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それって本当に夢?叶えたいことなの?

お久しぶりです。

なかなか投稿しようと思っても続かない。noteも習慣にしていきたいと思います。

先日こんなことがありました。
新入社員の男の子との同行中での出来事です。

Yくん「諭吉さん僕なかなかすぐ行動に移せなくて、スピードが人より遅いのが悩みなんです。」

諭吉「そうなんだ、どうしてそう思うの?」

Yくん「新人研修の課題とか提出物とかみんな僕より早くてクオリティも高くてすごいんです。動こうとは思うんですがなかなか行動に移せなくて」

諭吉「そっかー、それって昔からそうなの?社会人になってから感じるの?」

Yくん「そうですねー、学生の時とか友達といる時は僕はどっちかというとみんなをリードして引っ張る存在でした。でも同期でいるとみんな僕よりもずっと早くて」
「やばいやばいってどうしても焦るんです」

諭吉「みんなギラギラしてるもんね。笑」「でも何で焦るんだろう。期限に遅れてるわけでもないし、人にそれを指摘されてるわけでもないんだよね?」

Yくん「実は僕新人賞が獲りたいんです。だから同期に負けたくなくて」

諭吉「新人賞目指してるんだ!いい目標だね。」「どうして獲りたいと思ったの?」

Yくん「僕リッチマンプアウーマンの日向徹に憧れてるんです。かっこいい大人じゃないですか。理想なんです。」

諭吉「日向徹?少し前のドラマだよね?どんなところに惹かれたの?」

Yくん「はい。自然と人が集まってきて、周りに信頼されてて、この人について行きたいと思われる人です。」

諭吉「じゃあYくんは日向徹みたいなかっこいい大人。つまり人に信頼されてついていきたいと思われる人になりたいんだ!」

Yくん「そうなんです。」

諭吉「でもそれが新人賞を獲ることにどう関係するのかな??」

Yくん「え。」

諭吉「新人賞ってひとつの結果だよね?それって日向徹みたいな男になりたいことと関係あるの?」

Yくん「確かに。初めて言われました。」「日向徹になるための一つの通過点として新人賞は目標にしていました。」

諭吉「ごめんごめん。否定してるわけじゃないよ。」「だってもし本当に日向徹みたいな人になりたくてそのために本当に必要な条件が新人賞を獲ることなら、Yくんはすぐ動けないなんてことで悩んでないんじゃないかなって思って。」

Yくん「どういう意味ですか?」

諭吉「つまりね、新人賞を獲りたいってYくんは言うけど私からしたら本当に獲りたいのかな?って思うから」「だって本当に叶えたいことなら、そんな動けない、やれない、行動できないなんてスタートラインで悩んでるはずないんじゃないかなって」
「本当に叶えたいことややりたいことがある時って人はさっさと行動してるし、それをどう叶えるのかって具体的な課題を持っているはずじゃない?」
「つまりYくんが本気で新人賞を獲りたいって考えてるならすぐやれない、行動に移せないなんてことに悩んでないでしょ。」

Yくん「はい。」

諭吉「きっとどこかで獲れたらいいな、出来たらいいなって他人任せ、運任せにしてるんじゃない?」「それじゃあ一生獲るのは無理。新人賞を獲ることも日向徹みたいな大人になることも悪いけど無理だね。」
「きっと日向徹だったら、動けないんです。じゃなくてどうしたら誰より早く動けるかとかどうやって1番に仕事を終わらせるかってきっと考えてると思うよ」
「夢を他人任せにしていたら一生叶えることなんて無理。必ず叶えるんだって強い意志だけが人を前に進める原動力だと思うよ」

Yくん「そっか。きっと僕はどこかで獲れたらいいなって気持ちになってたんだと思います。」

諭吉「そうかもね。だからもう一度考えてみなよ。本当に自分が叶えたいことはなんだろう。なんで日向徹なんだろう。って週末考えてみな。見つかったらまたおいで。」

Yくん「わかりました!諭吉さんありがとうございます!!」


やる気を出すメソッドや手法なんてこの世には溢れています。
そのやり方を説明するのは簡単ですが、きっと持続性は無いと思います。
本当に叶えたい夢なのか、目標なのか。
誰かに褒められたいとかよく思われたいなんて気持ちがある夢は、本当の夢じゃない。
自分が叶えたいと心の底から思えることが夢を叶えるのに一番必要だと思います。

マズローでいうと一番最上の欲求にある自己実現を叶えることが人の幸せなんだと私は思います。

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