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イギリス的🇬🇧教育のすすめ、英語よりも大事な「考える力」を育てよう

「こんなに勉強してきたのに、どうして?! 負けている気がする。」大人になって初めて国際的な環境に身を置いた時に、少なからず、そう感じたことがある日本育ちの人は案外多いように思います。イギリスと日本の教育事情を比較し、イギリス的教育が、変化の激しい現代における最善の選択肢となり得るとの結論に筆者は至り、その経緯をNoteに記していきます。

「そりゃあ、英語が母国語の人には負けるよ。」

といった理由をよく耳にしてきました、だから英語教育が大事だと。でも、本当にそれだけでしょうか?

家族の事情でイギリスで子育てをする機会に恵まれた筆者は、3歳児の子供にでさえ大人が「なぜそうしたいのか」「どうしてそう思うのか」「考えなく人まねをするのは良い方法ではない」といった類の会話をしているのを耳にしてきました。つまり、しっかり自分で思考しなさいと。

一方で、学問としてのレベル感はというと、科目にもよるので一概には言えないですが、全体としては、日本の子供達の方が難しい内容を膨大な時間をかけて勉強しているように思います。

それにも関わらず、成人した段階では負けてしまう、いわゆる国際的な環境では、論理の展開や決断の速さについていけない、リーダーシップをとれない、制度枠組みに遅れをとり不利な立場に置かれる、といった事が起こってしまっています。

それは日本の子供達が知性に劣っている訳では決してなく(上述の通り、むしろ逆で)、揺らぎない自信に裏付けされた深い考え(論理)を英国で教育を受けた子供達が持てているからだと筆者は考えます。強い思考力で、インプット(情報や知識)に対し最大の効果を発揮できるというのが英国式教育の目指すところだと考えています。

とは言え、子供が育つまでには膨大な時間と労力がかかる訳で。具体的にどうやったら強い思考力を持てるのか?との秘訣を紐解くために、まずは英国教育の制度概要を次回以降は、解説していきたいと思います。

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