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批判されたとき、あなたならどうする??

学校には、
分掌というセクションがあって、
僕は「生徒会指導部」の主任という立場。

いわゆる体育祭や文化祭という
行事づくりの取りまとめ役です。

役職の宿命として
1000人規模の学校ともなると
何かを始めたり、
何かをやめたり
何かを主張したら、
生徒や職員からの批判は
避けられません。

通勤電車の中で
生徒たちの会話を聴いていると、
なんだかあの演出しょぼくない??
後夜祭のプログラム縮小するのふざけるな!
というやり取りが耳に入って
いたたまれない気持ちになることも
ありました。

時にはインターネットを介して
会ったこともない、
話したこともない、
しかも、
名前も顔も出さない人から
批判されることもあります。


なんで批判したくなるのか??

シンプルに断言するなら、
それは、
自分のほうが正しいと
認めさせたい、
認めてもらいたい
という気持ちがあるからです。

表向きは
批判することが目的ですが、
その背景にあるものは、
「認めて欲しい」という承認の気持ち。

僕自身、
なにかを批評しているときというのは、
心のどこかで
目線が上になり、
「こんな着眼点で論じている僕を
 スゴイと言って!!」
と思っています。

それは嫌味でも皮肉でも、
なんでもなく
「批判」という営みは
そういうものだと思えばいい。

なので、
批判に対して、
批判を返す、は悪手。
相手は拒否されたと感じるので、
ますます批判はヒートアップして
悪循環に陥るでしょう。

もちろん、
批判されるということは、
その批判の視点を
自分が持っていなかったり、
表現していなかったりと、
落ち度はこちらにあるとも言えるから、

そんな視点では考えていませんでした…
どうしてそんな発想が出るんですか??
指摘してくださってありがとうございます!
というふうに、
批判してくれた人を褒めてみるのが
一石三鳥の妙手。

批判されたことで、
感情的には複雑ですが、 
批判を受け止めることができて、
①相手も立てつつ
②自分の反省の材料にできるし
③人間としての度量も大きくなれます。

批判してきた人は、
自分の批判が上だったと認めさせた!
と、満足してくれますよ。

批判に対して、
まともにぶつかるのではなく、
やわらかく相手の敵意を吸収してあげつつ
ちゃっかり自分を高めるきっかけに
したいものです。

なーーんて
偉そうに・・・。

これもまた
間違いなく
「批判」の営みです。

だけど
「批判」は
自分の仕事をより良くための
大切な視点です。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。
これを読んでくださったあなたの
少しでもお役に立てたら嬉しいです。


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