わたしの児童書研究室📔

児童書を読み、感じることが多く紹介を始めました。皆さまにより良い読書の時間をお届けでき…

わたしの児童書研究室📔

児童書を読み、感じることが多く紹介を始めました。皆さまにより良い読書の時間をお届けできれば幸いです😊本紹介の記事はマカマジンにまとめましたので、ご覧ください🌈

最近の記事

【トムテ】しずかに巡るいのちの絵本

小さい頃の読み聞かせの時間。 大人の声になかに生きてきて見たことの色や形が入っていて文字だけでは広がらないイメージを立体的に浮かび上がらせることができました。 『トムテ』 小人のトムテは夜番をしています。 食糧小屋や馬や羊を見廻るのが仕事です。 動物たちは穏やかな表情で眠りにつき、 春や、春の新しい草を食べるゆめを見ています。 むずかしすぎる。わしには、やっぱりよくわからん。 トムテは見回りの中でもそして可愛い子供たちを見にいくのが一番のたのしみです。 トム

    • 【しりとりの絵本】ねこ・こども・その次は?

      『ねこ・こども』 ねこ・こども 毛布を持って 船へ。 キス 思わず笑みがこぼれます。 「き」でキスが浮かぶのがとても可愛いいですね。 私は迷惑がられながらも、両親に読み聞かせするのですが、思わぬ展開に一緒に少し照れる。 反応が楽しみなページです。 しりとりのどんな繋がりで、船でロマンチックにキスしているんでしょうか。 旅をしたあとは家路につきます。 お子さんはしりとりに気づけるでしょうか、、? 楽しいひとときになりますよ〜!

      • 読み聞かせのプレゼントなんてどうですか?

        私が子供時代に欲しかった物って何だっけ、そう考えてもあんまり思い浮かびません。 きっとお母さんとお話をしたり、兄弟と遊ぶのに忙しかったからだと思います。 家族と思い切り遊ぶことは何よりも楽しい時間ですね! 家族の会話をより楽しいものにしてくれる絵本見つけました〜! 『くっついた』 育児に疲れる作者を救った言葉は「くっついた」でした。 笑うことができる様になった赤ちゃん 「くっついた」と言いながら頬を寄せるとまだ下手くそな笑い声をあげたそう。 ぞうさんがくっつい

        • 【怖い絵本】 『ちがうねん』

          小さい魚はお調子者🐟 「ぼくのことなんか あやしめへんわ。」 自分の身体の何倍もある魚に盗みを働きます。 大切なお帽子だったようで… じりり、じりり この絵本に書かれる言葉は、小さな魚の独り言(関西弁)のみ。 主人公の危うい発言が、恐怖を加速させます。 海藻のジャングルへ逃げ込む魚 大きな魚もその後を追いジャングルの中へ。 何が起こるかはジャングルの迷宮の中の謎に包まれてしまいます。 ぞくっとする絵本 子どもと一緒にゾクゾクするのも楽しそうです。

        【トムテ】しずかに巡るいのちの絵本

        マガジン

        • 知識の絵本
          6本
        • みったーの本教室📕💕
          13本
        • 疲れやすいあなた、癒しのストックはある?
          5本
        • ディープな本📚
          6本

        記事

          【なぞのおじさん】サンタさんにあいたい

          『ノエルのひみつ』真っ赤な服をまとい大きなお腹をしたおじいさん。白い髭を蓄えています。 世界中で有名なおじいさんです。 サンタさんって一体何者なのでしょうか? 「ノエルのひみつ」では子供のノエルがおもちゃを配達します。 三人の小人の魔法でトナカイがそりを引き空を飛べるのです。 フランス語のメリークリスマス「ボン・ノエル」はまさかこの少年が由来なのか、、? 『シンタクラースがやってくる!』子供たちがサンタさんに一斉に集まっている姿がとてもかわいらしい! このおじい

          【なぞのおじさん】サンタさんにあいたい

          『世界は変形菌でいっぱいだ』

          変形菌とは 自由に動き回り食べ物を捉えます。 変形菌の状態では毛細血管のような細い管で地面についているが、子実体になるときのこの様な形に立ち上がります。 ネバネバしっとりとした質感からフワフワもこもことした質感に。 胞子で分身を増やす生物です。 『世界は変形菌でいっぱいだ』 この本の著者はなんと16才! 5才の時に変形菌と出会いのめり込んだのだそう。 専門的な分野にもかかわらず、文章がやさしく初見でも興味を惹かれる内容です。一生懸命に研究に取り組む姿が共感でき

          『世界は変形菌でいっぱいだ』

          400馬力!街のヒーロー除雪車

          昨日は双子座流星群のニュースが報じられ、 私も夜中観察したのですが、はっきりと見ることができました! ダウンを着込み、熱いお茶を用意して観察。 どうやら私が流れ星を観察している間に、東北では初雪が観測されたそう。 『じょせつしゃ』 迫ってくる雪、それをかき分ける除雪車。 雪国の険しく長い冬を感じます。 山の中、深い雪の中に人々の生活が息づきます。 そこ知れぬ魅力がある絵本です。 以下車の紹介してみた。 凍結剤散布車冬のはじめや、雪かき後に塩や塩化カルシウム

          400馬力!街のヒーロー除雪車

          死神ってなんで神なんだろう。

          『黒グルミのからのなかに』 ある日少年が起き台所に行くと、 あれ、いつもより家が静かです。 「そうだお母さんがいない。」 寝室に行くと、ベットに横になっているお母さんがいました。 「私はもう死んでしまう。死神がやってきて、天国に連れて行くんだ。」 少年は突然の言葉に信じることができません。 漁師村に薬を買いに行くことにします。 道すがら真っ黒のマントに身を包み、黒い鎌を持った人に話しかけられました。 「このあたりにある小さな家を探しているんだ。」 近くには少

