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新人研修に雑談は必要不可欠、という話

こんにちは!株式会社WOW WORLDの教育担当の嬉野(うれしの)です。前回は、前編後編に分けて私が教育専門チームを立ち上げた話をしました。

実は、7月に株式会社エイジアから株式会社WOW WORLDに社名変更をいたしました。ぜひ覚えていただけますと幸いです。

突然ですが、仕事中の「私語厳禁!」こそ厳禁だと私は思っています。 (もちろん絶対に私語ができない業界職種もあることは重々承知していますので、そちらは除きます)

特に新人研修をしていると、ちょっとした雑談が大事だと思うことが多いです。 実際、日々雑談をしていて良かったなと思うことも沢山あります。

ただムダ話をしているのではなく、理由があって雑談をしているのだ!というアピールもしつつ、今日は雑談の大切さについてお話していきます。

目次
・叱る、を受け入れてもらうためにも雑談は必要
・雑談=プライベートに踏み込むというのは大間違い
 ・目指すのはお酒の力に頼らずとも本音が話せる関係

叱る、を受け入れてもらうためにも雑談は必要

教育をする立場の私は、当たり前ですが新人のみんなに「成長してもらいたい」と強く思っています。だからこそ自分の持っている知識をたくさん伝えたいし、吸収してほしいと思います。そして、いいところを見つけたらたくさん褒めて、ダメなことは叱ります。

しかしながら、いくらこちらの気持ちを言葉にして伝えても、本人に受け入れてもらわないと意味がありません。

かの有名な学園ドラマ『3年B組金八先生』や『ごくせん』は、生徒に対して大きな愛情をもって接し、信頼関係があったからこそ厳しい言葉が生徒の心に届いたのだと思います。いずれも学園ドラマの例ですが、人間を「教え育てる」ということに関しては、学校であろうと、会社であろうと、本質は変わらないのではないでしょうか。

普段から心の距離が縮まっていたら、きっと大切に育てているということが自ずと新人のみんなにも伝わります。そうすることで、教える側が伝えたいことの真意も正しく本人たちの心に届くに違いありません。

仕事中だからといって業務に必要最低限なコミュニケーションしか取らないと、お互いに人となりが分からないままになってしまいます。これを「ビジネスライク」と捉えるか「仕事がしにくい」と捉えるかはその人次第ですが、私は心の距離を縮めるには雑談が必要不可欠だと思います。

話が脱線しますが、叱るということはパワーが必要です。相手に嫌われたらいやだなと思います。できれば叱りたくないです。WOW WORLDの新卒みんな。もしも私に叱られたときは「がんばって叱ってくれたんだな」と心の片隅で思ってもらえたら嬉しいです。

雑談=プライベートに踏み込むというのは大間違い

さて、「雑談しよう」というと「プライベートの話なんかできない!」という方もいるかと思いますが、雑談=プライベートの話という認識は間違っています

雑談のネタは必ずしもプライベートに関わることだけではありません。ちょっとした社内の話だって立派な雑談です。お互いに普段何を考えているのかを伝え合うことが人となりを知ることに繋がるのではないかなと思います。

もちろん、距離が縮まれば自然と会話がプライベートの内容になっていくこともありますが、そういった話ができるかどうかはそもそもの相性によるものだと思います。そこはお互い人間なので仕方がないです。プライベートな話ができないから距離が遠いんだ…と肩を落とす必要はありません。

そして、聞き出してばかりではなくこちらから伝えることも大切だと思います。 「名前を聞くならまず自分が名乗るべき」ということです。

目指すのはお酒の力に頼らずとも本音が話せる関係

「本音で話すにはやっぱり飲みニケーションだ!」 その気持ちも分かりますし、私も飲み会は大好きです(お酒は得意ではありませんが)。 普段より近い距離で楽しく話ができ、一緒に飲んだ人とは仲良くなれたような気がします。

しかし、あくまでもお酒は最初のきっかけに過ぎないのではないでしょうか。

日常的に雑談ができる環境であれば、お互いに本音で話せる関係性が構築できるはずです。

特に現在は、コロナ禍ということもあり対面でのコミュニケーションを取るのが難しく、お酒や飲み会の雰囲気に頼りづらくなっています。

今後ますますオンライン化が進んでいく可能性があり、飲み会に頼らずに本音で相談し合えるような関係づくりが重要になってきます。

オフラインで対話の時間を取るのが難しければ、オンラインでつないで顔を見ながら話す時間を作ったり、ちょっとしたことでもチャットでメッセージを送ったり、時代に合った方法でコミュニケーションを取らないといけないな…と思いながら、今日も私はハマっているゲームの話を後輩たちにすることで雑談コミュニケーションを取っているのでした(いつも付き合ってくれてありがとう!)。

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