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働き方をほんのちょっと見直した話

保育園時代、手帳の目標を書く欄に結構な頻度で、「18時までにお迎えに行く」と書いていた。

ある日の手帳


しかしそれはなかなか実現することはなかった。

仕事は忙しい。そして好きだ。

フルタイム勤務の会社員として働き、残業も20時間〜40時間。いつもお迎えは18:30ギリギリ、娘が寝た後、21時からパソコンを再び開く生活。

しかし娘が小学生になった今、私は17時過ぎには仕事を終えている

そんな、働き方をほんのちょっと見直した話。

保育園時代の働き方

娘が通っていた保育園は18:30まで預かってくれ、それ以降も延長保育があった。

私はいつも18:00過ぎまで仕事をし、18:30に保育園に駆け込むというギリギリな生活を送っていた。

早くお迎えに行ってゆっくり過ごしたいという思いはあれど、18時半まで預かってくれる保育園という場所がある中で、環境が私にそれを選ばせなかった

仕事の繁忙期と重なると、お迎えや娘の世話を夫にお願いし、22時までぶっ続けで仕事をすることも多々。

夫の協力と、「保育園」という制度を目一杯使わせてもらい仕事をしていた。

小1の壁

そんな保育園時代を終え、娘も小学生。
目の前に立ちはだかったのは「小1の壁」だった。

娘は6時半に起きて、7時半に家を出ないと学校に間に合わない。

夕方は、保育園のようにお昼寝もないため疲れて帰ってくる。

娘の体調を優先すると、20時には寝室へ行かせたい。

そう、今までよりも生活時間が1時間ほど前倒ししなければ、健康的な生活が立ち行かなくなったのだ。

学校からの帰宅時間を試行錯誤

放課後や長期休み期間に通えるアフタースクールの預かり最終時間は18時半。

なんとなく「18時半まで預かってもらえるなら、これまで通り仕事もできるし安心」と思っていた。

しかし、18時半までアフタースクールにいると、帰宅は19時半。

20時に寝室へ行こうとすると、遅くとも18時頃には家に着いていないと難しい。

18時半までアフタースクールにいると、娘が疲れ過ぎてしまって無理だと悟る。

娘の疲れ度合いや歩いて帰る時間、バスや電車の時間の試行錯誤を重ねた結果、17時頃にアフタースクールを出発し、17時半頃自宅の最寄駅に着くと、18時頃には自宅に到着でき、20時過ぎには寝室に行けるという生活リズムが掴めてきた。

その一方で仕事は…

私が勤める会社は、子育てや家族のケアに重きを置いてくれていることもあり、働く時間は比較的融通が効く。(共有のスケジュールに「保育園送り」なんて記載している男性社員も多い。)

それもあって、最初の頃は「娘が下校に慣れるまで、17時に一旦切り上げます。」と言ってお迎えに行き、終わらない仕事がある時は、娘が寝た後に行なっていた。

その後、何回か1人で駅から自宅まで帰ってきたこともあったが、車通りも多く、娘も「迎えに来て」というので、夏休み目前の今も私は17時半に自宅最寄駅にお迎えに行っている

17時半に自宅の最寄駅に行こうとすると、17時には仕事を切り上げねばならない。(家から最寄駅までも歩くと結構時間がかかるので、在宅勤務の時も17時過ぎには切り上げないといけない)

今まで18時過ぎまで行なっていた仕事を、1時間前倒しで切り上げ続けているのである。

環境の力は大人にとっても偉大

仕事の内容も量も、保育園時代と変わっていない。

17時半に駅に着いていないといけない(保育園のように、少し遅刻しても預かっていてくれる訳ではなく路頭に迷う)という状況が、私に強制的に仕事を終わらせる

仕事が片付かない時は、娘が寝た後に行うこともあったが、夫が不在の日が続き、私が寝かしつけ(娘はまだ一緒に寝たがる)をしてそのまま寝てしまう日々が続くと、「緊急案件以外は明日の朝早めにやればいいか」と思い、残業をすることが減り、その分、仕事内容と時間がギュッと濃縮された。

そんな日々が続き、勤務時間が必然的にマイナスになることがあった。(9時〜18時だった勤務時間が8時半や9時〜17時になり、30分程マイナスになる)

ふと、この働き方もいいなと思い、フルタイム勤務を何年も続けた今、あえてこのタイミングで「短時間勤務」を申請してみた。

勤める会社の時短勤務申請は、“短く働く権利”を申請するような形で、この申請をしても時給は変わらないし、残業もできる。働かなかった時間分だけ給与から差っ引かれるという形

結局忙しい時に残業するので、フルタイム勤務となんら変わらない時間働くことになるのだが(=1ヶ月の中でマイナス時間が相殺される)、時間を気にせず17時に切り上げることができるようになり、心が少し軽くなった。

今は8時半〜9時頃に始業し、17時に切り上げて娘をお迎えに行く日々。

もちろん、これまで仕事を疎かにしなかった(信頼の積み重ね)、何かあったらすぐ対応する(広報の宿命)ということで、上司や同僚が、短時間勤務をしていても信頼してくれているからこそ成り立っている部分が大きい。

信頼と生活の狭間で、「ちょっと勤務時間を短縮する」という働き方を選んだ結果、娘は朝起きて元気に学校に行けている。今のところ風邪もひいていない。

ちなみに保育園時代にはなかったお弁当作りや宿題の丸つけなどが入ってきたので、残念ながら自分の時間は増えていない(笑)

ワークもやるよ。


それでも、私はこの生活が心地良い。

親の仕事に合わせて預かり時間を調整したり、娘の生活スタイルを変えたりするのではなく、今回は自分の仕事のスタイルをほんのちょっと変えてみた。

仕事を犠牲にしたという思いは1mmもなく、前向きに、納得感のある変更。

会社員という働き方を選びながらも、私は今後も働き方をアップデートしていきたい。

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