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2代目繁盛のルールその1「老舗こそ最先端」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術⑩】

「ルールその1 老舗こそ最先端」

洋菓子店の事業承継の事例で多いのですが、先代のお菓子をそっくり辞めてしまう、あるいはほとんど辞めてしまって洋菓子屋さんからフランス菓子やさん、あるいはそれっぽい洋菓子屋さんに業態をチェンジしてしまう方がほとんどのように見受けられます。

その根底にあるのは、老舗に対するある間違い
老舗=古臭い
と言うイメージがあるのではないでしょうか?

しかし僕は、この考えを否定します。

何故なら、老舗こそが業界のトップランナーであり、業界や時代の酸いも甘いも経験しながら進化し走り続けてきた姿だからです。
何故、自社のその生きざまを否定するのか?
もったいない!
僕はもっと自信を持っていいと思います。歴史にこそ誰にも勝つことのできない強み、ポジショニングのカギはあり、2代目にしか出来ないマネジメントがそこに存在します。それを否定するという事は創業者と同じ土俵に立つという事、つまりバリバリのレッドオーシャンに再び自社もろとも飛び込ませるという事です。

せっかく、先代が引き受けてくれた苦労をまたするより、2代目にしかできない苦労で前に進みませんか?

僕は、エルベランのスタッフに

「僕の2代目の苦労をみんなはきちんと見て自分のものにして君たちが独立するときは2.5代目として活躍してほしい」

そう言っています。

それが、業界が発展するってことでしょう?

だから「老舗こそ最先端」

創業組が嫉妬するような2代目マネジメントで豊かで幸せな人生を送りましょう!

エルベラン2代目オーナーシェフ 柿田衛二





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