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WEEKLY CINTERTOTTING NOTES : 3/23/2020

・3/17 「デッド・ドント・ダイ」試写会(2020年 26本目)
ジム・ジャームッシュ監督の新作はなんとゾンビ映画。そんなニュースが飛び込んできてからいったいどんなものなんだろうと楽しみにしていましたが、この度試写会にて拝見してきました。

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監督にとっておなじみの面々が集まり、メタ要素が実に満載。思ってた以上に我々のような映画ファンから見たジャームッシュイズムというか、パブリックイメージをふんだんに使っているような印象を受けました。ここまでやるんだ!と驚いたほどです。

アメリカのとある「実に良き町」センターヴィルが舞台。この町の警察署長をビル・マーレイが演じ、パトロール帰りにドーナツでも食べにいこうよとアダム・ドライバー演じる巡査を誘ったりもするが断られるという平和なやりとりがおこなわれます。しかしテレビには不穏なニュース、一向に暗くならない空、変わった行動をとりはじめる動物などじわりじわりとその時がくることを予兆させます。

ビル・マーレイは面倒臭そうに空虚を見つめ、アダム・ドライバーは荒ぶりながらびっくりするほど小さい車を乗りこなし、絵に描いたような謎キャラを演じるティルダ・スウィントンは全てにおいて並外れたりします。豪華キャストの楽しそうなメイキング映像が目に浮かびます…。しかしまさかセレーナ・ゴメスがあんなことになるとは誰も思ってなかったことでしょう!ちなみに監督はセレーナのファンであるそうです。

風船に延々と空気を吹き込みながら、こちらが思ったような爆発をしてくれない、というような「ゾンビ映画」です。実に良き町センターヴィルにて起きたゾンビパニック。鑑賞後、希望を象徴するかのようなキャラクターを思い返してみると、はっとなりました。

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