          死神ってなんで神なんだろう。

          【トイレの本】劇しい大腸の蠕動のなせる必然的結果である。

          文豪の廁にまつわる怪談を、10代向けにまとめた本である。 天狗 大坪砂男「劇しい大腸の蠕動のなせる必然的結果である。」という一文を見、うんこの文学的表現に感動した。 この本を読んだ学生は 「先生〜!劇(はげ)しい大腸の蠕動(ぜんどう)のなせる必然的結果によりトイレに行きたいです!」 と主張することが可能になる。 非常に文学的である。 蠕動により、慌てていた男はノックをせずに廁の戸を開けてしまう。 そこにはプライドの高い女、喬子がいたのだ。 遭遇した一件があって

          【トイレの本】劇しい大腸の蠕動のなせる必然的結果である。

          男のロマン空飛ぶ乗り物

          バイクや自動車、新幹線や戦闘幾ロマンを刺激する乗り物に溢れています。 男性の乗り物や機械好きというのは、3歳ごろの男性ホルモンの発達によって男性的な物を探すようになるからだそう。 車体が重く、重低音が響くようなところがかっこいいポイントなのでしょうか。 素敵な写真集を見つけました。 空港って入り口ですから、国の顔と言われる程建築技術が集結された場所です。 着いた途端バシャバシャ写真を撮ってしまう。 余談ですが、、 空港といえば友人から、「海外の匂いがした。」と聞

          男のロマン空飛ぶ乗り物

          【見た目重視】ひらくと癒される本

          表紙や装丁のかわいい本たちを集めました。 『バナナのはなし』 バナナの誕生から生育、出荷までをパワフルに描かれた幼稚園から小学生向けの絵本です。 『賢人の知恵』 今まで見た本の中で飛び抜けてかわいい本です。インスタ映えしそう。 賢人の処世術が書かれています。 ターシャ・テューダ 絵本作家として有名なターシャテューダさんの絵本は、少女や動植物が生き生きと描かれます。 イギリスにポツンと立つお家で草花を育て、鶏やコーギーを育て暮らしています。 そこでの豊かな暮ら

          【見た目重視】ひらくと癒される本

          【天才!奇才?】ゼロからトースターを作ってみた結果

          昨日に引き続き天才ような、奇才のような才能を発揮するする方を紹介します。 イギリスで暮らすトーマス・トウェイツさんです。 彼はトースターを原材料から作ることを思い立ちました。 教授に説明するシーンを限り理由は「なんとなくいい感じだから」 しかしものすごい熱意でトースター作りを始めます。 鉱山に行き鉄鉱石を入手、電子レンジで製鉄。 某国のコインから銅線を作り、 特にトースターの外装はブラスチックであることにこだわり、廃品を細かく砕き鍋で溶かし手彫りの型で形成します

          【天才!奇才?】ゼロからトースターを作ってみた結果

          【天才!奇才?】芸術家って何をするのかわからない

          『家を背負って歩く』村上慧さんという方の本なのですが、発砲スチロールで人間一人分の家を作りそこで寝泊りをするという企画を始めました。 時にはお寺の塀に沿って。 時には誰かのオタクのガレージを借りて。 白いちさなおうちで夜を過ごします。 引越し 中から家を持ち上げ、歩いて移動するのですが発砲スチロールハウスの中から伸びる二本の足がなかなかシュール。 お家に住んでいる状態で引越しをしているとも言えるかもしれません。 中にはこの家で暮らすのに必要な道具一式のイラストが描

          【天才!奇才?】芸術家って何をするのかわからない

          カエルにときめく図鑑

          『ときめくカエル図鑑』 私は特に爬虫類好きというタイプでもないのですが、ときめくというワードに惹かれ読んでみることにしました。 カエルってときめくのか、という発見です。 かわいい、かも都会育ちのため初めてカエルを目にしたのは小学校2年生。 親戚の家に行ったときでした。 お父さんお手製の鉄棒、その筒の入り口にちょこんと座っているところを見つけたのです。 未知の生命が目の前にいる少しの恐怖心と 鮮やかな黄緑の体がどんな動きをするのかという興味がかき立てられました。

          カエルにときめく図鑑

          【本紹介】11月の記事まとめてみた

          今月紹介した本は37冊 先月よりも一冊一冊、丁寧に紹介するようにしました。 人気記事トップ3はこちら!みんなのフォトギャラリーから素敵なイラストや写真をお借りして、素敵な記事を書けています。 毎回探すのが楽しいですね。 みったーお気に入りの記事 本の内容だけでなく、すこし視点を変えた記事です。こういうものは特に書くことが楽しいです。 「この本の良いところはどこだろう」と考える習慣がつきました。 どんな人の役に立つかな、何か勇気を与えられるかな。と考えて本を選びま

          【本紹介】11月の記事まとめてみた

          【カエルのバレエ入門】リアルすぎるカエルダンサー

          ずんぐりとした胴体にバレエの衣装を身にまとい すらりと伸びる脚はカエルのようであり、 バレリーナのようでもあります。 爪先を外に向けしゃがみ込む姿勢は カエルの座っている姿そのものではないですか。 バレエはカエルから生まれたダンスだったのかもしれません。 この絵本には不可解な点があるのです。 ポーズの解説の中に、バレリーナがカエルであることについて触れられていないのです。 表紙でホールを埋めているのは、演奏隊から観客まで全てカエル。 人間がカエルになった世界

          【カエルのバレエ入門】リアルすぎるカエルダンサー