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えほんやさんで考えたこと

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絵本作家をしながら、絵本専門店を地元にオープンしました。小売店をやっていると、毎日考えることがいっぱいで目がまわりそうですが、見えていなかったものが見えてきて勉強の連続です。たい… もっと読む
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記事一覧

中毒性のある可愛い文体『うたうおばけ』

中毒性のある可愛い文体『うたうおばけ』

「えほんやさんラジオ」6回目をアップしました。

今回は絵本じゃなく、エッセイです。歌人くどうれいんさんの新刊『うたうおばけ』👻
出版社は、福岡で活動している書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)

スタッフ本田さんが「くどうさんの文章はその時感じたことをそのまま、すごくいい冷蔵庫にいれたようなとれたて!のみずみずしさが残っている感じがある。」って言ってたように、ほんとにフレッシュな文章です。

うだ

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リズム感のあるテキストにシュールな絵がマッチ『くだものだもの』

リズム感のあるテキストにシュールな絵がマッチ『くだものだもの』

今回は、2020年4月にえほんやさんで企画した「親子で絵本時間」に投稿された作品の中からピックアップしてご紹介しました!

2006年6月刊行『くだものだもの』(福音館書店)
作:石津ちひろ 絵:山村浩二

Spotifyバージョン↓(Youtubeと同じ内容です)

著者の石津ちひろさんといえば、
ことばあそびのスペシャリストのイメージがあります。回文や(たけやぶやけた)など、なぞなぞの本もたく

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韓国で人気No. 1の絵本作家ペク・ヒナさん『あめだま』 | えほんやさんで考えたこと

韓国で人気No. 1の絵本作家ペク・ヒナさん『あめだま』 | えほんやさんで考えたこと

えがしらみちこのえほんやさんラジオを更新しました。

えほんやさんラジオ2回目です。
『あめだま』(ブロンズ新社)作:ペク・ヒナ 訳:長谷川義史

内気で、お友達なんていらないと思っている主人公のドンドン。
よく行く駄菓子屋さんで、いろいろな種類の「あめだま」がはいっている袋を発見します。そしたら、それは不思議な「あめだま」で、口にふくむと身近なモノや人の声が聞こえてくるというもの。

ドンドンと

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ラジオはじめました | えほんやさんで考えたこと

ラジオはじめました | えほんやさんで考えたこと

こんにちは。お久しぶりです。絵本作家のえがしらみちこです。

3月下旬からえほんやさん実店舗を自粛にし、通販のみで対応させていただいていました。

えほんやさんでネットショップ用のサインを書いたり、運営の方針を決めたり手伝ったり…それと同時に、絵本の制作を進めていましたが、子どものお世話をしながら自宅で仕事をするってほんとに大変…。作業が、いつもの3分の1しか進んでいなくて愕然とし、疲れがたまって

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「#親子で絵本時間」の経緯について

「#親子で絵本時間」の経緯について

「#親子で絵本時間」とは?
おうちにいるからこそ気づく、子どもたちとのいろんなこと、絵本を通して感じた心あたたまるエピソード、絵本を読み返してみて、改めて気づいたこと…
皆さんの絵本にまつわるあったかエピソードを #親子で絵本時間 をつけて投稿してください。
ご参加くださった方の中から(抽選になってしまって申し訳ないのですが)企画に賛同いただいた絵本作家のサイン本をお届けさせていただきます。

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みなさまへの大切なお知らせ

みなさまへの大切なお知らせ

いつもえほんやさんのことを気にかけてくださいまして、ありがとうございます。
えほんやさんは現在4月5日(日)までの営業自粛とさせていただいておりますが、期間を延長して5月10日(日)まで休業することに決めました。

私たちのような個人店は、お店を開けなくても、日々の家賃や光熱費や通信費など基本料金がかかっていきます。
お店を閉めるということは、その分マイナスが増えていくということになり、それがその

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世界自閉症啓発デー

世界自閉症啓発デー

4月2日は国連で定められた「世界自閉症啓発デー」

4/2〜4/8は「発達障害啓発週間」として、毎年スカイツリーなどのランドマークがブルーライトアップされます。
三島はスカイウォークが青色に照らされますよ。

「どうしてブルーなの?」‥と、いうと、ブルーは“癒し”や“希望”などを表しているとされ、自閉症のシンボルカラーとされているのだそう。

そして、啓発リボンは「パズル」模様。自閉症の

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えほんやさん休業のお知らせ

えほんやさん休業のお知らせ

えほんやさん代表のえがしらみちこです。
この1ヶ月で、日々状況が変わっていくのを見ていると、最悪のパターンを想定しながら、今できることをやっておこうと思っています。

