場に、一人の男が訪ねてくる…

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2か月前
1

喪われた少女/ラグナル・ヨナソン

前作『闇という名の娘』の衝撃のラストから遡ること15年。 女性警部フルダ・シリーズ、待望の第2作。 1978年10月、アイスランド西部フィヨルドへ秘密の週末旅行に向かう若…

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2か月前

闇という名の娘/ラグナル・ヨナソン

レイキャヴィーク警察・犯罪捜査部の女性刑事フルダ・ヘルマンスドッティルは、”ガラスの天井”に出世をはばまれ、警部止まりで64歳の定年をむかえようとしていた。 ある…

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2か月前
2

荊の城/サラ・ウオーターズ

CWAヒストリカル・ダガー受賞&第1位 「このミステリーがすごい! 2005年版」海外編ベスト10 19世紀半ばのロンドン。17歳になる孤児スウは、下町の故買屋の家に暮らしてい…

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2か月前
そしてミランダを殺す/ピーター・スワンソン

そしてミランダを殺す/ピーター・スワンソン

ある日、ヒースロー空港のバーで、離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに声をかけられる。彼は酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの浮気を知ったことを話し、冗談半分で「妻を殺したい」と漏らす。話を聞いたリリーは、ミランダは殺されて当然と断じ、殺人を正当化する独自の理論を展開してテッドの妻殺害への協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され、決行の日が近づいたとき、予想外の事件が

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通い猫アルフィーのはつ恋/レイチェル・ウェルズ

通い猫アルフィーのはつ恋/レイチェル・ウェルズ

飼い主を亡くした悲しみを経て、エドガー・ロードで“通い猫"として暮らすようになったアルフィー。ある日、空き家だった48番地に新しい家族が越してきた。だが何かから隠れるように人目を避ける一家の不審な様子に、近隣住民はざわつきだす。アルフィーはその一家と、彼らが飼う心閉ざした白猫のことが気になり……。悩める者のため1匹の猫が立ちあがる! ? 全英絶賛ハートフル猫物語、第2弾。

【相関図】

【感想】

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原野の館/デュ・モーリア

原野の館/デュ・モーリア

母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。だが、荒野のただ中に建つ館で見たのは、昔の面影もなく窶れ怯えた様子の叔母と、その夫だという荒くれ者の大男だった。寂れ果てた館の様子、夜に集まる不審な男たち、不気味な物音。ジャマイカ館で何が起きているのか?
『レベッカ』「鳥」で知られる名手デュ・モーリアが、故郷コーンウォールの荒野を舞台に描くサスペンスの名作

【相関図】

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イスタンブールの群狼/ジェイソン・グッドウィン

イスタンブールの群狼/ジェイソン・グッドウィン

【アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞】
オスマントルコ帝国近衛新軍に衝撃が走った。四人の士官が突然姿を消し、次々に惨殺死体で発見されたのだ。スルタン隣席の閲兵式を間近に控え、早期解決をもくろむ司令官は、聡明で鳴る宦官ヤシムに調査を託す。死体が指し示すのは、近代化のために抹殺されたかつての最強軍団イェニチェリの残党だった。背後には不穏な動きが見え隠れする……歴史ミステリの傑作

【相関図】

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サピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ

サピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ

ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。
文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか?

【感想】
アメトーークで評判になった本。人類の始まり,狩猟生活から,農耕への転換,土地にしがみつくことになっ

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ソーラポンズの事件簿/オーガスト・ダーレス

ソーラポンズの事件簿/オーガスト・ダーレス

シャーロック・ホームズを模して書かれた贋作、偽作の類は、天文学的な数字に上っている。中でもダーレスの創造したソーラー・ポンズは〈プレイド街のシャーロック・ホームズ〉といわれるほど生き写しのキャラクターだった。その全70編の作品中から、「消えた機関車」「アルミの松葉杖」「丸い部屋」「顔のつぶれた男」「消えた住人」「一人暮らしの小説家」「沼地の廃墟」「サザビー村のセールスマン」「ファヴァシャム教授の失

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罪人のカルマ/カリン・スローター

罪人のカルマ/カリン・スローター

女子大学生の失踪事件が発生。
特別捜査官ウィルはなぜか捜査から外され、忌まわしい事実を知らされる。
40年以上前に凶悪な連続殺人事件を起こし、終身刑になった実の父親が仮釈放されているというのだ。
やがて発見された女性の遺体には見るも無惨な拷問の痕があり、それはウィルの父親の手口と酷似していた――。
1975年と現在、ふたつの事件が交錯するとき、戦慄の真実が浮かびあがる!

