#7「”1つの建物”が都市に”破壊的創造”をもたらすと感じた2つの日①」
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1602H_W4A610C1000000/
こんばんは!ekisobaです。今日は完全OFFDAYでハンターハンターを一気に見てしまった…執筆が深夜になってしまいましたが……毎日更新目指します。
表題の通り今回は「1つの建物」が都市に破壊的創造をもたらすと感じた2つの日を簡単に紹介したいと思います。今日は1日目です!
破壊的創造……自分が勝手に名付けているので、定義を述べるのはやめときます(その界隈の人に怒られそうなので……)。経済学の第一人者ヨーゼフ・シュンぺ―ターが用いる「創造的破壊」やイノベーション界隈で言われる「破壊的イノベーション」にニュアンスは近いです。既存の都市に宿る文脈を”破壊”する点がポイントです。
「新国立競技場コンペ/ザハ・ハディド案」
引用元:https://xtech.nikkei.com/kn/article/building/news/20121115/591509/
1つ目は実現しなかった、ザハ・ハディド案の新国立競技場。自分はこの時中学生でしたが高揚感がハンパなかったです(語彙力)。当時数多くの著名人から「神宮外苑と言う土地の歴史的文脈を考えていない!」と批判が噴出していましたが、自分はこのデザイン大好きでした。
というのもこの頃、Googleストリートビューで海外の都市を眺める事が多く、諸外国に比べ日本ってなんか建物のデザインに遊び心、余裕が無いなと思っていました。この建物が契機となって日本にもっと面白い建物が増えるんじゃないか!そんな事を生意気ながら真剣に考え、ワクワクしていたものです。
しかし、大人の世界は残酷です。施工難易度もさることながら、大幅な予算超過が決定打となりデザインが大幅に変更され、デザインに遊び心や余裕がなくなりました。
引用元:https://www.huffingtonpost.jp/2015/06/09/local-finance-act-storynew-national-stadium_n_7549026.html
そして、いつの間にか設計者は隈研吾さんを中心とする組織に代わりました。隈研吾さんは予算内に抑え、かつ”神宮という歴史的文脈”をとても尊重された設計をされています。47都道府県の木材を使用する点は正に!って感じです。
薄識ながら知識を身に付けた現在、コンセプト・構造・工期・予算etc……どれをとっても新国立は本当に凄いなと思います。自分もこんなビックプロジェクトに一度は携わってみたいものです。
引用元:https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00795/
とは言うものの、「もしザハさんの国立競技場だったら、今の日本や東京はどう変わっていたのだろう?」と今でも妄想してしまいます(笑)。それ位破壊的創造力を持った建物だったと自分は考えています。
今後人口減少が加速し、ますます余裕が失われていく日本。日本に「宇宙船」がやってくる日はもうないのかもしれません。
最後まで見て頂きありがとうございます! サポート頂けますと、私とひもじい思いをさせてる財布が泣いて喜びます。 更に頂けますと、一級建築士の資格学校に通う夢が現実に近づきます。 今後もよろしくお願いします。