【日記】2020.05.22(アイディアメモ04-①)

今回は、私の力不足により実現できなかった、「数字かぞえ」の練習ができるキッズアプリの企画を、簡単に書いておきたいと思います。(4年前の企画ですが・・)

▼子どもの成長には個性がある

まずは、前提のお話を。

子どものときの成長速度は、個人差が大きいと感じていまして、例えば6歳で計算ができる子もいれば、そうでない子もいると思います。

それは、「教育」をひとつの「階段」として例えた時に、スッと階段を駆け足で上がっていける子もいれば、一段上がるのにゆっくりと時間をかける子もいるということです。

ですので、大人が特定の方法を押し付けて「なんでできないの!」とするよりも、「どのようにすれば出来るようになるのか」という視点を持ち、目標をブレイクダウンしていったほうが、子どもにとっていいと思っています。

階段と階段の間に置く段差のような、「教育という階段」を上がりやすくするプロダクトを創っていきたいなぁという、個人的な想いがあります。

▼設定機能(オプション)の重要性

キッズアプリの大多数は、基本的には「このような設定で遊んでください」という具合に、提供側が定めたひとつの設定で提供されることがほとんどです。

しかし、一般的なゲームでは、例えばゲーム自体の難易度を選択できたり、対戦ゲームであれば、ハンデの設定や試合中の時間を設定できたりなど、言われてみると案外、プレイヤー側で調整できる部分が多いことに気づきます。

ところが、不思議とキッズアプリには、このようなものが実装されているものは、とても少ないのです。

もしかすると、提供側の考えとして「子どもにはそんな設定できない・必要ない」「実装すると子どもにとって複雑なものになってしまう」という思想が、あるのかもしれません。それに、工数やコストの面もあるのでしょう。

しっかりと考えて出た答えであれば、それはそれで良いと思っています。(逆に「特に何も考えていなかった」ということですと、ちょっと寂しい気がします。。。)

個人的な意見としては、様々なタイプの子どもの成長に合わせられるよう、プロダクト内である程度の設定変更ができたほうが、親切なのかなぁと感じるところです。

(追記)
現在では、個への対応というよりも、1つの仕様・ルールで全員が自分に合った遊びかたで遊べる、そんなユニバーサルデザインを目指すべきだと、思うようになりました。

▼「個」への対応

このように、可能な限り「個に対応」させることで、成長速度にバラつきのある子ども達を幅広くカバーでき、多くの子どもたちに「できた!」を体験してもらえると考えています。

その経験の積み重ねが、結果的に、子どもたちの生きていくうえでの自信に繋がると思っています。

ですので、今回ご紹介する「数字かぞえ」の企画では、可能な限り、各要素に対して設定変更ができるように、考えてみました。

それでは、次回から本編の企画を書いていきたいと思います。

▼次回の記事はこちら

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