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『国語おすすめ参考書』①Z会「古文上達 基礎編 読解と演習45」

こんにちは。穎才学院講師のかわむらです。

「古文って単語が現代語と似ていて紛らわしいし、文法もよくわからん!読めない!」

と感じている受験生は多いのではないでしょうか。

この記事では「古文がさっぱりわからない」という方におすすめの『古文上達 基礎編 読解と演習45』を紹介します。


1.どんな人におすすめか?

この参考書は

「古文の勉強ってどこから手を付ければ良いかわからない、何を覚えなきゃいけないかわからない」

と思っている人におすすめです。

どんな言語も学ぶにあたって文法を理解することは必要ですが、基礎もわからないのに詳しく説明されても「何を言ってるかわからない!」と感じて敬遠してしまう人は多いと思います。この参考書では最低限必要な知識に絞って解説されているので、古文を学ぶ土台作りに最適です。

なので、「この文法の詳しい説明が欲しい!」とか「教科書の古文ぐらいなら読める。」といった方には簡単すぎておすすめしませんが、本当に基礎の基礎から勉強したいという人には自信を持っておすすめできる参考書です。


2.どんな内容なの?

この参考書は文法がさっぱりわからない人に向けた参考書であると先ほど述べましたが、実際にはどのような内容になっているのでしょうか?

『古文上達』では各項目ごとに解説がまとめられ、練習問題があるといった点においてはどの参考書とも同じです。

他の参考書と異なる点は、「覚えるべきことが本を開いた際に直観的に分かる」という点です。

この参考書は後述する「まとめ」の部分に必須知識が示してあります。ですので、ここさえおさえておけばとりあえず教科書レベルの古文は読めるようになります。一番最初に手を付けるべき箇所がすぐに分かるので”基礎を固めるには持ってこい”なのです!


3.どうやって使うの?

最後に自分が勧める使用方法を紹介します。

①文法整理編の「まとめ」の項を覚える。

「まとめ」には入試に必要な知識が書いてあるので、まずここを覚えましょう。読むだけで覚えるのは難しいと思うのでノートに「まとめ」の内容を自分なりにまとめ直すことをおすすめします。下段にある「集中講義」の項に解説があるので、気になった点があればそこも確認してください。

②練習問題で確認をする。

文法整理編の「まとめ」の内容を覚えた!と思ったら次のページにある練習問題で確認してください。短い問題なので、暗記できているかが簡単に分かります。できていない部分があれば①に戻って覚えなおしてまた②に挑戦するようにしましょう。

③問題演習編で実践問題を解く。

練習問題も大丈夫!となったら実践問題で文章題に挑戦してください。読めるかな…と不安に思うかもしれませんが多くの注釈があり、覚えた事項と注釈を合わせれば読むことができる文章なので暗記事項を定着させることができます。

解き終わったら訳文と照らし合わせてまたもう一度現代語訳をしてください。最初に読んだときより意味の繋がりが見えてくると思います。

①~③を繰り返すと古文が意味のある文章として理解できるようになっていくと思います。


動詞、形容詞、助動詞の章が終わったら一度、学校の教科書の文章を読んでみてください。よくわからない単語の羅列ではなく意味のある文章と認識できるようになっているのではないでしょうか?

最後の章まで到達すれば古文に対する苦手意識も大分薄れますし、学校の授業についていくことができます!

ただし、この参考書は最初に述べたように基礎ができていない方に勧める本なので、これを土台に難しい文章に挑戦してもっと詳しい参考書で解説を読むようにするのが良いでしょう。

いかがでしょうか?みなさんの古文学習の参考になれば幸いです。


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