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イギリス的教育のススメ🇬🇧 イギリス在住。小学生の子供を通して知ったイギリスの教育事情を…

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イギリス的教育のススメ🇬🇧 イギリス在住。小学生の子供を通して知ったイギリスの教育事情を、日英の比較を織り交ぜつつ徒然なるままに記していきます

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イギリス的🇬🇧教育のすすめ、英語よりも大事な「考える力」を育てよう

「こんなに勉強してきたのに、どうして?! 負けている気がする。」大人になって初めて国際的な環境に身を置いた時に、少なからず、そう感じたことがある日本育ちの人は案外多いように思います。イギリスと日本の教育事情を比較し、イギリス的教育が、変化の激しい現代における最善の選択肢となり得るとの結論に筆者は至り、その経緯をNoteに記していきます。 「そりゃあ、英語が母国語の人には負けるよ。」 といった理由をよく耳にしてきました、だから英語教育が大事だと。でも、本当にそれだけでしょう

    • 【イギリス教育の本質(1)】平均値では見えなくなるイギリス教育の凄さ

      OECD(経済開発協力機構)のPISA(学習到達度調査)についてご存知でしょうか。加盟国38ヵ国の15歳児に対し、3年に1回、読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーの3分野について調査を実施しランキングを発表しています。採点方法について議論はあるものの、ざっくりと各国の学習到達度を比較する指標としては分かりやすいものと思います。本稿ではイギリス学力の国際的な位置付けを把握しつつ、数値からは見えずらいイギリス教育の本質をあぶり出す試みをしています。 1. イギリス学力の世

      • 【イギリスの教育制度(2)】公立vs私立、交わらない2つの教育ルート、最初の学校選択が鍵に🏫

        【イギリスの教育制度(1)】概要編で少し頭出しした通り、イギリス教育制度の枠組みとしては試験に比重を置いたシンプルな設計であるものの、学校の運営母体の種類が多く、しかも各運営母体ごとに異なる教育方針・入学基準等を設けているため、学校間の比較が難しく「良い学校」選びが難しくなっています。これは外国人である私達だけに当てはまる事ではなく、実際のところ、イギリス社会において教育コンサルタント(各子供にあう学校を探し受験アドバイスを行う)が1つの職業として成り立っていることからも、現

        • 【イギリスの教育制度(1)】概要編、試験に比重を置いたシンプルで平等な制度設計、それでもヒートアップするお受験戦争

          意外に知られていないイギリスの教育制度、実は、学校を卒業することではなく、全国統一試験(GCSE, Aレベルなど)に合格することで学歴を証明していくという、試験に比重を置いた制度に特徴があります。これら試験の成績は、大学の学位やそれに付随する成績と共に生涯有効とされ、一般的には履歴書にも記載する事が求められています。よって、日本のように、どの有名校を卒業したかではなく、試験で良い成績をおさめることが生涯にわたってより重要なインパクトを与えると言えます。これはある意味、独力で勉

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