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潤うとは

9時前に起床。
瓶・缶のゴミを捨てに行くと大家さんが燃えるゴミを片付けている。ぼーっとしながら一瞬錯覚し、
「おはようございます。今日は資源物の日ですよね」
と発するわたし。


後から考えたら、きっと先日引っ越しした住人の出したゴミだ。


わたしは、とんちんかんな発言をすることが多い。注意深く、と思っても口をついてしまうことがある。思慮が浅いのだろう。
発想がカオスゆえのことかもしれない。散文を書く仕事には助かっている面も。


ところで、シャワーを浴びている間、体に水分を与えながら、ふと疑問が浮かんできたのだ。


「潤う」とは?
例えば地元の建設業は特に県や市町から発注を受け仕事をしている。そしてわたしですら県の業務を受託した広告会社や印刷会社などの外注先になる。昨年度お声かけいただいたのは、コロナ禍での県産品消費応援企画レシピ原稿や、佐賀市のCSO活動団体の拠点で行うイベントの広報サポート、佐賀県の「後世に残したい店」企画の一部店舗への取材・コピーライティング業務、など。

県内で話題になる企画のうち、純粋に民間事業者だけで行うものは少なく、入札により行政が発注する事業が多いという印象。県や市町がいろんな事業を立ち上げ、発注し、受けた民間企業から、デザイナー、ライター、カメラマンなど
いろんな「クリエイター」に声がかかる。


その一端を担わせてもらえることはありがたい。なぜかというと、ピンポイントの業務が多いため、打ち合わせ、企画、執筆、デザイン、入稿、納品…などと自分で動くより、頂いた一つの業務に専業で集中することができるから。ただ、企画書、コンペ、プレゼン資料作成…時間を費やしても、不採用になる場合も。

そんな感じで一年中、行政関連の仕事を中心に活動するというのは、将来的にどうなのか?と危惧している。


県内企業やクリエイターたちが持つ感性は、民間で経済を回していくことにもっと発揮されればいい。もちろん画期的な企画が行政にも多く見られるので力を合わせつつ、主体的に自主事業を回せる方向へとシフトしていくような意識が必要なのではないか。結局は自分たちで運転していかないことには、何かを生み出す力も、発展性も削がれてしまうと思うから。

民間人として一個人として佐賀をアイディアの泉で潤していきたい。

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