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『世界は変形菌でいっぱいだ』

変形菌とは

自由に動き回り食べ物を捉えます。

変形菌の状態では毛細血管のような細い管で地面についているが、子実体になるときのこの様な形に立ち上がります。

ネバネバしっとりとした質感からフワフワもこもことした質感に。

胞子で分身を増やす生物です。

『世界は変形菌でいっぱいだ』

この本の著者はなんと16才!

5才の時に変形菌と出会いのめり込んだのだそう。

専門的な分野にもかかわらず、文章がやさしく初見でも興味を惹かれる内容です。一生懸命に研究に取り組む姿が共感できるのかも知れませんね。


変性菌をかわいがる。

変形菌がたくさん集まって盛り上がっていたり、柱のように伸びたり、変わった形をするときがシャッターチャンス。

犬や猫を写真に撮るのと同じ気持ちなんだとか。

ディープな世界観ですね。

しかし、読んでいるうちに変形菌の鮮やかな黄色や赤に惹かれていきます。

細胞粘菌派と真生粘菌派

そんな派閥があるとは世界は広いです。

外で採集をすることをフィールドワークと呼びますが、地面に跪き倒木や葉の裏を探す姿は地球の知られざる部分を発掘しようとしている様です。

細胞性粘菌派の方がnoteにいらっしゃいました。



自分同士ではくっつける。

変形菌は分けても再びくっつくことが出来るんだそうです。

ただしくっつけるのは同じ環境に育った個体と限られた範囲に絞られるます。

自分か、自分と似てる子だけ。

人間は髪の毛が抜けたら自分と認識できないし、再び合体することもできません。

とても器用な能力ですね。


粘菌グッズ

「美しい粘菌」と言った題名の写真集の書籍に始まり、マグカップやバック、スマホケースまで販売されていました。

粘菌には手堅いファンがいる様です、、。