【相関図】

【感想】

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フィリグリー街の時計師/ナターシャ・プーリー

フィリグリー街の時計師/ナターシャ・プーリー

1883年ロンドン。内務省に勤める孤独な青年サニエルは、誕生日の夜、下宿部屋に見覚えのない懐中時計が置かれていることに気づく。
半年後、スコットランドヤードを狙った爆破テロから間一髪、彼を救ったのは、奇妙なその時計だった。
爆弾にも使われていた精緻なぜんまい仕掛け――これは偶然の一致なのか。
サニエルは知人の警視の依頼で、天才時計師と名高い日本
人モウリの周辺を調べだすが……。
ローカス賞処女長編

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皮膚の下の頭蓋骨/P.D.ジェイムズ

皮膚の下の頭蓋骨/P.D.ジェイムズ

二百年前の不気味な伝説が残る孤島コーシイ島。そこの贅を凝らした壮麗な舞台で演じられる古典劇に招かれ、いま、数人の客が島を訪れていた。主演女優クラリッサの義理の息子、従姉妹、元愛人……女探偵コーデリア・グレイもそのひとりだった。頻々ととどく死を暗示する脅迫状におびえるクラリッサの身辺警護のためである。狷介な女優とそれぞれ思惑を胸に秘めた七人の男女——不吉な雰囲気の漂うなか、開演を目前に、自室で顔を叩

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捜索者/タナ・フレンチ

捜索者/タナ・フレンチ

離婚し、長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。廃屋の修繕をしながら静かに暮らしていたカルだったが、地元の子どもから、失踪した兄の行方を捜してほしいと頼まれる。誰もが失踪の理由に心当たりがないと話すなか、穏やかに見えた村の暗部がカルを脅かしていく。
現代犯罪小説の旗手タナ・フレンチが重厚な筆致で描く、新たなる代表作。
〈ニューヨーク・タイムズ〉〈ガ

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ザ・プロフェッサー/ロバート・ベイリー

ザ・プロフェッサー/ロバート・ベイリー

アラバマ大学ロースクールの老教授トム。学生時代に同大フットボール部で全米チャンピオンとなり、卒業後は弁護士となるも恩師の導きで再びこの大学で教鞭を執り、法学者として順風満帆な人生を過ごしてきた。しかし今は愛する妻を失い、友人の裏切りから不名誉な形で職を追われ、自身も癌を患っていた。絶望の中、彼の前に現れたのはかつての恋人。娘夫妻と孫を大手運送会社のトラック事故で失った彼女は、トムに「法廷で真相を知

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炒飯狙撃手/張 國立

炒飯狙撃手/張 國立

イタリアの小さな炒飯店で腕を振るう台湾の潜伏工作員、小艾はある日命令を受け、ローマで標的の東洋人を射殺する。だが根城に戻ったところを何者かに襲撃され、命を狙われる身に。一方、定年退職を12日後に控えた刑事老伍は、台湾で発生した海軍士官と陸軍士官の連続不審死を追っていた。やがて遺体に彫られた“家”という刺青が二つの事件をつなげ――。背後に蠢く巨大な陰謀とは!?

相関図

【感想】
冗談のようなタイ

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閉じ込められた女/ラグナル・ヨナソン

閉じ込められた女/ラグナル・ヨナソン

本国アイスランドや英米で人気を誇る女性警部フルダ・シリーズ、ファン待望の完結編!

真冬のアイスランド高原地帯。猛吹雪が襲う人里離れた農場に、一人の男が訪ねてくる。農場主の夫妻は、あり得ない天候の下での来訪を不審に思うものの、男を招き入れる。男はレオと名乗り、ハンティング中に仲間とはぐれたと言った。
やがて男は、夫婦の隙を見て家の中を探り始めた。
真冬にハンティングに来たという男の言い分がそもそも

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喪われた少女/ラグナル・ヨナソン

喪われた少女/ラグナル・ヨナソン

前作『闇という名の娘』の衝撃のラストから遡ること15年。
女性警部フルダ・シリーズ、待望の第2作。

1978年10月、アイスランド西部フィヨルドへ秘密の週末旅行に向かう若い男女がいた。数日後、地元警察のアンドリェスは別荘で死亡している女性を発見する。
残されたセーターから彼女の父親が犯人と見たレイキャヴィーク警察のリーズルは、アンドリェスに嘘の証言させ、父親を逮捕する。

10年後、殺された彼女

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闇という名の娘/ラグナル・ヨナソン

闇という名の娘/ラグナル・ヨナソン

レイキャヴィーク警察・犯罪捜査部の女性刑事フルダ・ヘルマンスドッティルは、”ガラスの天井”に出世をはばまれ、警部止まりで64歳の定年をむかえようとしていた。
ある朝フルダは、20歳も年下の上司に呼び出され、2週間後に部屋を明け渡すように言われる。フルダが担当している事件も、すでに他の者に割り振ったという。
残りの2週間、フルダに許されたのは、未解決事件の処理だった。そこでフルダは、1年前海岸で遺体

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荊の城/サラ・ウオーターズ

荊の城/サラ・ウオーターズ

CWAヒストリカル・ダガー受賞&第1位
「このミステリーがすごい! 2005年版」海外編ベスト10

19世紀半ばのロンドン。17歳になる孤児スウは、下町の故買屋の家に暮らしていた。ある冬の晩、彼女のもとに顔見知りの詐欺師がやってくる。さる貴族の息子というふれこみで、〈紳士〉とあだ名されている、以前スウの掏摸の腕前を借りにきたこともあった男だ。彼はスウにある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかし

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