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小1の壁とは何なのか

小1の壁。我が家も必ずぶち当たるのだろうと思っていたものです。
でも、実際に小学生になるまで、壁の厚さも高さもわからないままでした。
それは、家庭環境や子どもの性質、親の働き方によって千差万別だからかもしれません。

娘もついに小学校1年生。
約2ヶ月が経ち、フルタイム勤務の会社員の私なりに感じた「小1の壁」を噛み砕いて記録してみます。

保育園と小学校の落差

我が家の保育園利用時間は8時頃〜18時半でした。

夫は在宅勤務のできない職種で毎日出社。
私は週に3日〜4日程出社をしています。

朝は夫が8時に送っていくこともあれば、私が在宅勤務で余裕のある時は8時半過ぎに預けることも。

仕事が少し早く終われば18時頃にお迎えに行き、立て込んでいる時は18時半、会議が入れば19時まで保育をお願いし、夕食を食べさせてもらっていたことも。

親が働いていることを前提にした施設なので、その恩恵を存分に受けながら、親の都合に子どもの生活スタイルを合わせてもらっていました。

しかし小学校は、保育施設ではなく、教育機関。
親の都合なんて知ったこっちゃありません。

小学校が始まると、「子どものスケジュール」が走り出します。

壁要素①子どものスケジュールの存在

決まっている登校時間や下校時間。

自分以外の、優先すべき融通の効かないスケジュールがででん!と登場しました。

これまでは親2人のスケジュールだけ考えていればよかったものが、今までほぼ何も考えていなかった3人目のスケジュールを考慮しながら動かなければなりません。
(家族の人数が増えればより複雑化するよね…)

登校時間は決まっているものの、下校時間は実は結構バラバラ

週に1日だけ下校時間が早い日があり、それ以外にも学校の予定次第で下校時間が変わることも多々あります。

下校時間を覚えられない母

我が家はそのまま学校の近くにある学童に行くので、下校時間はそこまで気にしなくて良いのですが、子どもと時間割や持ち物を確認するためには親も学校のスケジュールを把握する必要があるため、脳内キャパシティが結構取られます。

壁要素②子どもの話だけが頼り

保育園の時は、毎日先生と顔を合わすので、その場で子どもの様子を聞いたり、いつもと違う持ち物が必要であればリマインドしてくれたり、大人から大人への情報伝達の場がありました。

しかし、学校からの連絡はプリントやメール、子どもの話だけが頼り。

「○○ちゃん、予備の着替えが減ったので持ってきてくださいね」なんていう個人のフォローは、当たり前だけど皆無。

私「宿題のワーク持って帰って来てないけど大丈夫?」
娘「うん、先生が持ち帰らなくてもいいよって」
しかし、連絡メールにはこのワークから宿題が出ている…。

判断材料が少ない!

娘が持ち帰らなくていいと言っているワークが宿題に。

壁要素③宿題と勉強のフォロー

学校では毎日宿題が出ます。

今はひらがなを書いたり、時計の読み方を書いたりという簡単なレベル。

それでも時計の針を書く宿題が間違っていたりすると、一緒に時計を確認して直さなければいけません。(それなりに時間がかかる)

今の難易度であれば、大人はざっと眺めれば正解・不正解がすぐわかりますが、どんどん勉強が高度になった時、どこに躓いているのだろう?と把握しようとすれば、それなりに時間がかかることは必至。

今は簡単な宿題

壁要素④行きたくない!に出くわす

午前中、トーク機能付きGPSの通知が鳴る。

学校にいる時は使わない約束なので、何かあったのか?とボイスメッセージを聞いてみると、「今日はアフタースクール行きたくないから行かないよ」とのメッセージが。

突然通知が…

え!?今日は私も出勤してるんですけど!

慌てて、どうしたの?とメッセージを送っておくと、「図工の時間に顔が絵の具だらけになって行くのが恥ずかしい」とメッセージが。

親が心配するような理由ではなくホッ…。
(その後は何事もなくアフタースクールへ行った模様。)

保育園は、やりたくないことを無理に強要されることは少ないです。

どうしても嫌なら少し逃げていられるスペース対応してくれる先生がいる。

しかし学校だとそうもいきません。

今回は事なきを得ましたが、まだ小1なので鍵も持たせておらず、勝手に帰って来させる訳にもいかず、万が一の際に対応できる形にしておく必要はあるなと感じました。

余談:保育園は親子の悩みに寄り添ってくれる大人が多く、働き続けることが心配になることはほとんどありませんでした。小学生になると、子どもの拠り所はほぼ親のみになる(常時シッターさんなどがいる、3世帯同居などであればまた話は別かもしれませんが)。対処しているうちに、また対処できるような家族体制にしようとすれば、保育園の時より働き方の選択肢が狭まる。小学生になると短時間勤務制度がなくなる会社も多いけど、小学校低学年こそ必要なのでは…と感じる今日この頃。

壁要素⑤昼間に時間を取られる

保育園では、行事以外で昼間に親が駆り出されることはほぼありませんでした。保護者面談も、年に1回程度、夕方の比較的調整しやすい時間帯に設定されていました。

しかし、保護者会や個人面談など、基本的に先生の時間が空いている授業の合間などに行われるため、午前中や午後イチに予定が組まれることも多々。

4月は3回も昼間の時間帯に学校へ行く必要があり、半休を駆使して乗り越えることが多かったです。

壁要素⑥生活スタイルの変化

年長でもお昼寝をしていた娘の就寝時間は21:30〜22:00。
朝は7:00過ぎに起床していました。

しかし、慣れない小学校生活から疲れて帰ってくると、早く寝かせないと!と思うし、朝は6:20くらいに起きないと登校時間に間に合わない。

全体の生活スケジュールが1時間前倒しになりました。
(私の仕事の仕方も見直さないと成り立たない)

保育園時代のスケジュールはこちら↓

小1の壁の高さは自分で決めている

親の生活スタイルに合わせてもらっていた保育園時代。

小学生になってからは、これまで以上に子どものペースも考えなければならなくなりました。

翌日の準備も、保育園より複雑になった分、時間がかかる

18時半ギリギリまで仕事をし、これらをすべてサポートし、20時に寝かせようとしても時間的に無理が生じます

そのまま乗り越えていくのか(強固突破)
外注するのか(壁にハシゴをかけるイメージ)
家族でやりくりするのか(迂回路を探したりトンネル掘ったり)
親の働き方を見直すのか(壁を登る場所を変える)
…壁の乗り越え方もまた千差万別。

私の場合は、あ…働き方を見直さなきゃ
そう感じ、まずは自分の働き方を少し変えて、自分から見えている壁の高さを低くする方向に動いてみました。

成長とともに変化していくライフスタイル。
壁の要素の半分は、誰しも通る変化点。

「小1の壁」を通過した皆さんは壁を感じましたか?
どうやって通り抜けましたか?

働き方を見直した話はまた後日…。いいね押していただけると励みになります!

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