急なお知らせですが
えほんやさんは、3月29日(日)〜4月5日(日)までの1週間、実店舗の営業を自粛することにいたしました。再開については、4月3日の情勢をみて、また考えていこうと思っています。

理由としては、桜の名所である三嶋大

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えほんやさんからの大切なお知らせ

えほんやさんからの大切なお知らせ

いろいろなところで外出自粛要請がでていますね。えほんやさんでもお休みをするかどうか話し合いました。

いまのところ、店内がギュウギュウに混雑することは無いので、近隣の方にご利用いただけるよう、通常通りの営業をさせていただくことに決めました。

いつもと変わらずオープンしますが、気持ちとしては、新幹線やバスなどの公共交通機関を使ってのご来店は控えていただけますと嬉しいです。
お車をご利用の方も、

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お店のリーフレットを改善しました|えほんやさんで考えたこと

お店のリーフレットを改善しました|えほんやさんで考えたこと

約1年ちょっと使い続けてきたリーフレット。

「えほんやさん」のオープン前はほんとうにバタバタで、他にも作るものがいっぱい。とりあえずカタチにして、そのまま使い続けてきていました。

二つ折りのリーフレット。外側はそんなに変わっていません。

絵本作家 宮西達也せんせいのギャラリー「TATSU'S GALLERY」のおとなり!というのを強調したくらいかな。

これまでのパンフレット
こちら↓中身の

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お店の存在に気づいてもらおう大作戦!
|えほんやさんで考えたこと

お店の存在に気づいてもらおう大作戦! |えほんやさんで考えたこと

「えほんやさん」についての投稿をしたことによって、いろいろな方からご意見をいただきまして、お店のウインドウをもっと工夫したほうが…というご提案に「なるほどな!」と思ったのでした。

そういえば、窓ガラスにめちゃめちゃ近づいて店内を覗く方や、通りを歩く方の会話を聞いていると(盗み聞きじゃないですよ〜。聞こえてくるんです)「あれ?もしかしてパッと見た感じ、本が売ってるってわかりにくい?」と、思われる節

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中日こども文庫 連載はじまります!

中日こども文庫 連載はじまります!

今年から、中日新聞で月1ペースで絵本を紹介させていただきます。

5つのこどもの本屋さんがローテーションで担当しますよー📕

メンバーは、写真の右から
1)絵本専門店「えほんやさん」(静岡県三島市)代表 えがしらみちこ
2)「オヨヨ書店せせらぎ通り店」(金沢市)店長 佐々木奈津さん
3)「おおきな木」(岐阜県)杉山三四郎さん
4)「メリーゴーランド」(三重県四日市市)増田喜昭
5)こどもの本の専

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どうして本はどこでも同じ値段で買えるの?|えほんやさんで考えたこと

どうして本はどこでも同じ値段で買えるの?|えほんやさんで考えたこと

家電のサイトを見たりしていると「オープン価格」とか「希望小売価格」とか書かれている表示に「?」って思ったことありませんか?正規の価格が知りたかったのに、わからない。

これは、独占禁止法があるからだそう。(あ、社会でならったことある!)
製造元が、販売価格を決めてしまうのは禁止されているので、ヤ●ダ電気とかEDI●Nといった家電量販店が商品の価格を決めていいらしいです。
(自由競争の妨げになるから

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もちょっと深掘り| えほんやさんで考えたこと

もちょっと深掘り| えほんやさんで考えたこと

おとといの投稿↓

「お金のことを書いてみようかな | えほんやさんで考えたこと」を投稿して、思っていた以上の方が読んでくださったようでうれしいです。

絵本沼でおなじみ(?)の吉田進み矢さんがアドバイスをしてくれました。(進み矢さんは、書店経営の経験もあるのです)

↑携帯端末からは見られないかも(PCでは見られますよ〜)

目標の「売上」「利益」へ到達するために何人のお客様にきていただけないと

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