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映画 「フードインク」 と 屠殺について語る三冊 「牛を屠る」 「世界屠殺紀行」 「アニマルウェルフェアとは何か」 他二冊

あなたは食卓に肉が並べられるときに、動物たちがどのように育ったか、想像したことはあるだろうか。

「命をいただくことは知っている。ならば感謝して食べればいい。」

そうお思いではないだろうか。

しかし自分の口に入るまでに、

産まれ、育てられ、殺される。という過程があったはずなのである。

肉を買うならば動物たちがどのような生活をしているのかを知るべきだ。

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一番視覚的に訴えてくるのは映画フードインクだろう。

アマゾンプライムで手軽に視聴できるので心臓の強い方で入会している方は見てみるといい。

この映画ではかなりショッキングな映像が流れる。

ブロイラー(鶏)は足の踏み場もないほど小屋に詰め込まれ

糞尿の上で一生を過ごす。死ねば小屋の裏川に捨てられる。

豚は体の大きさの柵に覆われているため、一生運動することはないし

屠殺場に運ばれるやいなや機械で殺されてしまう。

また、牛やいずれの動物も早く太らせるためにホルモン剤を投与されている。

ホルモン剤に関してはアメリカ産の畜産物に限られるようで、国産の畜産物であればホルモン剤が使われることはないようだ。

こちらのサイトを参照した。 https://toyokeizai.net/articles/-/124545?page=3

牛を屠る

フードインクを生産過程とするならば「牛を屠る」は殺す過程に焦点が置かれている。

本書は大宮とさつ場に勤めた方のエッセイであり、

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978字

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