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緑の風に吹かれて【日常エッセイ】

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自由気ままに書いたココロのエッセイです。
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2019年2月の記事一覧

彼女の好きなものが好きなもの。

彼女の好きなものが好きなもの。

うちの奥さんと結婚してから、彼女の影響で
彼女の好きなものが、私の好きになったもの。

◇結婚前、私が好きだった音楽。
AOR系洋楽全般、ブラックミュージック。
◇結婚後、彼女の影響で好きになった音楽。
ミスチル、槇原敬之、スピッツ。
(最近、スピッツの”春の歌”を毎朝聞いている。)

◇結婚前、私が好きだった漫画。
特になし。
◇結婚後、彼女の影響で好きになった漫画
よつ

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「好き」と「ありがとう」と。

「好き」と「ありがとう」と。

まず最初に、私は女性の気持ちと言うものがまったくわからない。と言っておかないといけないのだと思う。

このエピソードは、大学時代の友達の話になる。彼をA君としよう。彼の性格は、私と同じでとてもシャイなヤツだった。だから僕たちはお互いに、とても気があったのだと思う。あの頃、A君には付き合っている彼女がいた。まだ、友達以上恋人未満といった感じで、確か付き合い始めて1ヶ月が経った頃だった。まだお互いに、

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コンパスの虹。

コンパスの虹。

ある朝のこと。まだ人の少ない朝のホームで電車を待っているとき、誰もがぼんやりとケータイを見ているのに、赤いマフラーの女の子だけが空をじっと見上げていた。

「なんだろう?」と思って私も空を見上げてみた。

するとそこには、どこまでも透き通る青空の中、七色の虹が、まるでコンパスで書いたようなきれいな半円を大きく描いていた。

それはきっと今朝降った、気まぐれな雨の贈物なのだろう。

なんだかこれから

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贅沢な時間。

贅沢な時間。

通勤電車の中で、私はよく本を読んでいる。

私が通勤で使っているローカル線は、それほど人も混雑しておらず、とても快適でゆったりとした空間だ。窓も少し曇るような、ほどよく暖房の効いた座席でゆっくりと読書ができる環境は、本当に幸せなことだと思う。

それは私のちょっとした贅沢な時間だ。

通勤でよく読んでいる本は、短いエッセイ(または短編小説)が多い。いつだったか、長編小説を読んでた時期もあったけれど

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節分と忘れもの。

節分と忘れもの。

昨日のうちの奥さんの話し。

午前中の仕事を終えて、スーパーで買い物して家に帰って、夕方、家でのんびりしていたら、財布からチラリと見えた予約の紙を見て、突然、思い出したそうだ。

「手巻き寿司を受け取るのを忘れてたー!」

今日は節分の日、ということで手巻き寿司を予約していたそうだ。受け取りの指定時刻から1時間くらい過ぎていたようで、慌ててまた、スーパーに行ったとのこと。(ちなみにそのスーパーは私

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