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結局、人生ってただの思い出作りなのかもしれないなぁ

昔から不思議に思っていたことがある。

例えば、30歳で亡くなった人に対して
「まだまだ若いのに、、人生これからなのに」
とよく言うくせに、
生きてる30歳に対しては
「若く見えたけど、結構(年齢)いってるんだね!」とか「もう若くないんだから」とか言う人たち、なんでなんだろう?


死ぬには若いけど、生きるにしては老いてるってことなんだろうか?


純粋にずっと不思議だった。

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そもそも若いとか若くないとかの概念は
誰かと比べたときに生じるんだと思う。

自分より年下の人を見ると、
まだまだこれからじゃん!って思うし、
自分より年上の人には、
まだまだこれからじゃん!って言われる。

結局本人が1番気付いていないのかもしれない。「今」が「1番若い」ってことに。

世間の価値観や、誰かと比べて若いとか若くないとかじゃなくて
自分のこれからの人生で、「今」が「1番若い」ということ
これが真実な気がする。

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あと、人間っていつか必ず死ぬというのに
目の前のことで一喜一憂したり、仕事やら恋やら人間関係やらで悩んだりしてるの
めっちゃ可愛いな。

まあ私もそんな人間の一人なんですけどね。


だけど、どんな人生も必ず終わりを迎える時がくる。


おじいちゃんおばあちゃんが亡くなったとき、
愛猫が亡くなったとき、
最後は驚くほど骨だけになった。

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粉々の骨だけになった。びっくりした。
あんなにちゃんと生きていたのに。

おじいちゃんは安室奈美恵が好きだった。
よく聴いていた。安室ちゃん安室ちゃん!っていつも言ってた。優しい人だった。

おばあちゃんは気が強くてしっかりしてて、おじいちゃんといつも漫才みたいな喧嘩をしていた。
でも根は優しい人だった。私のことをよく心配したり応援してくれていたりした。

愛猫は19年生きた。物心ついたときにはいた。
いつもそばにいてくれた。マブダチだった。


でも最後はみんな骨だけになった。
なんとも言えない気持ちになったことを今でも思い出す。

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それと同時に私は密かに思った。ってことは自分も最後は骨だけになっちゃうのか・・・。


え!待って!それなら楽しまないと損じゃない??

時折、このことを思い出すようにしている。
なんだかそわそわする日曜日の夜とか、憂鬱すぎる平日の朝とか、
不器用な自分に嫌気が差す水曜日の夜とか、
ちょっと切なくなる土曜日の夜とかに。
思い出すようにしている。


もしかしてだけど、人生って
ただの思い出作りなのかもしれないなぁ。

死ぬ間際に、楽しかったなぁって思い出せるような、そんな出来事にたくさん出会うために生まれてきたのかもしれない。

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「そうそう、それだけでいいんよ。
なのに人間ときたら、色々難しく考えちゃってさ、せっかくの人生がもったいない。
そして死ぬ間際になってようやく気付く。もっと冒険しとけばよかったとかさ。
ほんと皆アホなの?って思う~ウケる~」

って神的な存在がビール飲みながら言ってそう。(飲みながら言うな)


だけど、こんなことを言っている私も
こう見えて(?)、
昔から色々と深刻に考えてしまうタイプだ。

心配性だし、人の目を気にしすぎて
特に高校生ぐらいまでは全然自分らしく生きられなかった。

せっかく生まれたきたのに&時間には限りがあるのに
そもそも人生ってただの思い出づくりなのに。
もったいなさすぎる。

前回の記事、たくさんの方に読んでいただけて、本当に嬉しかったです。
それと同時に生き辛さを抱えている人がたくさんいるのだと知りました。

きっと、真面目な人ほど
人生を楽しめなくなってしまうんだよなぁ。

そんな時は、自分のお葬式を想像するのがおすすめです。

どうせ最後は骨だけになっちゃうんだから、楽しまないと損やん!!!素敵な思い出たくさん作らなきゃ!

って思えます。おすすめです。そんな単純な問題じゃないか。
でもそんなもんなんだと思います。いつか消えちゃうことは事実なんだし。

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3月末生まれの私は、小さい頃からよく言われていた言葉がある。

「今はみんなより身長とか成長遅くて嫌かもしれないけど、29歳から30歳になる年に
みんなより長く20代でいられるから早生まれでよかったぁ、って感じると思うよ!羨ましい」

それを言われていた時は遠い未来だと思っていたけれど、その時はあっさりとやってきた。

私の20代は今日で終わる。


あの頃「遠い未来」だと思っていたことは、あっという間にやってきたりする。
「いつか」はあっという間に「今」になり、そして「過去」になる。

同い年の早生まれさん達は今どんなことを思っているのだろうか。
やっとうちらが得する時がきたーーー!となっているのだろうか。

早生まれブルース🎸

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だけど、例えいくつになっても、おばあちゃんになっても
「今」が「1番若い」と思って生きていたい。

強がりでもなんでもなくて、それが真実だと思うから。

改めて20代を振り返ってみると、たくさんの思い出がある。

全然思い描いていたような大人にはなれていないのだけれど、
毎年、新しい出会いがあったり
経験が増えたり、学ぶこともたくさんあったりして

こんな私でも、昔に比べたらレベルアップしているな、と感じている。

それでふと気付いたのだけれど、
この調子でいけば、歳を重ねるごとにレベルアップできるってことなのでは!?

そう考えたらすごくワクワクした。


そういえば、私が素敵だなと思う人の特徴は、例外なく
「歳を重ねるごとに素敵になっていく人」だなぁ。

私もそうなりたい。

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さよなら、ありがとう、私の20代。
これからの人生も素敵な思い出を作っていきたいな。

例えば、たまには深夜の街をスキップしたりとか、朝まで語り合ったりとか。
いつか思い出したい夜ランキングも、どんどん更新していきたい。

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どうせ最後は骨だけになっちゃうんだから、楽しまないと損だぜ


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