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スゴい名作を書く方法1選


おことわり

ここで言う「名作」は「売れる小説」ではなく、「面白い小説」のことです。

てか、売れるモノの書き方知ってたら誰か教えて下さい。
あとちょっと抹香くさい話になるけどごめんなさい。

我慢できなくなるまで書かないこと

これに尽きます。
締切や義務感で書いてもいい作品書けないですよ。

作品が完成しようがしまいが誰も死なないです。

なので、書きたくて我慢できなくなるまで他の楽しいことをしましょう。
感動する機会が増えれば書きたいことが増えます。
もしくは、執筆以外のものに夢中になって書かなくなります。それはそれで幸せと思います。

僕もここ8年くらい読みも書きもしませんでしたが、そういうわけです。

他にしたいことがないから書く人は続かない

...と思います。

アートの世界で自己表現をしたい人は、多かれ少なかれ日常生活でそれがしづらいという共通点があります。

でもその割合ってのがすごく大事なんじゃないでしょうか?
"たまった鬱憤を晴らしたい"度が90%で、"文章表現そのものが好き"度10%とか、そういうバランスの人は危ういです。

商業デビューする可能性はもちろんありますが続かないと思います。

これ実はかつての自分や周りにいた創作仲間に多かったんです。
純文学畑にいたからかもしれません。
これだけ不満を抱えてるんだから、それを創作にぶつけて自分の力を示して名を残さないと納得できない。
そういう考えで何人も挫折したのを見ました。

才能とは?

この世にそんなものないと思います。
強いていうなら、感動を求めて未知のものに飛び込んでく度胸のことだと思います。

強く心が動がないと他人を感動させる事はできないです。

読書や他の媒体によるストーリーの鑑賞でも感動はできます。読書量って読んだ本の冊数じゃなくて、感動の量のことです。
マックス・ウェーバーていう偉い人の言葉ですが、「二度読む価値のない本はそもそも読む価値がない」というのがあります。
これ、自分刺さりましたね。

本当に好きな小説って何度も読み返しちゃうんですよ。
そしてその度に新しい発見があります。作品についてではありません。自分についてです。

実生活でどれだけ感情が動くかが勝負だと思っているので、僕は創作の方法について(書き始めるまでは)特に悩みません。

「やべーこいつには敵わない」と感じた時の対処法

本を読んでてよくぶち当たるのが、他人の作品に才能を見出した時です。

でもそれってすごく良いことだと思います。
読書も含めた実生活で、いかに心が動くかが勝負だからです。

とはいえ悔しいし嫉妬するし絶望する。
自分も何度もありました。

そういう時はその作家の作品ときっちり向き合い、何度も読みましょう。
あなたを嫉妬と絶望の泥沼に突き落としたその書き手も、同じくらい、もしくはそれ以上に泥にまみれてるはずです。

スゴい!と思った=自分と感性が似てる
ということですが、
他人と感覚が100%一致することなんてまずないです。
何度も読むうちに、自分の理想とのズレが見えてきたら、その部分が"成果"です。

自分の書きたいものを理解する一助になるからです。
これが冒頭の「我慢できなくなるまで書かない」ことと繋がっていきます。

「書かねばならない」で書いてる状態って、要は自己理解が足りてないんです。

書きたいものが分かってくれば我慢できなくなってきますから。

...以上、とてもケッタイな話ですが、これが僕の創作の地図というか、羅針盤です。
参考になれば嬉しいです。

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