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GIGAスクール構想。Windows, iPad, Chromebook結局どれ?Part4

「iPad(第7世代)+SmartKeyboard」 vs. 「Chromebook NEC Y1 Gen2」 vs. 「Windowsタブレット富士通Q508/SE」の続きです。

前回までの結果はコチラ

結果4

3機種比較4.004

これからの時代、ARやVRを使った教材も増えてくると予想できます。iPadはこれらの対応できますが、ChromebookとWindowsは難しいです。

プログラミングも小学校で必修化されましたが、iPadにはプログラミング教材アプリが山ほどあります。Swift Playgroundsは小中学生にはちょうどいいアプリだと思います。Chromebookももちろんありますが、iPadより劣ります。WindowsはC言語やPythonなどが使えますし、Office(特にExcelのマクロなど)もプログラミン学習に使えます。

BYODなので印刷をすることは少ないと思いますが、印刷をするとなればWindowsが使いやすいです。Windowsならほとんどのプリンタが対応しているはずです。iPadはAirPrintに対応しているプリンタでないと印刷がしにくいです。ChromebookもGoogleCloudPrintに対応しているプリンタでないと印刷がしにくいです。

操作性に関して言えば、多くの先生はWindowsPCで校務をされていると思いますので、Windowsが使いやすいと感じるかもしれません。しかしGIGAスクール構想は子どもたちのものですので、子どもたちの使いやすさを考えなければなりません。iPadは、すでにiPhoneを持っている児童生徒もいたり、保護者がiPhoneユーザーだったりする事があるので、使い慣れている子どもが多いです。iOSは元々「説明書がない」くらい使いやすいと宣伝していたので、非常に使いやすいです。Appleのネイティブアプリ(Keynote, Numbers, Pagesなど)は全て操作方法が共通していますので、1つ使えるようになると他のアプリも使えるようになるというメリットがあります。Chromebookも元々スマホのAndroidOSがベースになっていますので、使いやすいと言えます。G suiteの各アプリケーションも、シンプルなUIで使いやすくなっています。Windowsはみなさんご存知の通りです。慣れれば良いですが、小学生が使うと考えるとハードルが少し高いかと思います。

Office互換性、Windowsが有利です。当たり前ですが。先生たちが職員室のWindowsPCで作った教材をそのまま形を崩さずに子どもたちに共有できることは魅力的ですね。ただし、G suiteもMS Officeのファイルをそのまま扱えます。互換性はまあまああります。iPadのiWorkとMS Officeの互換性はあまりないですが、iPadでもWordやExcelのアプリを入れればMS Officeのファイルが扱えます。今の大人の標準に子どもたちを合わせるのではなくて、今の子どもたちが大人になったときに何が世界標準になっているかを考えなければなりません。


ここまで3機種を比較してみましたが、結局どれを選ぶのが正解なのでしょう。

私の答えは次の記事で。


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